MTF 公演情報 MTF」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    心に刺さる台詞がけっこうありました!

    ネタバレBOX

    ただ、彼はなぜ死を選んだのか?や、思わせぶりな台詞の裏の描かれていない部分がいくつかあって、そこが残念でしたが、面白かったです!
  • 満足度★★★★

    牧歌的な風景を残した地方都市、その地元高校に集う学生たちの青春群像劇。テーマの訴えは弱く表層的とも思えるが、その内容も含め、青春時代の恋愛・希望・懊悩などを高校時代から20歳代後半までの10年余にわたる時間を生き活きと描いている。”とどかない言葉”は、青春時代だけではなくどの年代にも共通したもどかしさがある。その象徴的とも思えるような言葉が随所で聞かれる。

    テーマに拘って観るというよりは、この悩みの特別な見方・扱い、その考え方に一石を投じるというところに意味があるように思えた。それは地方という閉鎖的な環境・状況ということではなく、日本の社会全体の風潮のようで、その縮図を描いているようだ。
    本公演は、平成29年度(第72回)文化庁芸術祭参加公演。
    (上演時間2時間) 2017.11.1追記

    ネタバレBOX

    セットは2階部を設え、上手・下手側に階段がある。一階部の中央に両開きドアがある。物語は2007年と2017年を描いており、その間の出来事は特に描いていない。

    物語は、ある地方都市にある野球強豪校における野球部員と彼らを取り巻く人々(女子マネージャー、チアリーダー部など)の高校生活。甲子園まであと一勝というところで出場を逃した高校球児。そのエース・ミツオ(成瀬正太郎サン)が野球部内の余興で演じた女装姿から、自分が性同一障害(トランスジェンダー)ではないかということに気付く。自分自身の戸惑い、自分に好意(恋心)を持っているチア部のテイ(笠原千尋サン)との関係を微妙な距離感をもって描く。

    ミツオの内面的な葛藤は、真に悩んでいるのか、そして自分に正直な気持を受け入れているのか、その過程が弱いのが残念。それは2007年の気付きと2017年の今の生活(BIDの人が経営しているBar)という間隔が、先に記した懊悩する過程を省略したためだと思う。むしろ、青春期の色々な悩み事の一つに性同一障害があると捉えた方が分かり易いように思えた。確かに自分の周りでもその悩みを聞いたこともなければ、もちろんカミングアウトされたこともない。しかし、性同一障害の悩みは第一には当事者の問題。そのことへの偏見的な見方、行為は社会の(風潮)問題。本公演では当事者の内面苦悩ゆえ、その表現を伝えるのは難しかったと思う。逆に偏見的意識、その社会的な視点から描いた方が分かり易く、問題意識の提起になったと思うが…。

    主人公を男らしい高校球児から大人になって女装する姿、表層的に悩みを見せようとしているが、むしろ第三者(高校時代の仲間)の好奇な眼差しが不安であり怖いという描き方である。地方で生きづらさを都会という雑踏の中に埋もれることで生きられる。

    ミツオはバッテリーを組んでいたフジ(南川太郎サン)が自殺し、その葬式に参列するため故郷に帰る。なぜ自殺することになったのか、その理由も曖昧のまま。都会(人の関わりの希薄)と地方(顔見知りが多く濃密)で生きる術(すべ)の違いを表したかったのか?ラストシーンは余韻ある印象付けしていた。
    この難しい生き方(性同一障害および大都会・地方都市の生活)の表現をアニメにしたチラシが象徴しているようだ。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 良かったですよお。
    心に沁みたあ。

  • 満足度★★★★

    多くのことを考えさせられる内容でした。

    ネタバレBOX

    ミツオだけでなく、人のそれぞれの人生を主題に描いていたところに、多くのことを考えさせられてよかったです。性同一性障害について理解を深め、一方で、人生について前向きに考えることができる、とても味わい深いものと感じました。ただ、甲子園出場を逃してからの展開が途中少し間延びしたように私には感じたのです。言いたいこと、伝えたいメッセージは多くあると思うのですが、焦点がややぼやけたようにも感じたのです。
  • 満足度★★

    作品的には表面的で深さが無いかなぁ・・・とかは感じたが
    性同一障害ってゆうものを紹介・説明するには
    まぁよいのか・・・・・でも作品としては~開演11分遅れるしなぁ
    あまし精度は無いかしら
    と思えた2時間+アフタートーク15分付きの作品

    ネタバレBOX

    ノスタルジックコメディと付けてた割りには
    笑いどころは少なく感じた~

    もっと観客にわかり易い説明台詞とか
    いろいろわかってもらおうとする工夫が必要では?
    とか強く感じたなー

    群像劇風になっててストーリーが散ったような感じも受けた

    骨組みを太くして各エピソードの肉付けバランスの増減を~と思ったですね

    各学級に一人はいる体外受精児みたく
    トランスジェンダーに悩む人間も身近にいるはず
    我々が気がつかないだけなんだ・・・という話はインパクトありました

    まぁCSIの主任ではないが
    人類が一段階ランクUPして争いが無くならないと・・・差別とか
    色眼鏡・・とかは無くならないでしょうねぇ(^-^;)

    20年活動してて9作目だそうですし
    活動の継続には賛同~♪
    東京のような都会では他人に深く踏み入れないから生き易そうだが・・・・
    田舎では人間関係の接続が太くて生き難い・・・との対比は理解し易かった

    主人公に恋するテイちゃんのメンタルの強さは驚嘆ですけど
    その出自とか(これは中途で田舎に戻ってくる主人公の女房役についてもだが)
    説明っぽいのを付けたりしたほうがーとかは感じたね

    狂言回しの”いっちゃん”はキャラ的に好みな立ち位置でした

    それにしても
    たしかアフリカの一部地方で
    性別の変化が当たり前に受け入れられてるトコの話があったが
    日本でもそういう事例が出てくれば・・とか思ったなー
    (けっこういい加減な感もある性別・・・)
    (第2時性徴あたりまでで性別変化とかあるようです・・・・)
  • 満足度★★★★

    中村中さんの唄う『友達の詩』で表現するところの大切に想う人との距離感のあやうさ、哀しさを痛感してしまう作品でした。
    何でも本音で分かり合える間柄であれば申し分ないが、今の関係性を壊したくないがために発生する距離感。
    友情であれ愛情であれ間違いなく相手を信頼し、思う存分に気持ちを共有したい思いは一緒のはずなのに段々遠ざかっていく物理的・精神的距離感がせつなく、羨ましいほど真っすぐな性格であっても報われるとは限らないのもせつない。

    トランス☆プロジェクトさんは一貫して性同一性障害をモチーフにした作品を当事者と一緒に創り続けているそうですが、本作ではノーマルな人達の人との関わり合いや自分自身が何者なのかも同時に問題提起されており、何だかもういろいろと悩ましいです。
    関わりたくない、関心もない人との対応マニュアルは簡単に(?)できそうですが、大切にしたい関係の築き方や自己表現にはいろいろなカタチがあって、あ~っもうホントッ悩ましい!

    ネタバレBOX

    性同一性障害者である主人公ミツオの現在はご多分に漏れず夜の商売でしたが、自らを「おかま」と称し、おちゃらけてみせる生活が彼女に幸福感をもたらしている様には到底見えない。
    せめて東京だけでも彼女みたいな人が会社や近所に当たり前のように存在する。そんな日常の方がとても楽しいと思うのだが。
    いろいろと問題がある中、トランス☆プロジェクトさんの活動が、そんな社会に少しでも近づく働きかけになっているのは間違いないと思えます。
    ミツオのこれからもどう進んでいくのか気になるラストだったし。

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