観て来たかどうかよく分からない。
寝ていた訳ではありません。あ、すいません。一瞬は寝たかもしれないです。「観る」というよりも「観せられた」。もっと言えば「体感させられた」とかのが正確なのかもしれません。
芝居で扱っている中枢の部分が概念寄りなので、観ていて決して分かりやすくはない。かなり速いテンポで捲くし立てる様な台詞の速さ。序盤は全く付いていけませんでした。掴みであるべき冒頭でまずちょっと惜しさを感じたり。ぶっちゃけ、役者の滑舌の悪さも理由ではあった。なので滑ってしまっている印象もあったし、それを承知の上で客を置き去りにしている気もしました。後者の可能性が見えた分、置き去りにされても着いて行こうと思えるだけの求心力が欲しかったですね。
演出指示なんでしょうが、キメの多い演じ方をしていたのはちょっと個人的に受け入れ難かったです。役者は女性陣のほうが惹かれたかな。鬼本ゆりなさんが気になってネット検索したけどすぐには過去情報が見付からず。あ、上手かったというよりは風貌が好きでした。はい。