満足度★★★★
前回とはメンバーも半分くらい入れ替わり、若干軽い感じがしましたが、やはり最初っから最後までハイテンションで駆け抜けるので、観ている方も大変です。でも、作品自体が時代とともにどんどん深化しているので、感じ方も観るたびに新鮮です。
天使は瞳を閉じて
透明なドームは実験施設のはずだから、外からの情報が無いとは考えにくいし、放射能が安全とは言われながら残っている地域だったのに影響はなかったのだろうか?、透明なんだからその外の世界がどうなっているのか見えていると思うのに外に出たいのだろうか?などと考えてしまいました。見守ることが仕事のはずの天使が・・・
満足度★★★★★
2度目の観劇。やっぱり森田ひかりさんが光ってます!
今回2度目の観劇。
今を取り入れながらも
ちょっと前の演劇の雰囲気、
風刺あり、笑いあり、ダンスあり、
グッとくるエンディングなど
手作り感いっぱいの表現手法が好きです。
キャストの中では、やっぱり森田ひかりさんが光ってます!
そして、佃井皆美さんも好演。
+上遠野太洸くん出演で、
「仮面ライダー鎧武(ガイム)」「仮面ライダードライブ」
ライダー役レギュラーキャスト=平成ライダーOB/OG競演です!
満足度★★★
色々な・・・。
観劇ブログにて
まとめました
http://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/36445287.html
満足度★★★★
虚構の劇団2度目。若い。
前回は鐘下辰男脚本・千葉哲也演出という番外編?だったから実質今回が初の虚構・本公演観劇(自主企画公演は二度ばかり観た)だ。
ノリの若さ、撥ね方が少し前時代風に感じるのは、己のひねた人格のせいか。 正面向いて面白さ(役者の魅力=観客への浸透力)アピール!な場面満載で、俳優アピール公演か・・とふと思う。
冒頭は、原発事故で放射能に汚染された被災地を訪れた人たちが「実験台」となる。透明な壁で囲われた(おそらく天井も、なのでSFだ)シェルターと化したこの区域は、その後外界で起こった悲惨な顛末によって、世界で唯一人間の住む場所となった。そうとも知らず、エリアからの脱出をあきらめた彼らは「街を作ろう」と、目標を一転、その「街」での物語が芝居の大半、展開する。
「作られた街」での出来事だから、奇妙な設定も、登場人物らが特殊な職業(テレビプロデューサーとか)に就いててもさほど違和感なく、その彼が「らしからぬ」言動をとっても、大丈夫。中心的な夫婦を取り巻く人脈たちの人間模様が、時にシリアスに描かれるかと思えばすぐそれは「はいカット!どこからがドラマでどこからがドキュメントか判らないまったく新しい形態のドラマ」とか説明をつけ、その後も同じパターンが何度か。終盤、「ドラマ収録」に戻らない夫婦の深刻な局面を迎えたりするが、この「街」での劇じたいがどこから真実でどこから虚構だか判らない作りになっているので、厳密に物語を追う必要性を感じさせず、そもそもよく判らない。
一定間隔で挿入される笑える場面(ショータイムなどの番組)で観劇者をラストまで引っ張る戦法だ。
この戯曲が、比較的愛されて再演を6度重ねてきたという、その大元が私にはよく判らなかった。時代が何を求めていたのか、その残り香がこの舞台にはあって、それを味わいに客はきっと観にくるのだろうと考えた。その核心部分が、興味の対象ではある。
ラストのナレーションによるシリアス落ちが、劇中のドラマとどうリンクするのか・・・私にはここにも相当飛躍が感じられる。
想像するに・・、深刻な問題をそれとして語ることや、語る態度じたいが忌避すべきもので、忌避する事の正当性が80年代、90年代当時にはあった、のだろう。この「アンチ」がある種軽薄なノリに「芯」を与え、確信をもって馬鹿をやる役者を動かし、「虚構」の中に少しだけ真実味をまぶすのがせいぜいな「劇的」の形を作らせているのだ、と解釈してみた。
冒頭のくだりで、俳優の演技にもっと深みを求めたくなったが、全体に対する不足感の原因は、そのあたりか。
今年劇作家協会会長となった鴻上尚史氏の「劇作」、以前読んだものはシリアスな問題をエンタメに置換した「楽しめる」戯曲だったが、今回のは少し高度だったのではないか。
美的に一定レベル以上の役者による、今回の芝居。役者としての「出世」を夢見ることのある程度許される層が、そうした観客の応援も想定しながら大衆演劇よろしく披露している(鴻上氏自身がそうした業界と出入りしている関係で)公演で、でもそれだけじゃないよ、それなりにしっかり演劇やってますよ、そう胸を張れる部分もある、その両サイドの境界を歩んでいる劇団の公演、と理解すれば一番よいのかも知れない(そういう位置づけkの劇団は他にもありそう)。
・・ほとんど酷評、になっているかも知れないが、特に嫌な印象を持ったわけではない。ただ演劇の質として私の期待を下回った理由について、(浅いかもしれない)考察をしてみた。
他の気に入らない部分が原因かも。音響の「こけ脅し」効果は嫌いである。ショータイムなどの場面転換で、音がガッ!と鳴る。若者にはライブ感覚で効果ありかも知れないが・・だが基本ライブのノリの芝居じゃない、と思う。
ストレートプレイの誇りをもって、脅しで勝負しないでほしい・・などと心で呟いていた。許される最大音量を出し、台詞直前でグッと落とす、この落とすのは音響のセオリーだが、「落差」を最大化することで悦に入ってるだけなんじゃない?と、オペ(だけを責めるのは酷かもしれないが)の姿を思い浮かべたり。申し訳ないが、万事こういう若さ勝負な感性に「忌避」感情が発してしまったかも知れない。
最後は自省となった。
満足度★★★★
「今の時代の状況」に書き変えられて・・・そして天使は瞳を閉じる | 役者では、森田ひかりさん、佃井皆美さんに注目!
本作は何度目かの再演とのことで、
原発がらみの用語や描写がかなりストレートに入っている部分など、
鴻上さん自身によって、時代に合わせて大きく書き直されているようで、
その時々の社会問題との絡みつきは、まさに鴻上さんらしい。
透明なドーム内にのみ生き残った数少ない人たちの社会。
その中でも普通に生活は続いている。
それを遠くから長い長いあいだ、見守り続けている天使。
あのラストが語るものは・・・いろいろなことを考える。
本作は何度目かの再演で、「虚構の劇団」としても2度目の再演。
ただ、今回は劇団旗揚げメンバーで唯一の女性現役劇団員で
(個人的なイメージでは)中心的な存在の「小野川晶さん」が
出ていないので、「虚構の劇団」のイメージが弱まってます。
が、その分、森田ひかりさんの安定感が光ってました!
ちなみに、客演で主役の上遠野太洸さんは「仮面ライダードライブ」、
佃井皆美さんは「仮面ライダー鎧武(ガイム)」で
お二人ともライダーに変身したレギュラーキャスト!
特撮ファンとしてはたまらない競演になってます。
おまけに劇中では格闘アクションも一瞬あります。
個人的に、「虚構の劇団」は、特に新メンバーになってから
公演初日ころでは、セリフや芝居が各俳優に落とし込みが
足りない感じがしていました。
1週間後に再観劇の予定なので、楽しみです。
満足度★★★★
観てきた!
まずは1ステ目と4ステ目を観劇。
何度も再演された有名な戯曲だそうですが、観るのは今回が初めてです。
初演とはどれくらい違うのだろう。非常に今とシンクロしていて、全く古さを感じない作品でした。