満足度★★★★
FABRiCA流「ショウ・マスト・ゴー・オン」
ある劇団の公演初日のゲネから終演まで(とエピローグ)を描いた、大好きなバックステージ系。
バックステージものはコメディ調が多い中、本作は各人の内に秘めた不満や嫉妬などが時々滲み出て、特に女優たち(と女性作家)がナマナマしい(笑)あたりに and Me の『ナクモ、ワラウモ。』(05年9月)を連想。
が、終盤のある出来事をキッカケにコメディ調に転じ、しかし各自の様々な感情も描き出しているところが独特?
また、1作目(実は未見)、2作目とも抽象的だった装置が今回は具象で、しかも盆を使って劇中劇の舞台と舞台裏を交互に見せるのが珍しい。
満足度★★★★★
やられたー
まず一幕の暗転明けから。
開場中に見せていた回転舞台が暗転の一瞬で家の中の様子に。
舞台が回転するのはよくあるけど、これは良い意味で観客の
期待を裏切る、引き算の演出だとしょっぱなからやられました。
「こうすれば観客が次になにを期待する」ということをホントに
よく理解して、その逆を逆を巧みに攻められてるような快感。
全編を通してくどくなく、飽きることなく観ることができました。
後半の展開の早さなど、ライヴで観ている者の集中力を
途切れさせないような演出は、少し映画にも似た手法だと
感心させられました。
いやぁ、ホントに楽しかった。脚本も演出も一級品です!
満足度★★★★
さすが
本広さんが演劇が大好きなことは分かるが、
それだけで作れるものではない。
テレビや映画の世界で培ってきた力が存分に発揮されている作品だった。
満足度★★★★
3作目にして本領発揮!
今回は、本広作品(映像)の魅力である、
キャラクター造形のキャッチーさと、
(本広さんの相当数の観劇経験によって
多分培われたと思われる)
演劇的な構造と演出の複雑さが、
上手く組み合わされていて、
なかなか面白く、
終盤の各キャラクターの本音が、
一気にほころびだす辺りは物凄く楽しい!
ファブリカシリーズで最上の出来かもとも。
満足度★★
「私事」の世界(ごめんなさい、書き直しです)
本広監督のアフタートークを聞かなければよかったと、後悔した。監督は、高井浩子さんとのトークで、「今日は、東京タンバリンの方がたくさん観に来てくれている回。ありがとうございます」とか、「昨日は、鴻上さんがみえて、緊張した。あこがれていた人だったので。昨日は他にもたくさん演出家の方々がいらっしゃった」とか、そういう、「私」を全開にしたトークを展開。僕は、これが、苦手だからだ。
満足度★★★
最初は
舞台作品の三人姉妹がベースになってると知り、読んでおけばよかったと後悔したのですが。でも知らなくても楽しめましたね。舞台転換も面白くて好きです。
満足度★★★
表と裏
舞台裏、言葉どおりに表と裏があらわされていた。
出来はかなりのものだと思う。
役者さんの「いかにも」な演技も素適ですw
「いいなあ、逃げ道があって。」
所々のセリフで、現実でのことを考えてギクリとしたのは多分自分だけだと思う(苦笑)
自分だけのひとりごとはネタバレBOXにて。。
ファブった。
序盤は「映像で見たほうがいいかも」と思えたものの、中盤以降慌ただしくなる辺りからはライブ感も相俟って見易くなりました。
注目は舞台装置。小劇場であの構造になっている芝居を見たのはこれが初めて。
満足度★★★★
初日だったからか・・・
出だしのテンポ悪さがきになり、このままだったら・・・と思いましたが、徐々に引き込まれていきました。満足!!
「FABRICA」シリーズで観たかった。思わずDVDを買おうか悩んだ。
満足度★★★★
巧みな舞台展開
3部作なのですが、先の2つは見逃していました。それが悔やまれるいい舞台でした。舞台展開が凝っていて、引き込まれる面白さでした。
満足度★★★★
「実験室」と銘打っただけの作り。
様々な点で表と裏を見せてくれてる作品。作と演出が違う中でこの複雑な構成を形にして舞台に乗っけたのは見事。105分。
満足度★★★
表と裏
ヨーロッパ企画の永野さん目当てで観に行きました。
本広監督の作品は「UDON」ぐらいしかちゃんと観たことないのですが、舞台での作風も映画同様、基本はコメディ、ちょっぴりホロリとさせる場面も、という感じ。
演劇初心者の方でも楽しめると思います。
前回、前々回は未見ですが、特に問題なく楽しめました。