無題1870(16-160)
19:00の回(晴)
法政の演劇は初めてで、ここ(市ヶ谷)に来るのも初めてです。
少し早めに校舎に着き、エスカレータで地階に行くとチラシをもったスタッフの方、どこに並ぶのか訊くと親切にも会場まで案内してくださいました。
名前を告げ、椅子に座って待つとチャイム(?)が鳴る...のは開場?
かなり造り込んだ舞台美術、和&洋、今&昔の趣。壁、床とも色とりどり。配電盤、番傘、提灯、簾、障子戸、山なりの橋。
PC、テーブル、換気扇、試験管/ビーカー、黒板(円周率、化学式、相対性理論)。床のイラスト。
客席側が少し暗いため当パンが読みにくいのでもう少し明るくしてもいいのでは?
18:55前説(90分)、19:04開演~20:47終演。
アンドロイド=人型ロボットという理解をすると、ハードSFを期待しますが、1ケ月ほど前に上演された明大「アンドロイド・エデン(@和泉校舎)」と共通しているのは「人の心(に近いもの)」を持っているということで、ファンタジー側の作品でした。
これに妖怪、陰陽師がからんで今と昔が並行/交錯。これもひとつのジャンルかなと思います。
印象です。
その「時」を橋渡しするものが少々弱いように感じました。なんでもアリでかまわないのですが、その必然性とか、終わってみれば「あぁ、そういうことダッタノカ」と強く思わせるものがあればと思いました。
ですので、本筋から外れかけた(コミカルな)箇所を削り、そのあたり(ユメ)でお話しを深く表現したもののほうが(個人的にですが)好みです。
舞台美術と(昔のほうの)衣装はよくできていたと思いますが、現代のシーンはかなりあっさりでしたね。
「うどん」がちゃんと入っていたのには感心。
「あや」の足もとのイラストもちょっとしたアイデアだと思いますがとてもよい雰囲気でした。
舞台手前、座っての演技は後方のお客さんにもみえたのでしょうか。とくにこの場所でやる(演出)必要はなかったのではと思いました。