演劇専攻2・柴ゼミ『大工』 公演情報 演劇専攻2・柴ゼミ『大工』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
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  • 満足度★★

    ■約75分■
    押しまくる作風に気圧されてちょっと疲れた。大工の活気を表現したかったのだろうけど、騒々しくてせわしないシーンが続くと、話を咀嚼するいとまが作れず困ってしまう。芝居にはやっぱり緩急が必要。
    内容についてはネタバレにて。

    ネタバレBOX

    我が国、ひいては世界の抱える今日的な問題を、“家”をキーワードに寓話として示した作品。しかし、寓話化が過ぎて、何を問題視しているのかが見えづらかったです。もう少しばかり、リアリズム寄りの作りにしたほうが伝わりやすかったのではないだろうか?
    『あたらしい憲法のはなし』もそうだったが、柴幸男という劇作家は、社会問題を扱うともうひとつピリッとしない。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/01/14 (土)

    無題2003(17-006)

    13:00の回(曇)

    12:32受付、開場。多摩美のキャンパスは3回目、「修羅と薔薇(2015/7)」「赤鬼(2016/7)」。

    本公演については偶然「アリスとリリスの晩餐会」に出ていらした畑中 瀬音さんから教えていただきました。「赤鬼」が驚くほどの快作だったのでまた多摩美を観たいと思っていたところでした。もうひとつ、多摩美といえば「妖精大図鑑(食堂にチラシがありました)」...過去作品に出ていた安部萌さんも本作に出演。

    「第九」と「大工」、大震災、家族。全編にわたって流れる「第九」、家を造り時には壊す「大工」、立体感のある変幻自在の舞台美術、整ったハーモニーに包まれた本作、勢いがあり、情熱があり、学生らしい一途さがあり、あらためて「赤鬼」は決してフロックではなかったと確信。「赤鬼」に出ていた湯川拓哉さん、小山薫子さんも健在。

    ベートーベン自ら指揮するのはオーケストラだけではなく、舞台上のすべての動き。みごとなタイミングとタクトさばき。

    終演後、時間があったので3年映像美術ゼミ上映会「ひみつのアッコちゃん(約30分)」を観てみました。小道具の展示があり、スクリーンに映し出されたセット(映像スタジオ内に造られたもの)などは実によくできていると思いましたし、特殊効果もなかなかのものでした。

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