満足度★★★★
鑑賞日2017/01/14 (土)
ヒロインのカトリエを初めとする、癖のある人物たちが登場し、ドロッとした感触のストーリーを(この団体の特色である)サラサラと流れるような身体表現と共に展開していったのですが…
ラストがなんと、宝塚の大階段でのフィナーレみたいな、明るく華やかなトーンに大転換!
それまでのドロドロ・ストーリーはなんだったん!?と呆気にとられたんですが、まあ、後味の悪いまま終わるよりも、良い意味で気持ちが切り替わった状態で、夢(芝居)から現(うつつ)に戻れて、アレはアレでありなエンディングなのかなぁ?と寒風吹きすさぶ中、すっかり獣の仕業さんに手玉に取られたオッサンは襟をおっ立てて帰路につきました、とさ♪
満足度★★★
鑑賞日2017/01/14 (土)
価格2,000円
本当は☆4つです。ここには評論家ではないいち観客の私情でしかないことを自覚して書くと決めているので、あえての3つです。
獣さんの感想は、いつも似たものになってしまうのですが、とにかく完成度!社会人劇団と腹をくくっている人たちにここまでやられたら、プロを目指して活動している人たちはどうしたらいいやら(・・;)
立夏さんの才能に感嘆。いわゆる「演出」の部分と、役者さんを使うことのうまさ!引き出す意味でも、部品として使いこなす意味でも。
言葉やストーリーに依らない抽象的なお芝居は得意ではないので、実はあまり心が動くことはなかったのですが、「なんかすごいもの観てる」感がビシバシ。
完全素舞台で役者が引っこまないということは、常に6人が見えている、常に6人が表現している、行き届きっぷりも素晴らしかったです。
あと、衣裳がかなり好きでした!黒一色でありながら、キャラクター分けが明確でかつバランス良くて。
これで2000円。理想の小劇場劇団のひとつです。
寒波来襲中で寒すぎて電車で行きました。これがなかったらグッズ買ってました。