ダークマスター東京公演 公演情報 ダークマスター東京公演」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
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  • 満足度★★★★★

    料理すると当たり前だけどいい匂い。みんなオムライスとか食べたくなったんじゃないでしょうか。とにかくセットがすごい❗
    帰りに洋食屋を探せず牛丼で我慢しました。

  • 満足度★★★★★

    最高。期待していた以上に最高だった。

  • 満足度★★★★★

    マスターと若者の奇妙な融合、中国資本の台頭、暴力、セックス、循環構造をにおわせるラスト……などなど、寓意を読み取ろうと思えば膨大な情報量があって、でもそれはそれとして巻き込まれた奇妙なシチュエーションにゾクゾクしながら腹を減らす……というのが、まずはこの作品の味わい方であろうという気もした。

    さまざまな仕掛けと刺激と隠喩に満ちた3.5次元くらいの観劇体験。不穏な空気に背筋がざわつく、油断のならない2時間20分であった。

  • 満足度★★★

    ■約140分■
    チラシの文から本作が資本主義についての劇なのだと観客は知らされるが、単なる奇譚の姿をしたこの劇の何がどう資本主義的なのか、それを考えつつ鑑賞するのは刺激的な体験でした。

    ネタバレBOX

    イヤホンから聞こえる声と役者の生声がかぶるくだりは生声が聴き取りづらく、少しもどかしかった。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/02/10 (金)

    イメージを限りなくリアルに作りこみ、アゴラ劇場のステージの隅から隅まで、別世界となった。こだわりの度合いが尋常でない。そして、人がそこに入ると益々リアルに、場が生き生きとうねり出す。見事と言う他ない。「話」の着想と、それを徹底したリアリズムで作るこだわり、アトラクションに酔った。
    この物語を前へ突き動かす原動力は、何か漠とした、原始的な感覚で捉える他ないものだ。それを感じようとする感覚と、目前で起きている現象への興味とが手を携えて、この観劇を強烈な体験にした。

    ネタバレBOX

    原作がある事を後で知ったが、ペニノの作品として、一見爽快な、だがやはり恐ろしげな、演劇世界が作られていた。『地獄谷温泉 無明の宿』の赤裸々さと、深層心理に訴えかけるような、要は不気味な(日常感覚の盲点を突かれたような)ストーリー性と趣向は、今作に引き継がれている。
    疑問が残る部分(説明が省かれ、こちらで補うしかない部分)もあったが、精緻な建造物を思わせる演劇の形態にただ圧倒される。作り込まれているのは舞台装置だけでなく、人物も然り。「バカうま」という設定の料理を実際に作り(それも一皿二皿ではない)、役者が食う。
    あるテーマが確実に流れているが、一つに収まる作品ではない。
  • 満足度★★★★★

    こまばアゴラ初(?)のレストランを舞台にした演劇らしく、調理風景や、コックとお客さんとのふれあいや野球中継の映像など今までなかった要素もあって、観客も楽しめる感覚て135分、飽きずに楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    観てきた!

  • 満足度★★★★★

    本格的で素晴らしい。いい匂いがして腹が減りました。

    ネタバレBOX

    自分探しの旅をしている若者を、人間を超えた存在が料理人の技を付けさせることで一人前にする話。

    二時間半、ずっと引き込まれっぱなしでした。

    本格的に火を使った料理芝居でした。ふわふわオムライス、ステーキ、ナポリタンなどは本格的に作りました。コロッケや野菜炒めは途中からでした。若者がマスターの作ったオムライスを食べたとき、手前に何か物が置かれていて手元が見えなかったのは残念でした。中国人に出したときのステーキは、フライパンから出した後の塩コショウがなくて詰めが甘い感じがしました。

    最初に若者が水を飲んだとき一杯だけでした。喉が渇いていてしかも飯は食わせてもらえない状況なのですから二杯以上がぶがぶ飲むのが普通だと思いました。ラストに、別の自分探しの若者が二杯飲みましたが、それなら逆でも良かったのではないかと思いました。

    男として自信が付くことは良いことですが、不遜な態度を取りがちになるのが人間の常なのか、二階に消えたマスターや新しい若者の出現などで、杜子春の夢のようにも感じました。

    米粒大のイヤホンを付けたもう一人の人はマスターのことなのか、それとも近隣に別の人がいたのか気になりました。

  • 満足度★★★★★

    椅子が低く、さらに座面の下に足が入れられないと尻の一点に体重がかかってしまい長時間だと痛くなる。が、そんな苦痛に耐えてでも見る価値がある。イヤホンから音を聞きながらの覗き見のような体験は、今までのペニノの作風に通じるもので、見ているというよりまさに体験しているかのような後味を残す。必見。

  • 満足度★★★★

    面白いが、お尻が痛い。140分。

    ネタバレBOX

    大阪のとある個人洋食店。不機嫌なマスター(緒方晋)の店に35歳で一人旅してる若者(井上和也)が立ち寄りオムライスをご馳走になる。味を絶賛する若者に、小型イヤホンを無理やり装着し、ワシが指示するから調理しろと店を任すマスター。ドタバタしつつも次第に料理や客のリアクションに充実を覚える若者。そして、この店に脱サラした一人旅の男がやってきて…。
    若者に指示を出すマスターの声を、客も配られたイヤホンで聞くという臨場感あふれる演出。という点もさることながら、マスターと若者のシンクロとか、ほかの人もイヤホンつけるとか、中国人の産業スパイとか、監視カメラとか異様にメカニック店内とか、ところどころに引っかかるシーンがあって、思考に迫ってくるとこがいい。コメディなとこもあるし、社会派なとこもあるけど、呪われた食堂というホラーな印象かな。

    けっこう急ぎで平らげないといけない役者たちは大変だなと。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/02/02 (木)

    正面にリアルな喫茶店のカウンター、そしてどこからともなくいい香りが・・・
    音、映像の使い方が面白かったが、奥に座ったため映像が見えにくかったのが残念。
    座るなら下手のほうが見やすいと思います。
    色々とわからない部分があったのだが、それは個々の想像でいいのかな。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/02/02 (木)

    ネタばれ

    ネタバレBOX

    庭劇団ペニノの【ダークマスター】を観劇。

    以前に一度だけ観た劇団で、ここ最近、岸田戯曲賞を取っている。

    大阪のさびれた街で、夢も希望もない30歳過ぎのバックパッカーが洋食屋で食事をしている。
    そこの店主は無愛想で、人生にくたびれた様子なのだが、作る料理はすこぶる美味しいようだ。
    そしてそこの店主の勧めで、彼が代わりとして働く事になるのだが、料理を作れない彼に、店主は彼の耳の中に極小マイクロチップを埋めて、遠隔操作をして、全てを任せていくのである。

    料理を作った事のない青年が遠隔操作でどのように作っていくのか?
    そこが今回の見せ場でもあるのだが、これは演劇としては初めての試みではないかと?と思うほど手が込んでいて、遠隔操作をされている青年と同じ条件で、我々が体感出来る仕掛けがなされている。
    そして郷愁を感じさせる古びた店内、目の前で作られる料理の数々、その匂いが充満している劇場内、視覚、聴覚、嗅覚を同時に感じながら演劇を観賞していくという状態だ。ただそんな設定は、あくまでも青年と同じ位置に我々を置いただけで、描かれるのは青年の人生観だ。
    そして将来に展望を感じた青年がどのようになっていくのか?
    ラストのオチとその背景で一瞬に行われる行為は、捉え方次第で拒絶するかもしれないが、そこでどのように感じられるかが今作の面白だ。
    達観か?虚しさか?

    かなりのお勧めである。

    もし今作を観るのであるならば、舞台正面の真ん中から下手の席に座る事をお勧めします。
  • 満足度★★★★★

    ダークマスターの世界、堪能しました。ふたりのやりとりが丁寧に丁寧につくられていて。こんなにじーっと芝生を観察したのは久しぶりかも。そう。観劇ではなく、観察ですね、観察。

    ネタバレBOX

    最初にオムライス作るとき、バターで炒めてると、香ばしさで鼻がヒクヒク。
    途中でイヤホンとって、声が聞こえない状態というのも経験すべきだったかもと、帰宅後。でもそんなもったいないこともなかなかやりづらいやね。
  • 満足度★★★★

    2時間。天井も床も舞台も作りこんであることに目を見張る。一見寓話風で、笑えて、もやもやしたものが残り、お腹が減る。

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