多摩美で野田秀樹作、田中圭介演出「赤鬼」。充実のトーク込みで2時間10分。セリフの意味を心身に落とし込めていて好感。学生が企画運営して演出が講師だから授業のようでもあり。これが授業なら素敵。無料カンパ制でカンパ箱にはお札いっぱい。
満足度★★★★★
無題1885(16-175)
11:30の回(少し曇)。
昨年来たときはかなり暑かったのですが今日はそうでもありません。2度目の多摩美です。どうしようか迷ったのですが、野田さんでは「表に出ろい!」(学生の公演で2回観ました)がよかったのと、結局、迷ったらだいたい観に行ってるのでやってきました上野毛。
11:08受付、開場(靴を脱ぎます)、4面囲いの座席、奥の桟敷に座ります。
SEに波の音や海鳥の鳴き声、上演時間100分、床と天井に網、花が刺さったビン、倒れた椅子。
11:31前説、11:38開演~13:16終演、次の予定があったのでアフタートークは未聴。
冒頭のシーンの意味が最後にわかる。底なしの深い絶望。
4名の役者さんが、いくつか役をもちながら体当たりの演技。周囲はどこまでも続く海。
きびきびしたセリフと動きは最後まで緩むことがなく、(久しぶりに)構内の学生演劇でここまで出来るものかと思いました。とてもよかったです。