みやけのFUSUMA 公演情報 みやけのFUSUMA」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/07/18 (月)

    劇空間が日常と融合しているという稀有な体験を得た。劇中普通にふすま閉められて演者が観えないし、電気消されるし…本当に時間と空間が切り取られ、自分がその目撃者になってしまった。この演出意図は稀有だし貴重な存在。次も観たい!楽しかった!

  • 満足度★★★★

    怖い日常
    衝撃的だった一軒家プロジェクト「ヘイセイ・アパートメント」に触発され、
    注目していた贅沢貧乏。
    アパートメント編の第一弾はタイミング合わず今作「みやけのFUSUMA」へ。
    親の借金で底辺生活を余儀なくされる姉と弟。
    リッチで不倫は文化の白川さん、不思議なお隣の田井さん
    舞台の中に共存するように、
    ある意味ヴァーチャル世界の様な舞台展開の山田ワールドに引き込まれれる。
    時間軸を遡る様に姉と白川さんの出会いに巻き戻され、この日を迎える。
    リアルな日常との現実感と、弟くんの鬱屈する心情の帰結。
    こたえは全て投げられてるのだろう。

    ネタバレBOX

    衝撃的なスタート。
    やっぱり弟くんは首くくりに失敗したんだろうな、
    それは何故?借金、人間関係、姉の不倫関係…。
    受け取り手の心情、人生観、見方、見え方、考え方で、
    様々な考察と物語が展開できる。
    でも鬱屈した感覚は無くほのぼのさを感じるのは自分だけであろうか?

    「ヘイセイ・アパートメント」の印象を持ち、
    視点を自分で選択すると勝手に思い込んでいたので、少々とまどう。
    ラストに階段を上がると座布団があったのはコーナーのみ、
    前説もなく始まり動けないと悟ったところで
    両サイドの方々が足をのばして身動きできず。中ほどから立っての観劇になってしまった。
    もう少し事前に説明してほしかった。
  • 満足度★★★★★

    みやけさん。
    贅沢貧乏、家プロジェクトアパート編第二弾「みやけのFUSUMA」

    第一弾の「ハワイユー」の時から気になっていたお隣のみやけさん、あんな方だったんだですねー。
    主演の影山徹さんと西山真来さん、とても魅力的😍高身長のおふたりと天井が低く狭いアパートの部屋との対比は、山田由梨さん脚本に散りばめられた異世界感(を、より具体的に感じられたように思えた。

    終演後、ついさっきまで、みやけ姉弟の人生があった202号室でアンケートを書き、ぼーっと室内を見回していると、なんだか、部屋が僕に観せてくれた”走馬灯”だったんじゃないか、とも感じられる。そんな作品。

  • 満足度★★★★★

    無題1865(16-155)
    20:00の回(曇)

    7月から場所をお隣の部屋202号室に移しての公演。
    20:00駅前出発~20:19開演~21:32終演。

    キッチン、畳部屋2つ、玄関。(座る位置によって)見えるところ、見えないところ、全員が声しか聞こえないところ、襖が遮るところ。

    カフカの「変身」を超える冒頭のシーン。

    姉と弟の3つの(時間を異にする)パートによって構成された作品。

    家族としての情、姉と弟だからよけいにギズキスする感情。会話に出てくる父の借金とお金持ちの白川さん、アリオにお買い物お隣の田井さん。

    香ってくるできたて「ハムもやし」や壁の宅配ピザのチラシと「ホタテステーキ」との落差。

    きゅうりの漬物(ポリポリ)。

    鬱屈した空気、薄暗い明かり、横たわる分身(?)、

    201号の友人同士と202号の家族とはやはり印象が違っていました。

    ネタバレBOX

    どうやら大竹さんとは出没するタイミングについて交信しているらしい。

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