満足度★★★★
鑑賞日2016/07/18 (月)
劇空間が日常と融合しているという稀有な体験を得た。劇中普通にふすま閉められて演者が観えないし、電気消されるし…本当に時間と空間が切り取られ、自分がその目撃者になってしまった。この演出意図は稀有だし貴重な存在。次も観たい!楽しかった!
満足度★★★★
怖い日常
衝撃的だった一軒家プロジェクト「ヘイセイ・アパートメント」に触発され、
注目していた贅沢貧乏。
アパートメント編の第一弾はタイミング合わず今作「みやけのFUSUMA」へ。
親の借金で底辺生活を余儀なくされる姉と弟。
リッチで不倫は文化の白川さん、不思議なお隣の田井さん
舞台の中に共存するように、
ある意味ヴァーチャル世界の様な舞台展開の山田ワールドに引き込まれれる。
時間軸を遡る様に姉と白川さんの出会いに巻き戻され、この日を迎える。
リアルな日常との現実感と、弟くんの鬱屈する心情の帰結。
こたえは全て投げられてるのだろう。
満足度★★★★★
みやけさん。
贅沢貧乏、家プロジェクトアパート編第二弾「みやけのFUSUMA」
第一弾の「ハワイユー」の時から気になっていたお隣のみやけさん、あんな方だったんだですねー。
主演の影山徹さんと西山真来さん、とても魅力的😍高身長のおふたりと天井が低く狭いアパートの部屋との対比は、山田由梨さん脚本に散りばめられた異世界感(を、より具体的に感じられたように思えた。
終演後、ついさっきまで、みやけ姉弟の人生があった202号室でアンケートを書き、ぼーっと室内を見回していると、なんだか、部屋が僕に観せてくれた”走馬灯”だったんじゃないか、とも感じられる。そんな作品。
満足度★★★★★
無題1865(16-155)
20:00の回(曇)
7月から場所をお隣の部屋202号室に移しての公演。
20:00駅前出発~20:19開演~21:32終演。
キッチン、畳部屋2つ、玄関。(座る位置によって)見えるところ、見えないところ、全員が声しか聞こえないところ、襖が遮るところ。
カフカの「変身」を超える冒頭のシーン。
姉と弟の3つの(時間を異にする)パートによって構成された作品。
家族としての情、姉と弟だからよけいにギズキスする感情。会話に出てくる父の借金とお金持ちの白川さん、アリオにお買い物お隣の田井さん。
香ってくるできたて「ハムもやし」や壁の宅配ピザのチラシと「ホタテステーキ」との落差。
きゅうりの漬物(ポリポリ)。
鬱屈した空気、薄暗い明かり、横たわる分身(?)、
201号の友人同士と202号の家族とはやはり印象が違っていました。