LOST GARDEN 公演情報 LOST GARDEN」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★

    FABRICA
    また観たい。

  • 満足度★★★★

    FABRiCA流「ショウ・マスト・ゴー・オン」
    ある劇団の公演初日のゲネから終演まで(とエピローグ)を描いた、大好きなバックステージ系。
    バックステージものはコメディ調が多い中、本作は各人の内に秘めた不満や嫉妬などが時々滲み出て、特に女優たち(と女性作家)がナマナマしい(笑)あたりに and Me の『ナクモ、ワラウモ。』(05年9月)を連想。
    が、終盤のある出来事をキッカケにコメディ調に転じ、しかし各自の様々な感情も描き出しているところが独特?
    また、1作目(実は未見)、2作目とも抽象的だった装置が今回は具象で、しかも盆を使って劇中劇の舞台と舞台裏を交互に見せるのが珍しい。

    ネタバレBOX

    急逝した劇団員へのそれぞれの想いが十人十色で表現される終盤は絶品。
  • 満足度★★★★★

    やられたー
    まず一幕の暗転明けから。
    開場中に見せていた回転舞台が暗転の一瞬で家の中の様子に。
    舞台が回転するのはよくあるけど、これは良い意味で観客の
    期待を裏切る、引き算の演出だとしょっぱなからやられました。

    「こうすれば観客が次になにを期待する」ということをホントに
    よく理解して、その逆を逆を巧みに攻められてるような快感。
    全編を通してくどくなく、飽きることなく観ることができました。

    後半の展開の早さなど、ライヴで観ている者の集中力を
    途切れさせないような演出は、少し映画にも似た手法だと
    感心させられました。

    いやぁ、ホントに楽しかった。脚本も演出も一級品です!

  • 初観劇
    おつかれさまでした。ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    さすが
    本広さんが演劇が大好きなことは分かるが、
    それだけで作れるものではない。

    テレビや映画の世界で培ってきた力が存分に発揮されている作品だった。

  • 満足度★★★★

    3作目にして本領発揮!
    今回は、本広作品(映像)の魅力である、
    キャラクター造形のキャッチーさと、
    (本広さんの相当数の観劇経験によって
    多分培われたと思われる)
    演劇的な構造と演出の複雑さが、
    上手く組み合わされていて、
    なかなか面白く、
    終盤の各キャラクターの本音が、
    一気にほころびだす辺りは物凄く楽しい!
    ファブリカシリーズで最上の出来かもとも。

    ネタバレBOX

    安藤聖、近藤智行、白神美央ら
    役者陣の演技のスタイルの違いが、
    キャラクターの個性の違いに
    上手く落とし込まれていて、
    そこも観ていて面白かったなと。

    劇中劇の物語のぬるさと、
    仕掛けが遅かったのが残念。

    欲を言えば、仲間の死についてと、
    公演本番が、現実or虚構という見せ方に、
    最後にもう一つ大きな仕掛けが欲しかったなと。


  • 満足度★★

    「私事」の世界(ごめんなさい、書き直しです)
    本広監督のアフタートークを聞かなければよかったと、後悔した。監督は、高井浩子さんとのトークで、「今日は、東京タンバリンの方がたくさん観に来てくれている回。ありがとうございます」とか、「昨日は、鴻上さんがみえて、緊張した。あこがれていた人だったので。昨日は他にもたくさん演出家の方々がいらっしゃった」とか、そういう、「私」を全開にしたトークを展開。僕は、これが、苦手だからだ。

    ネタバレBOX

    「私」を全開にされると、作品も、「私」なものに思えてくる。もちろん、人間、なにかをする動機というのは、多かれ少なかれ、「私事」に左右されるものだと思うが、それでも、一応、こちらは3500円という大金を払って観にきているのだ。建前だけでも、「公」のものを出して欲しい。少なくとも、「私」の部分は、恥ずかしげに出してほしい、と思ってしまう。

    作品は、舞台の裏側を描く、バックステージもの。それこそ、「私事」の世界の極みともいえるジャンルだ。本来なら、観客には見せない、見せてはいけない部分を全面展開するのだから。よって、バックステージものには、他のジャンル以上に、私事を越える普遍性みたいなものが最初から要求される。

    ところが、これが、どこまでも「私事」の域を出ない。さらに群像劇というスタイルによって、各人同士、つながらない、とってもミクロな私事が、それぞれかかわり合うこともなく、標本のように、並べられるだけ、ということになる。劇中劇と、舞台裏という二つの物語の同時進行という形式によって、ただでさえ、それぞれの物語の牽引力が弱っているのに、それを支える人間関係が、ミクロな私事の標本では、舞台に魅力は生まれない。

    僕らは、舞台に没頭することを、許されない。交わらない群像劇は、全てを、フラット化する。人の死を悲しむのも、自分を売り込むのも、同列だ。それはリアルな世界かもしれない。でも、舞台に引きつけられるときの求心力は、失われる。この舞台を楽しむには、僕らは、能動的に、自分の観方を捜さなければならない。言い方を換えれば、自由度が高いということになるだろうけど、でも、ここで、監督の「私事」が顔をだす。この作品は、「監督」の作品だ、という、強烈な意識に貫かれているのである。だから僕らが見つけ出す、「自分の観方」なるものは、監督が用意したものの範囲を出ることを許されない。

    「モノローグはいらない」とか、「舞台の外で事件が起こっているのが面白い」とか、監督は、舞台を外から観る観客の目線を、仕込むことで、観客まで、自分の私に取り込もうとするかまえをみせる(演出家が劇中劇を観るのは、無駄に客席だ)。これでは、監督の私事として作られた作品に付き合うつもりの、内輪の人にしか、この作品は楽しめないことになる、と思う。

    俳優さんたちは魅力があるし、頑張っていたと思うけれど、それも多分、監督の想定内。全てを取り込む本広世界は、僕の「私事」を許してくれなくて、それでいて、身を委ねる流れを提示してくれるわけでもなくて。フラットな、現代的な、枠におさまったこじんまりした、個人的な世界を、僕は楽しめなかった。
  • 満足度★★★★

    人間の裏表
    久々に、舞台を見てきました。
    それも本広監督の演出舞台。
    人間の裏表が良く描かれていて、すごく面白かったです。

    ネタバレBOX

    更に、個人的には
    最後の、ジュンペイの代わりに新城が勝の役を演じる
    劇中劇で、工藤が泣くのですが、そのシーンに涙腺が
    ゆるみました。
    稽古ではジュンペイがいた事実、そして本番ではいない事実。
    その悲しさが観ているこちらにも伝わってきました。
    そして、それでも人生・舞台(劇中劇のことです)は続いていく
    その現実。

    舞台初心者の自分ですが、観ていてとても面白かったです。
  • 満足度★★★

    最初は
    舞台作品の三人姉妹がベースになってると知り、読んでおけばよかったと後悔したのですが。でも知らなくても楽しめましたね。舞台転換も面白くて好きです。

    ネタバレBOX

    後半のドタバタ劇の前の俳優の死。私もちょっと軽すぎやしないかと思っちゃいました。そんななかで古山さん演じる良樹の悲しみのぶらぶら体操に泣きました。いい場面です。個人的に第三舞台に昔いた岩谷真哉さんを思い出しました(本番直前にバイク事故で死亡)。
  • 満足度★★★

    表と裏
    舞台裏、言葉どおりに表と裏があらわされていた。
    出来はかなりのものだと思う。
    役者さんの「いかにも」な演技も素適ですw

    「いいなあ、逃げ道があって。」
    所々のセリフで、現実でのことを考えてギクリとしたのは多分自分だけだと思う(苦笑)

    自分だけのひとりごとはネタバレBOXにて。。

    ネタバレBOX

    全体的に完成度が高く引き込まれたのだけど、
    一か所だけ引っかかったのは、死んだあとの、それぞれの主張のシーン。

    あれはあれでアリなんだろうけど、それまで比較的リアルな描写だったから、「人が死んだ」ということが自分の中で強くなってしまったため、
    いきなりギャグになるのが一貫性がなく変に感じてしまった。

    死んだ割には、結構あっさりしていて、個人的にはもうちょっと押してほしかったなぁ。死というキーワードに、対して意味を感じられなかった。
    「死んだのになぁ・・・」と思いながら見てしまった。

    作風の落差については、そうなるように計算した狙いはわかったし、
    ここに書かれているみなさんの感想どおりなのだろうな、と思ったのですが。

    一人一人の勝手な主張はとても面白かった!
  • ファブった。
    序盤は「映像で見たほうがいいかも」と思えたものの、中盤以降慌ただしくなる辺りからはライブ感も相俟って見易くなりました。
    注目は舞台装置。小劇場であの構造になっている芝居を見たのはこれが初めて。

    ネタバレBOX

    劇場で芝居を観慣れない客層故の惜しさ。客の笑いで次の台詞が聞こえず。役者が大きな声を出せば良かった訳でもなく、客が役者を見て「次の台詞を言いそうだから聞こう」と意識する事が必要だったかと。
  • 満足度★★★★

    見事に。
    作品の中に引き込まれました。

    最初のあたりのモタつきが気になりましたが、気が付くと作品の中に。

    これは見事です。楽しめました。

  • 満足度★★★★

    初日だったからか・・・
    出だしのテンポ悪さがきになり、このままだったら・・・と思いましたが、徐々に引き込まれていきました。満足!!
    「FABRICA」シリーズで観たかった。思わずDVDを買おうか悩んだ。

  • 満足度★★★★

    巧みな舞台展開
    3部作なのですが、先の2つは見逃していました。それが悔やまれるいい舞台でした。舞台展開が凝っていて、引き込まれる面白さでした。

  • 満足度★★★★

    「実験室」と銘打っただけの作り。
    様々な点で表と裏を見せてくれてる作品。作と演出が違う中でこの複雑な構成を形にして舞台に乗っけたのは見事。105分。

    ネタバレBOX

    メタSF劇団に現実的な小説家が書き下ろした脚本をベタな現代口語主義の演出家が演出するという噛み合わないような構図の舞台で、舞台と楽屋、役者と裏方、本音と立て前といった表と裏を装置や組合せの変化で色々と飽きさせずに見せてくれる。

    前半で劇中の演出家がモノローグを完全否定しているにもかかわらず、作品はモノローグが挿し込まれつつ進み、終盤の大きな展開では各々が動き止めて、ピンスポ当てて、心の声をモノローグで語る手法を用いているアベコベさ加減には大笑い。

    ラストのシーンは一体あの状況をもってきて何を描きたかったのか、それがわからずじまいだっただけに少しもどかしい、というか消化不良な感じになってしまった。

    役者は完全に裏方をやりこなしていた辰巳さんと白神さんの存在が大きかった。
  • 満足度★★★

    表と裏
    ヨーロッパ企画の永野さん目当てで観に行きました。
    本広監督の作品は「UDON」ぐらいしかちゃんと観たことないのですが、舞台での作風も映画同様、基本はコメディ、ちょっぴりホロリとさせる場面も、という感じ。
    演劇初心者の方でも楽しめると思います。

    前回、前々回は未見ですが、特に問題なく楽しめました。

    ネタバレBOX

    七変化する回り舞台に感動。
    小さい舞台スペースをうまく使っていたと思います。
    人間の表裏を描いたストーリーともリンクしてて面白い。

    ジュンペーが死んで、キャラクターが本音の部分をモノローグでギャグ調に話し出す場面。
    面白かったのですが、そこだけいきなりやられたので、何だかまとまりのない印象を受けました。

    女優さんたちが陰口を叩き合うシーンでは、
    女は怖いと心底感じました。
  • 満足度★★★★

    笑えてジーンとする
    スタート時のもたつきが気になったが、映画監督ならではの演出でテンポ良くストーリーが進んでいくのが飽きなかった。

    ネタバレBOX

    ジュンペイが事故で亡くなった後、感動的な場面にも笑いが散りばめられていたが、最後にもう少し泣ける場面があってもよかったかも。

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