満足度★★★
苛苛
世界観は結構好きな話なのだが、その世界に落とし穴的な説明不足が多い。登場人物も、人と鬼、どちらのものなのか?はっきりした見分けがない。そして、何よりイライラするのは「美意識」の足りなさ!以前拝見した時より、女性陣はレベルアップしていた(役によっては足りないものがあるが)、しかし、男性陣の衣装がひどすぎる!こういうファンタジックなものでは、やはり衣装はものを言う。中途半端な丈のジャケット、くたくたのシャツ、ありえない位置のベルト、体型をカバーするのではなく、体型を崩してしまう衣装と着こなしには終始イライラさせられた。更に言えば、二年前に観た時から演技力の成長があまり見受けられない。あと、殻二枚破るくらいの表情が欲しい。
満足度★★★
蠢く異世界へ...
突然に奇怪な情景へ引き込まれる。常識を超えた異形なる人物もしくは物の怪。徐々に異なる光景、異なる趣向が現れる時代伝奇。
その観(魅)せる印象は、スピード感溢れる「C2体感エンターテイメント」といった謳い文句そのもの。
ただ、何となく観た事があるような...。
(上演時間2時間強)
大がかりです。話は理解しづらいですが
キャストも多く、ダンスやら殺陣やらあって、大がかりな舞台でした。
当日パンフも読まず前提知識無しで観たため細かい設定がわからず、何がどうなっているのか話がよくわかりませんでした。ファンタジーでは、物語の世界や構造を説明するのが困難だということが改めてわかりました。
各登場人物の目的が頻繁に変わるので、それもまた理解を難しくしている一因なのかと思います。