座長芝居Ⅳ 公演情報 座長芝居Ⅳ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/04/09 (日) 19:00

    予告映像では「何でも出せる魔法使い」と「何でも消せる魔法使い」と謳っていたのでその手の話かと思ったら実は

    (公演が終わってるから言っちゃうけど)

    政権の醜聞を消すためにはありとあらゆる手段、スキャンダル、果ては殺人を用いるエージェントと、その陰に隠れ政府のスキャンダルを消そうとする者たちをあぶり出そうとする天才脚本家の戦いだった
    言い換えれば三流タブロイド紙と内閣情報室だか国家公安室だかとの戦いがメインストリーム・・・のはずなんだけど

    座長ってのはすげえなぁw
    本編のストーリーに関係なく(いや、伏線になってるのもあるんだけど)歌合戦に無茶ぶりに先輩いじりに揚げ足取り
    火花散る丁々発止を見せてもらった
    どこまで脚本でどこまでアドリブか分からない

    ネタバレBOX

    特にカプセル兵団吉久氏の(体感)20分に及ぶ映画及びアニメの怒濤の再現は圧巻

    覚えてるだけ書いてみると
    シン・ゴジラから始まって、スターウォーズシリーズ、ターミネーターシリーズ、ダイハードシリーズ、エクスペンタブルズシリーズ、マクロス、イデオン、ワンピース、闘将拉麺男、千と千尋、もののけ姫、紅の豚、ラピュタ、ナウシカ(順不同)・・・・・・指先での空中戦やミサイル攻撃も交えて、まさに「兵団ひとり」
  • 満足度★★★★★

    インターネットの功罪、その罪の方はフェイク記事や憎しみ心ない言葉があふれ、政治の世界では嘘でも強く言っ(書い)た方が勝ちという危険な世の中を作り出しているかもしれない。「偽ニュース」が巧妙なのは、いくつかの事実と嘘をうまく融合すること。それぞれ関係ない「事実」の点を「嘘」という線で繋ぎ人を誣いる。

    偽ニュースを拡散し、それによって翻弄された人…書店でフィギュアを盗んだ疑いで人生が転落していく。人の心の闇と社会の闇、その隠蔽しようとする問題を鋭く、そして軽妙に描いたブラックコメディ。

    映画「すべての政府は嘘をつく」(2017年公開)を連想する。
    (上演時間1時間30分)

    ネタバレBOX

    各劇団・団体の座長公演で、その表現力(丁々発止)は見事!舞台は素舞台であるが物語の状況・情景はしっかり浮かび上がる。その演技であるが、この劇場は真ん中に柱があり演出が難しいところもあるようだ。舞台上と劇場出入り口を閉じた壁を背に演技するシーンでは、同時に両方を観ることができないのが少し残念。

    物語…不都合な出来事は、それ以上のゴシップを大衆に与えることによって、”出来事”が隠せるという、まさに木は森の中といったもの。最悪の隠蔽手段を面白可笑しく観せる。

    梗概…失職した男(ネコ脱出主宰・高倉良文サン)は、ナックルパーク編集部にスカウトされるが、そこはダーク・ゴシップにまみれ、偽りまたは捏造する、そんなブラック企業である。彼がフィギュアを盗んでニュースになっていたころ、別の事件が起きていた。その事件を隠蔽するため国・内閣調査室が仕組んだ謀略だということが判る。国(政府)にとって不都合なニュースは、より国民に興味を惹かせるような事件を起こし隠す。この隠蔽(消す魔法)と事実・真実を暴く(出す魔法)との戦いの行方は…。

    本公演は、大企業における組織的犯罪や公的機関における隠蔽工作ニュースが日々報道される? 現代社会を生きる今、「個人はどう情報を収集し分析するか」を鋭く問うているようだ。現代は非常時でもないのにデマが世界を駆け巡り、本公演にあるようなウソで人を誣いる。また、”でまかせ”発言、”つぶやき”情報が溢れ、真実より見たままの事実が大事との気分、風潮が蔓延している。そのうち何が本当のことか分からなくなる。
    人はデマやウワサに惑わされやすい。その根っこにある人間の弱さに警鐘を鳴らすような公演、観応えがあった。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    最高でした!!!
    座長芝居は3だけ行けず3回目の観劇となりましたが
    相変わらず、と言うかよりパワフルになっておりました。
    今回の4は骨太のストーリーもあり意外でしたが
    円盤ライダー渡部さんのあの格好見ると座長芝居だと思ってしまいますね。
    ひしめく座長達の中で座長芝居1から出ているメンバーはどうしても飛び抜けて見えるのは贔屓目かもしれませんが。
    見事な年に一度のお祭りでした!!!

    ネタバレBOX

    興奮さめやらずネタバレにも
    とにかく序盤の渡部さん中盤の吉久さん
    そして全体を主役として駆け抜ける高倉さんが素晴らしい。
    渡部さんのパンティーのくだりで「女性が履いて初めて~~」あたりはアドリブだったのでしょうか?
    高倉さんの表情からしていきなりな感じでしたが、キャラを全く壊さずアドリブっぽくなく無茶ぶりをしていたなら凄いです。
    またアドリブじゃなくてもそう見せるバランスで受け止める高倉さんも凄い。めちゃめちゃ笑いました。
    その後の渡部さんの「ドゥーサバイブ」個人的に声が好きなので聞き惚れますね。
    あの歌もぶっこんだと高倉さんが言ってましたが世界観を壊す事なく(むしろそのあとも座長さん皆歌ってましたし)歌った渡部さんの脳ミソどうなってるんだろ。
    見終わった後考えたらあの歌以外の可能性がありませんでした。恐るべしチョイス。
    中盤は吉久さんの一人芝居に大爆笑、感心します。
    ハリウッド映画ネタからジブリ、ワンピースと吉久さんの知識の波に飲み込まれました。
    渡部さんも吉久さんも脳ミソどうなってるんだろう。
    座長さん達のオーラ、パワー凄かったです。
    来年も期待してます。

    あ、渡部さんが最後マフラー姿で登場した時右手無くなってました?凄いサバイバルをしてきたのかなと後で想像を掻き立てられました。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/04/04 (火) 19:00

    価格3,800円

    とにかく面白かった!!こんなによく練られた面白い脚本と、凄い役者さんが揃ってるの、久々な気がしました。
    チラシの「何でも出せる魔法使いと、何でも消せる魔法使い」からファンタジーかな?と思ったら、予想外にハードでリアリティがある社会派の芝居。
    かといってぜんっぜん堅くない!!
    というか、めっちゃ面白い。
    ネタの面白さもあるし、何気ない動作も面白くする座長さん方の力量に舌を巻く。
    一人一人が凄いエネルギーと存在感がある座長さんの本気にぶつかり合いに立ち会えて、良い時間でした。

  • 満足度★★★★★

    今回初めて見たのですが面白かったです!各座長さんの劇団の雰囲気を彷彿とさせるような(あくまでも妄想ですが)感じもありました。吉久さんのひとりカプセル兵団(!?)が最高でした!今まで知らなかった座長さん達の劇団も見に行ってみたいです。

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