満足度★★★
鑑賞日2017/02/26 (日)
『君がいた星』以来のアンティークスさん。『君が…』に比べると、ストーリー進行上のご都合主義的な無理も感じず、素直におはなしに乗れたと思う。
ヒロイン・岬(演・金原詩歩さん)と実体験で重なる部分があるため、過度に感情移入しているとは思うが、父母・兄妹の家族との「再会」「団らん」「別れ」の描写はダイレクトに涙腺に来てしまい、観劇中、こらえるのに、かなり難儀した。「下町の、貧しくとも・つつましく・幸せに暮らしていた一家」という風情、ヒロインのみならず、家族を演じた4人の役者さんの力量が寄与するところも大だと評価する。
また、設定がトリプルのパラレルワールドなため、他の方のコメントを拝見すると、頻繁な場転について来れない観客もおられたようだが、この辺りは(大変失礼な言い方で恐縮だが)観客個々の読解力のレベルの問題かと考える。
気になった点。本作の脚本家さん、『君が…』のときもだが、「宇宙人」に何かこだわりがあるようで、それがストーリーのキーワードであった『君が…』ならばともかく、本作においての「宇宙人」が絡む一連のセリフには、終始、違和感を覚えた。必要でしたか、「宇宙人」?
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/24 (金)
初見の劇団さん。劇団紹介の欄に“日常の延長にもしかしたらありそうな不思議な物語を上演”と書かれていましたが、まさにその紹介に相応しい内容の作品だったように感じます。現実シーンと回想シーンが頻繁に入れ替わり少々ついていくのが難しい気もしましたが、よく出来た脚本でサスペンス的な要素もあり見応えがありました。役者さんの演技力も高く(特に家族役を務めた5名の役者さんは素晴らしかった)、他の作品も観てみたいと思いました。家族に限らず、仲間であってもモノであっても一つ一つの存在の大切さを考えさせてくれた素敵な作品だと感じました。大満足です。
満足度★★★★
前回より
わかり易くなったかなと感じた約2時間弱の作品
完全なる首長竜の日
異人たちとの夏
君と僕のアシアト〜タイムトラベル春日研究所〜
(↑は主人公姉妹の関係って感じでしょうか)
などが雰囲気近いかなぁと・・・・
満足度★
やりたい事はわかったけど、役者の力量が足りなさ過ぎて、或いは演出が雑過ぎてひどかった。開始5分でつまらないと思った。
シーンが急展開すぎて、ついていくのがやっと。再演らしいけど、何で再演するのかわからないくらいつまらなかった。
やるなら役者のレベル上げろって感じだって。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/23 (木)
久しぶりに、脚本、構成の良い舞台を観劇出来ました。シリアスな場面あり、お笑い、コミカルな場面ありと2時間飽きさせることなく転回されテンポがよかったです。お父さん、お母さんの下町風情なキャラクターが良い味を出し昭和の雰囲気を彷彿させていました。(横浜山手は、本当は、高級住宅地ですが笑)妹役の女優さんと、お姉ちゃんのわかれのシーンでは、涙が止まりませんでした。浜っ子としては、情景も目に浮かび万博なと懐かしく感じる是非なオススメな舞台です。一緒に行った友達達も、大感動して泣いていました。
実演鑑賞
満足度★★★
演劇祭に参加されている再演作品ということで、期待しすぎたのかもしれません。
私の理解力が乏しいせいだと思いますが、物語はわかりやすいようで難しく、2時間近い公演時間はかなり長く感じました。場面転換も多いので、映画化されれば良い作品になるのではないでしょうか。
小さいスペースを動き回り、それぞれの場面を伝えることの難しさは見ている人間以上に役者の皆さんが苦労されていると思います。
他の方の書き込みを拝見する限り、もっと良かった回があったのかもしれません。残りの公演がもっと良くなることをお祈りしています。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/23 (木)
とても感動しました。面白かったです。
人と人との繋がりの大切さと、人の温かさを感じる、全体的にみてとても”温かさ”を感じた舞台でした。
そして、主題である人の生死について考えさせられる舞台でした。
私が印象に残ったのが、
まず、空間の使い方がとても上手いな、すごい!と驚き、感嘆させられたことでした。笑
(私は舞台関係の人ではないのですが、(笑))
空間を、こんなにも利用できるものなのか、なるほど、場面の切り替えにはこうやってするのか、と勉強になるくらいでした。←笑笑笑笑
ワンシーンワンシーンが濃く、とても内容が詰まっていると感じました。
そして、主人公を演じていた方の場面の切り替える様にすごいと心を惹きつけられました。
一瞬で各々の人間関係が描かれ、家族のシーンでは、すっと、まるで主人公も一緒なって子どもの頃に戻ったような、幼くなったような錯覚を覚えるほどでした。
舞台中に、アクションシーンがあったのですが、自分は舞台で間近にして大きなアクションシーンというのを初めて見たので(わぁ、舞台だ、あれ、生でやってる‼︎)感をすごく感じました。笑w
それとは対照的に、主人公が家族と一緒にいるシーンでは、一つの温かい家族風景を、枠で切り取って、リアルなテレビを見ているような、一つの家庭の姿を覗き見してるような、そんな感覚がありました。
人間関係についても、登場人物の各キャラクターが生かされていてどのキャラクターも人間味がありとても個性的だと感じました!
メッセージ性が強く、心に残る舞台だと思いました。
自分も、自分の周りにいる人、そして家族を大事にしよう、と思った素敵な舞台でした。
満足度★★★★
子供の頃、一瞬のうちに家族を亡くした、ひとりの女の子。家族の大切さを考えさせる話か、それだけでは無いかも知れません。2時間弱の舞台でしたが、脚本がとても上手いと感じました。もちろん俳優さんも。決して分かりやすい話とは言えません。現実か頭の中の話か分からなくなります。謎もあります。でも最後まで飽きずに見せることの出来る芝居作りでした。最初の10分で観客の心を掴んだのです。
満足度★★★★★
アンティークスさん、初見でしたが、楽しめました。お気に入りの劇団がまた一つ増えて嬉しいです。
以前にこの劇場でみた舞台も良かったので、私には縁がある劇場かも知れません。
ストーリーは、最後まで謎が続いて、主人公の感情に寄り添いながらも、展開をたのしめる内容でした。観客席も笑いあり、すすり泣きありのあったかい物語でした。
全体的に静かなな流れですが、退屈せず、音楽や照明がよく効いていたと思います。
アンティークスさんには、今後も注目していきたいと思います。
鑑賞日2017/02/22 (水)
再演ということで、伝えたいことは明確でよくわかりました。
役者陣の中では坪和あさ美さんの演技が光っていました。年齢の違いによる演じ分けとか、雑巾の使い方とか。
満足度★★★★★
2時間弱の公演時間がアッと言う間に感じる位、舞台に引き込まれました。役者さんは皆さん良かったですが、特にヒロインと妹役の女優さんは素晴らしく、最後のシーンでは40歳のおっさんなのに涙が出てしましました。限られた狭い空間の舞台の中で色々なシーンや登場人物各自の感情が表現されていて、本当に素晴らしい公演でした。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/22 (水)
水曜の仕事帰り、観させて頂きました。
心も身体も疲れた自分には、とても有り難かったです。
約2時間、隣の家族みたいな感じで観ていられました。
時には、家族の一員で。
とても素敵な家族だったんですね。
自分は作れているのかなぁ〜、なんて思いながら。
大切な人は、ずっと側で見ていてくれる。
素直な気持ちで、そして人に優しくなりたい。
なんか、そんな感じになりました。
暖かさ、優しさ、家族、友人…、たくさんの思いに気付かせてくれてありがとうございました。
素敵な舞台でした。