満足度★★★
不思議な空間でした
6月に「太陽」を観劇し、其の一も其の二も観ていないのに其の三を観てきました。とてもあの人数で演じられているとは思えない仕上がり、怖さというよりも違和感がずっと付きまとう奇妙な空間でした。仲村トオルさんは声が素敵。瀬戸くんは本当に作品を選ばない俳優さんだなあ。
満足度★★★★
「其ノ弐」に続き観劇
震災後の光景が重なった前作では、「能」の基本構造(死者が現前し生者が鎮魂する)の上に「村ごと消失した」現代の風景を重ねて印象的だったが、今作はまた随分それと風合いが異なった。科学的合理主義を推し進めて管理下に敷こうとする権力と、科学的知見を揺るがすような「遠野物語」の逸話をめぐって対立する「検閲」の場が舞台になっている。ユニークなのは柳田国男(に当たる人物)の検閲を担当する事になったのが大学の研究者である事。舞台は検閲が為される過去とも近未来とも見える「実世界」と、検証事例に扱われている遠野物語の逸話の「再現」を組み合わせた構成で、話は「議論」に収束して行く事になる。
遠野物語に収められた話は不可思議なもので、それがどこそこの村の二年前に死んだ某の話だったりする。科学・非科学の論争に流れるのは自然だろう。が、広くて深いテーマだけにこの題材にどうつなげるのか、難しいところだと思う。時代に対する作者の見方が反映する所でもあるが、少々一般的に思えたのが残念。
満足度★★★★
不可思議
まさに不可思議を探求するような。方言がなくなっていたら文化も何もあったもんじゃないでうよね…。なるほど、と頷きながら観ていました。3F席からだったのですが舞台全体を観ることができ面白かったです。
満足度★★★★
刺さった。
最初は眠たかった。なんでだろ。
でも最後、刺さった。泣いた。
私が上手く生きれてないのは、これかも知れないと思った。
背景の風景画、最高にステキだった。最初はわからんかったのに、最後はみえてきた。
満足度★★★
心地よい世界感。
仲村トオルさんに圭哉くんに瀬戸くん!
運よく、1階の補助席が買えたので、見下ろさずに観られました♪
お芝居きっかけで、図書館に【遠野物語】を予約してみました。
満足度★★★★
一寸テイストが変わった
劇団イキウメの前川が、世田谷パブリックシアターと提携しての 「奇ッ怪」 シリーズ第三弾。今回は柳田邦夫の「遠野物語」のエピソードをいろいろと溶き混ぜての作品だが、今までのシリーズ作品とは少しテイストが違ってきているようにも思う。役者陣の役割、特に中村トオルの存在感はしっかりしているが、何か物足りないようにも思えた。
満足度★★★★
良かった☆
とてもシンプルなセット。背景の真っ赤な″絵″のようなものが印象的!
仲村トオルさんは、声も良く 素敵でした! 前川さんらしい 不思議な感じの舞台でした。
満足度★★★★★
故郷を思い出した。」
舞台セットの面白さ、照明の見事さ、音響効果の絶妙さ、そして演出家の意図を見事に体現した演者たち・・・・・素晴らしかったです。
私の故郷もどんどん薄まってきています。
里帰りするたびに変わっていく風景・・・うっそうとした神社の森も無くなり、その裏に高速度御路が通り、生活道路も整備され、魔物たちが棲んでいたと思っていた闇がすっかりなくなってしまいました。
そんな感傷も含めて、この舞台に呑み込まれた私でした。
満足度★★★★
プレビュー日観劇
奇ッ怪 其ノ参、という事で、其ノ壱が小泉八雲の怪談を基にし、其ノ弐は能と狂言を取り入れ話を考えていたそうだが、震災を経て、非日常が日常になった世界を描いていたと記憶している。
今回の其ノ参にあたる主軸は柳田文学の遠野物語、そこから派生した田舎の信仰心や事柄を作家が語り部的に話すが、話していく内に語り部にあたる人物もその都度変わっていく。
言い伝え=伝承の複雑さに、一度見ただけではすぐに理解は出来なかったけど、この世界観は嫌いではない。
プレビュー初日の観劇だったが、今後も舞台は更に変化し、伝承していくのでしょう。
約2時間。