大悪党 公演情報 大悪党」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    差は去りながら・・・
    '悪党' はいなかった。欲はあった、生きていた。感情はあった、生き延びようとしていた。出来事は唯一だが歴史も感情も多様。多様なものを唯一化して共通化した先に見えるディストピア、違いが消えれば愛も生も絶えるだろう・・・ と底なしの空想に溺れる。

  • 満足度★★★

    色々難点はあるが、旗揚げ公演ということである。おめでとう!
     時は西暦3000年頃の日本。第三次世界大戦も終了しヒューマノイド、アンドロイド、サイボーグ、人間などが覇を競っている。(追記後送)

    ネタバレBOX

    他地域ではヒューマノイドを奴隷扱いしている地域もあるようだが、日本は比較的進んでいて、ヒューマノイドの権利は政治家になることもできるほど進んでいる。然し、それはまだ人々の心に迄定着しているとは言い難い過渡期でもある。このような状況下、某所に設けられた秘密のスペースでは、ヒューマノイドの政治家、保守系の政治家そして富豪らが会議を開催していた。
    この秘密基地には、政治家、資本家など特別な者達以外は入ることを許されていない。当然こんなスペースが在ると言うこと自体、一般には知られていない。都市伝説的な風評はあるが、それも大衆の不安を意味する他大した意味もない。それをいいことに特権階級だけが甘い汁を吸っているのである。
    ところでこの世界、一枚岩ではなかった。政治家は保守層と改革派に分かれ互いに牽制しあいつつも利用し合っていた。喫緊のテーマは、近く提出される予定のヒューマノイドの権利を人間と同等ものにする法安である。無論この法には様々な要素が含まれて居る。
  • 満足度★★★★★

    ちょっと怖い1000年後の日本
    登場人物全員のファッションやメイクがカッコイイ。
    どんでん返しが何度もあるストーリーはもっとイカしてる。
    中野新橋の小さな会場は本当に「地下サロン」と化し、小規模ながら濃密な雰囲気でステージを堪能。

    政治家の裏の顔というよりは、もっと壮大かつ怖いテーマだったので、戦慄を覚えました。

    ネタバレBOX

    人間対ヒューマノイドの戦いで、今回はかろうじて人間が勝ったが、今後はどうだろう?
    最後のシーンはいつの日か人間を支配するようになるヒューマノイドの新たなアダムとイヴの誕生か!?
    映画『猿の惑星』シリーズを思い出した。

このページのQRコードです。

拡大