満足度★★
帰宅して思わず「執事」を検索してしまいました。執事が男性でなければいけない訳ではないけれど、やはり使用人を司るのが執事らしいので、アジン以外の人たちは小間使いとかメイドなのではないでしょうか。それを全員執事としたのは単に羊たちと引っ掛けたかったからなのでは?それにしても沈黙なんてしてないし。小説家になったらしい執事(?)の一人が執筆していた部屋を、見学に来ていた騒がしいおばさんご一行がそこで上着を脱ぎ捨てるとそのまま騒がしい小間使いになると言う展開はおもしろかったです。どうやら首のリボンが白い人は幽霊らしかったですが、アジンが本当はどうしたかったのかがよく分かりませんでした。
満足度★★★
執事と羊がかかったコミカルサスペンスかと思いきや!
17世紀の欧州っぽい雰囲気の世界観にシェイクスピアのエッセンスが加味され、支配からの卒業を試みる羊のような奴隷的存在の執事たちの物語だった。
物語のプロットも世界観も素敵で面白いが、登場人物が多いため関係性とキャラクターの説明的なシーンがかなりロスって、テンポを悪くさせていた。個々の役者さんの演技もキャラの作り込もよかったので、少々残念。
オープニングの設定共有の件と展開がとても面白く良かったので、その感じで執事たちのキャラも理解できると良かった。
満足度★★★
もう少し納得性があれば...勿体無い
舞台美術は物語を観やすくするよう工夫して作り込んでいた。しかし内容に謎(疑問)が多く、その展開はまるで霧の中をさ迷うようで手探りだ。
シェイクスピアの「ハムレット」をイメージさせるが、似て非なるものかもしれないが。ハムレットが父の死の真相を知ってもまだ...To be,or not to be: that is the question.と悩み独白するのと違い、本公演のラストには明確な思いが発せられる。その思いを激白する、演技は熱演なのか怒声なのか判然としないが、迫力は感じられる。
(上演時間1時間40分)
満足度★★★
執事?沈黙?
私が思う執事とはイメージが違い過ぎて、違和感しかありませんでした。
そして、沈黙の意味もよくわからなかったです。
違うタイトルなら、こちらの受け止めかたも違ったのに、と思いました。
満足度★★
沈黙じゃあないし・・・
フライヤーに惹かれて いったいどんなイケメン執事が謎を解き明かしてくれるのだろう♡ と勝手に思い描いていたものとはかけ離れていた・・・
もちろん執事が男性でなくてはならない必要はないが。しかしアジン以外の彼女たちは執事ではなくてメイドでしかないように思えた。 舞台セットや衣装は雰囲気があり 芝居のオープニングの切り替えの場面は良かったのだが ともかく賑やかを通り越した騒々しさに 少々辟易。 使用人のもめごとで話が進んでしまって サスペンスはどこに行っちゃったの~? 作品自体には少々残念な感じだったが キャストの役作りや滑舌は良かったです。 次回作に期待をこめて 今回は厳しく☆二つ
満足度★★★★
観てきた!
タイトルからコミカルな内容を想像していたのですが、ガッツリシリアスでした。
舞台セットや衣装、小道具など、世界観を丁寧に丁寧に積み上げていっている印象を受けました。
重厚な世界観はとても好みです。
かなりオーバーアクション気味の演技が散見されましたが、
この世界観なら逆にありかなー、なんて思いました。
登場人物では食堂のお祖母ちゃんの演技がとても印象に残りました。
満足度★★★
雰囲気ありました
妖しい館という雰囲気があり、キャラクターも独特の雰囲気を醸し出していました。ストーリーは、本筋に行くまでが長く、まとまりに欠けている気がしましたが、役者さんの熱演もあり、段々惹き込まれました。ちょっと分かり難さは感じましたが、興味深い舞台でした。
満足度★★★
おしい
勝手に執事は男性、メイドが女性と思っていたので、少し戸惑った。
騒がしいほどの個性豊かな執事達が各々魅力的だったのだが、ストーリーがどうも・・・・まだ上演中の為はっきりは書けないのだが、なんか残念。
いっそコメディ風にしたほうが個々が生きてきたのでは。
満足度★★★★
海外ミステリー風ブラックユーモア添え
出だしから西洋のいわくありげな雰囲気をまとった イイ感じの舞台。
ただ中盤において少しピントがぼやけてしまい序盤と終盤が面白かった。というちょっと変わった感想となりました。
女性らしい気品と聡明さが特徴的。
ハムレットを彷彿させる遊び心もとても良い。
満足度★★
テーマはとても興味深いでも、、、
まず、申し上げたいのが、終始うるさい。やたらわめき声をあげられると、正直集中力が途切れてしまいます。それはさておき、、、
最後に提示されるテーマ、それはタイトルに暗喩として示されているのだけれど、最後になるまで判りませんでした。オープニングは何に繋がるのですか?民族間の諍い、レズビアン、仲間意識、母国語、自己選択的な人生、人間の階層や不幸、迫りくる戦争、軍需産業、様々なテーマが見え隠れするのですが、それがどこにも収斂されて行かないというか。人物の配置もバラエティーに富んでいるのですが、それがバラバラに動いているだけというか。息子の嫁の存在意義は?(彼女は何に苦悩しているか、想像できないし)主人公のアジンの性格豹変の経緯は?