郵便屋さんちょっと2016 公演情報 郵便屋さんちょっと2016」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    つかこうへい氏の複数の初期戯曲をもとに、横内謙介氏が脚本を書き、劇団員の個性を生かして演出した熱い舞台。

    つか作品らしい理不尽さや強引さや屈折、あるいはえげつなささえもがっつりと見せながら、主人公のセンジロウはどこまでも明るくポジティブである。

    つか芝居のレトリックと同時に、そのポジティブさが物語を牽引する。

    なるほど、これはつかこうへい氏へのリスペクトであり、そして同時に劇団としての扉座らしさを詰め込んだ作品なのだと思った。

  • 満足度★★★★

    東京出張
    つかさん演出の芝居を見たことはないけど、つかさんらしい面白い芝居だと感じた。勝手に、もっと熱があったのではないかと妄想するけど、面白い芝居には違いない。
    役者さんはさすが扉座。岡森諦さんの、あの場面が良かった。
    横内さんが次はつかさんのどの芝居をやるか楽しみ

  • 満足度★★★★★

    きめらた楽イブナイト
    つかこうへいの芝居のエピソードだけを寄せ集めたような芝居じゃない。
    『郵便屋さんちょっと』をベースに、つか芝居の設計思想を
    構成要素を横内謙介氏のスクラップ&ビルドしたシビレル作品であった。

    この日ソワレは楽イブナイトでもあり、終演後のお楽しみイベント!
    楽しかったあ。

  • 満足度★★★★★

    やっぱり扉座だね!
    つかさんの初期の作品に横溝さんがいろいろ足した舞台だそうです。つかさん愛がすごく感じられて、なんだか胸が熱くなります。
    激情的なメリハリのある演出、活きのいい台詞は命を持って飛び交います。
    さすが扉座の役者さんです。
    とても面白かったです。大満足の舞台でした。

  • 満足度★★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    扉座の【郵便屋さんちょっと】を観劇。

    今作は殆ど観る事が不可能なつかこうへいの初期の作品で、絶頂期の彼にもろに影響を受けた横内謙介の作品である。

    立ち退きで困っている菜の花郵便局と女性局長。
    そこに局長の腹違いの兄・ジョン・センジロウがハリウッドから助けにくるのだが、それによって暴かれる郵便局で行われていた数々の愛の不正と機密。
    そしてそれを狙うヤクザ(童貞軍団)と神奈川県警が入り乱れ、壮大な市井の人々の愛の物語が始まるのである。

    とても分かり安い勧善懲悪になっていながら、多数の登場人物の背景を自虐ネタでさらりと説明する上手さと、それを伏線として利用する展開の持って行き方には何時もながら圧倒される。
    そして時代背景は現代なので、時事ネタは満載である。
    こんな説明をすると中身のないただの娯楽作品に思われがちだが、やはりつかこうへいの「人を愛する」という事がテーマになっているので、
    やはり熱く、涙してしまう。
    そして今作があったからこそ「熱海殺人事件」という傑作が出来あがったと言っても過言ではない。

    様々な人達がつかこうへいの亡霊を追っているが、直接関係していなかった横内謙介こそ彼の事を一番理解しているかも知れない......。

    お勧めである。

  • 満足度★★★★★

    戯曲も読んでみたいが…
    つか×扉座第2弾。つかこうへい七回忌にあたる為か、至る所でつか作品の舞台上演はあるが老舗劇団の安定性と戯曲のどこを改訂したかわからない時事ネタ絡めた現代版のつか版新作舞台だった。クライマックスに至るまで徹底したつかイズムに嬉し懐かしでついつい涙が出てしまった。
    第1弾はチャイコフスキーで滾らせ、第2弾は一貫したタキシード姿の山中崇史SP。自分の座席からは冒頭の大音量SEに若手役者さんのセリフが聞き取れない部分はあったけど、すぐにそんなことも忘れてしまうセリフの連続と場面についニヤニヤしてしまう。
    「郵便屋さん〜」は初見の為、どうやって幕引くんだろな?と思いつつ、辞令を手渡すシーンから盾持った機動隊との格闘に、見ていてカタルシスを味わうような懐かしさ。
    ジョンと田所が2人並びセリフの掛け合いをする劇団同期姿にも胸熱。

    つか正本や原作戯曲も読んでみたかったが、ロビー物販は扉座関連グッズのみ。版権の関係からかな?
    いろいろな関係で多分映像化は難しいと思うので、興味ある人は見に行ったら良いさ〜。約130分。

    ネタバレBOX

    個人的な印象として、生前時は高橋春男氏や和田誠氏が描くような顔しか思い浮かばないんだが、巨人が好きでバカとブスが嫌いで前向きサディスティックでマゾ体質ぽいという印象をずっと抱いていたんだが、今回の舞台をみたら、出生や国籍とか、とかくそっちに言いたがるマスコミに悪態ついてそうな、つか舞台そのものでした。劇場を出れば選挙演説真っ最中、今後もこの手の演劇が上演出来る世の中であればいいな、と。
  • 満足度★★★★★

    郵便屋さん!
    配達してもらうために、お手紙書きたくなりました。

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