満足度★★★★
ココロの変遷
人って面倒だ
人が人と関わる時
結果、幸せだったりそうでもなかたり
いろいろなカタチでの触れあい
情を絡めた軋みを生み出していたりする
それは男女の生臭い業だったり
才能とか品格とかとの摩擦だったり
はずみだったのか、
起こって(起こして)しまったコトが口火となり
延焼していく人間関係
くすぶるように焼け付き焦げ広がる痛々しい傷口
その傷口から見えてくるココロの有り様
帰結するまでの変遷を会話で積み上げる
人って面倒で概ねアホだ
そして哀しい
そんなどうしょうもない生き物
だけど少し愛おしい
そう思わせてくれるのがこの作家の味
譲っていただいた席だったのですが最高でした
真っ正面の最前列、逃げ場無し(笑)
中川さん、反則でしょう(笑)
桑原さんはやはり女優として魅力的だと思う
満足度★★★★
座長まつり?(笑)
緊迫しているのにコミカルという二律背反的な要素が同居している出だしから基本的にユーモラス時にブラックで主人公の良心の呵責が見え隠れする中盤を経て「正しい結末」に導くという構成が巧みな上に、他劇団の主宰3人を含んだキャスト(座長まつり?(笑))も個性豊かで見せる見せる。もう時間の経つのがアッと言う間。
各論的には新しいアシスタントや宅配便配達人が「プロ」に見えてしまうことの見せ方が愉快で、しかも普通は「見えてしまう」のは殺した相手なのに、こうするところがまた上手い。主人公はある程度取り乱しつつも「死んだ人間がいるハズがない」と判断する理性は残っているということか?
しかし考えてみると保身のためにあれこれお膳立てをしてヘーキな顔をしている編集担当が一番コワいかも。
満足度★★★★
結末はきっと賛否両論!しかし私は…
俳優皆さんの個性的で魅力あふれる演技が、「軋み」という作品をブラジルならではのアンサンブルをかもし出し、より深く、魅力あふれる作品へと導いていた。
本当に面白く、ある意味ブラジリィー・アン・山田氏でなければ書けない、彼自身の愛がこもった素晴らしい芝居だった。
満足度★★★★
面白いよ!
あまり難しい事を考えずに楽しめるお芝居。
出ている役者さんが皆達者なので、安心してお芝居に集中する事が出来ます。
途中、ポケットから取り出したときに携帯のストラップがポーン!とすっ飛んでいって役者陣がガチで笑ってしまっても、ちゃんと戻す事ができる余裕。(やってる方は余裕ないかもしれませんが・・・)
売れっ子少女漫画家がニートな旦那が火遊びしてしまったアシスタントを殺してしまった事で巻き起こる騒動を、決して暗くならず、愉快に描いた良くできた脚本。
あまりに良く出来ていたけど、元々の期待が高くてそれに応えたという感じで、それ以上ではなかったかな?
もっと突き抜ける瞬間がほしい気がしました。
満足度★★★★
これは面白い!
殺人というテーマを背負ってても重くなく、
とはいえ決してないがしろにしないクオリティ。
大変楽しませていただきました!
中川さんは予想通りの配役でツボでした!
満足度★★★★★
真剣から零れる。
なるほど、苦笑系喜劇とはよく言ったもの。
正面切って笑うには、状況があまりに状況だ。こっそりくすくすやりたい。
人物たちもへらへらしてはいるが、真剣さからこぼれるへらへらだ。
それはどこか悲劇的である。
最後がどうにも綺麗すぎたが、ごくごく真っ当な喜劇の終わりであった。
これほど過不足無く人物を扱えている芝居はなかなか見られない。
キャラクタ、配置、台詞に至るまで行き届いている。
THEATER/TOPSという空間に負けてきた団体をいくつか見てきたが、
確かでユニークな会話で空間をしっかり満たしていた。
不満無く日曜の夜を終えられるのは、至福なことである。
満足度★★★★★
明日どうにかしてでももぐりこむべし。
予想外の温かなお話。夫婦のじゃれあい方がすごく素敵でうらやましくなる。こんな状況には陥りたくないけど、こんな関係を築けたらいいな。ブラジル観てそんな感想を抱くなんて全く思いませんでした。ストーリーで楽しめてキャラで笑えて、観なきゃ損。
満足度★★★★★
素晴らしい!
こんなに心から面白いと思える作品は超久しぶりでした。
ほとんど非の打ち所の無い緻密な脚本。
想像力を刺激されるサスペンスでありながら、ブラックでシュール、ちょっとフツウじゃない人たちのやり取りが可笑しくて笑っちゃう。
基本の設定は、なんて事無いありがちなものなのにねえ。
役者陣皆さすが。
中でもKAKUTAの桑原裕子さんが上手い!
満足度★★★★
桑原さんとの絶妙の融合
KAKUTAの桑原さんが客演されていたから、
だけではないと思うのですが、
いつもより若干いい話だった気が…
笑いとシュールさとポップさと人情味が
絶妙な加減でミックスされていて
さすがブラジルという感じ
役者さんたちの個性と巧みさも
登場人物にうまく吸収されていて
嘘なく楽しめました