満足度★★★★
熱心に取り組まれているんだなー、と好感は持てたのですが
他の方のように絶賛とまではいかなかったかなというのも正直なところです。
(胸打たれたり涙腺緩む人がたくさんいたのも納得な作品だったと思います)
若い人が多かっただけに仕方ないのかなと思いつつ
よかっただけに、もう一段階上を望みたくなったというか。
大人の役者さんをキャスティングしての公演なんかできたら
劇団としてもいい経験になったりするのかな、なんて思ったり。
満足度★★★★★
その時代を生きる男達の、何とも言えない健気な思い、熱い思いが伝わってきました。とても感動し、途中から涙が止まらなくなりました。ストーリーは勿論、役者さん達の熱演も良かったです。殺陣は少なかったのですが、黒崎さんの殺陣には泣けてきました。素晴らしい舞台で、涙を堪えるのに疲れる位でした。大満足でした!
満足度★★★★★
泣かされた~
四郎を守りたい人村人の気持ち・源次郎を守りたい佐助の気持ち。そのピュアな気持に いつしか涙があふれていました。 迫害をする者と受ける物はいつの時代になってもなくなりはしないが 大切な誰かを守りたい者達だってずっと居続けると思わせてくれる作品でした。
満足度★★★★
見応えあり
灰衣堂愛彩さんの世界観,今回もお見事です。これまで90分の芝居が多かったが,今回は110分,その分だけ拡がり深みがあったかなぁ。個人的には,「少年たち」よりも「男」「武士」を描いた世界の方が好みだけど,芝居としてはこの作品も十分見応えありです。この劇団,接客から最後の挨拶まで,行き届いています。好感が持てる劇団です。
満足度★★★★★
観応えありました。
タイトルも考えさせるものがあったが、内容的にも、じっくりと描き出されて、思わず落涙した。最後まで楽しめました。次回作も期待したい。
満足度★★★★
面白い!...争乱ではなく草乱に共感
徳川幕府三代目(家光)、天下泰平になりつつある時代(1637年)に起きた大事件。その史実をどういう視点で描くか、ということに興味を持っていた。時代絵巻AsH・灰衣堂愛彩 女史は弱き者から観た、そして戦った物語をしっかり現代に映し出していた。
タイトルは「草乱」になっており、これは天”草”、島原の乱と、”草”莽(そうもう)=民間、世間をイメージさせる。
(上演時間1時間50分)
満足度★★★★
相変わらずの泣かせ節
小さな時代劇専門の劇団だけど、なかなか頑張ってますね。
今年は6月に「臙陣」も観たけど、最後はいつも泣かせ節です。
隣の若い男の子がハンカチ出してました。
黒崎君は今までにないタイプの芝居に挑戦したことになっちゃいましたが、なかなか頑張ってましたよ。
小さいながらも良く出来た舞台美術で、舞台転換、照明、音響とも素晴らしかった。
客演の村長次兵衛役の陸奥鶴太が実にいい味を出していた。
真田大助役の佐久間大器と森宋意軒役の和田宏治も。
まあ、「超」若者の小劇団だから、どうしてもよそから借りてこないと、それ専門にしている時代劇そのものが成り立たないわな。
AsH では双子の大坂牢人の弟役の酒柿征虎君が良かった。
満足度★★★★
いつか・・・
とても良い脚本だった。予想外のキャスティングも良い出来だった。いつもならボロ泣きになっていたに違いない。ところが、どうも要になる役柄の何人かに違和感を感じてしまい、そちらに気を持って行かれて、泣けずに終わってしまった。無念!新しい劇場のサイズにまだ演じる方も演出側も慣れてないような・・・気がする。大きくなった途端、殺陣が少なくなっていっているのは個人的に寂しい。とはいえ、今回の黒崎くんの殺陣は実にイイ!そこに繋がる少年達、清海・伊佐兄弟、四郎の存在感、こちらも上出来だった。出来うる事なら、あと何年かして、劇団が大きくなり、もっと大きな劇場を使うようになったら、セット・衣装に力を入れ、そして人(この舞台に民と呼ばれる人たちは不可欠)をもっと増員して、大きな歴史の物語として、復活して欲しいと切に願いたい。
満足度★★★★★
伝説
三代将軍家光の時代(寛永14年10月25日~翌年4月12日)に起こった島原の乱をベースに登場人物を伝説をベースに可也自由に取捨選択している。無論、伝説とは民草の願望の表現であり、力では無く記憶と願望そして切なる願いが形作る無形の表象である。(追記後送)
満足度★★★★
草乱
“時代絵巻AsH”は、其ノ六 『碧血〜へきけつ〜』と、本作で二作品拝見しましたが、『碧血』と同じく、今回も全14ページからなる上質紙を使った豪華なパンフレットが無料でいただける。
今作は『碧血』と比べると“殺陣”がかなり少ない(というよりほぼ無い)のですが、その僅かな“殺陣”のシーンに感動します。
その辺りは、物語のつくり方が“巧いな”と感じますね。
そして何よりも、演劇に対して真摯に向き合う姿勢がこちら(観客)に伝わってくるのが気持ち良い。