東京学生演劇祭2016 公演情報 東京学生演劇祭2016」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-9件 / 9件中
  • ブロックC
    「腰抜けは道徳と遊んでろ」the pillow talk 開演前に喫煙シーンがあると言うことで希望者にはマスクが配られ、ステージ前にはこれ見よがしに消臭剤がたくさん並べられましたが、この消臭剤が臭かったです。でもこれのおかげか、帰宅しても家人に煙草臭いといわれずにすみました。複雑な関係にある5人兄弟が自宅の庭の喫煙所で煙草を吸いながら会話すると言うもので面白かったですが、タイトルとサブタイトル「おそるべしや、道徳教育」と言うのから想像していたのはもっと過激なものだったんですが。


    「せかいのはじめ」水道代払いたい 果敢(?)にもひとり芝居。演技と素がよく分からなかったです。時々(そう言う例に遭遇した時)思うのですが、団体の名前はそのファンが口にして抵抗が無い、恥ずかしくない名前が良いのではないかと。○○殺しとか人を誘う時に・・・ねえ。水道代くらいはまあいいですが。


    「永遠とわ」シラカン​ ある女子がいて、その子を好きな男子がいて彼女の親友がその男子を好きで・・・と普通の三角関係の話かな。彼女は机に名前をつけたりしてちょっと変っているけど、私も昔自転車に名前つけていたしなんて見ていたらその後のぶっ飛びようがすごかったです。やられた!と思いました。

  • ブロックB
    「胎児の夢」くらやみのいろ 冒頭暗転から明るくなるまでの時間が「事故なの?」と思えるくらい長かったです。その後も薄暗いし、セリフはよく聞き取れないしで、よく分からないまま終わってしまいました。 ​
    「19年、或いは20年前。」晩餐ヒロックス 胎児の夢の後がこの話なのは偶然でしょうか?意図的だったのでしょうか?と言うのを質問しようと思ったのに忘れてしまいました。短い転換時間でしたが工夫のある演出だと思いました。精子くんたちと人間たちの演じ分けがちょっとあいまいになってしまったかなと思います。

    「かじつノヨウナモノ」しょっきんぐパズル お店の設定が「隠れ家風の・・・」みたいなことになっていましたがどう見てもそこらへんの食堂にしか見えないのはしかたない?店員さんのいでたちもそんな感じだし。お話はなかなか面白かったのですが、役者不足とのことでしたが女子を演じるのが男性になってしまったのは残念。意味が違って来ると思うので。終演後確認するまで悩んでしまいました。

  • ブロックA
    「様子の展開劇場」劇団リトルスクエア ある会社の給湯室とありましたが、私のイメージでは休憩室というくらいの大きさです。そこで会社員たちの会話がなされる訳ですが、グループごとに勝手にしゃべるのでどの会話もなかなか完全には聞き取れません。確かに現実,リアルではそうでしょうが、お芝居でそうやると言うことは、どの会話もさほど重要ではないということ?まあ様子の展開だしと思いながら見てました。

    「片づけ(仮)」なべ☆ほし企画 いくら従兄弟でも引きこもりの青年のところに女の子を居候させようとは考えないと思いますが、性格の違う二人が少しずつ折り合って行く様子は面白かったです。青年が大事にしている壁の汚し方に工夫がほしかったです。

    「神(ではない)の子(ではない)」亜人間都市 セリフだけ聞いていると普通の(いえ、やっぱりちょっと変な設定)お話のようなのに、それが引きつるような変な動きにのせて発せられるとすごく変な話に思えて来ます。主宰さんとお話しさせていただきましたが、その必要性は私には分かりませんでした。

  • 満足度★★★

    [B]観劇
    二者一様は残念。

    ネタバレBOX

    くらやみのいろ ​『胎児の夢』  暗闇の中、胎内で受精したり流産したりする様を表現したパフォーマンス。

    全員が白い衣装。真面目に性を考えるとこうなるという、学生らしいと言うか中学生的なありがちな話で、退屈で面白くありませんでした。(4点)


    晩餐ヒロックス 『​19年、或いは20年前。』  流産を経験し、赤ちゃんを待望している夫婦の許で、精子が受精競争をする話。

    これも白い。こういう話を書きたかったと当日パンフレットに書いてありましたが、30前後の役者が役者を続けるか否かで悩みそのような芝居を書くように、20前後の作家はこのようなことを書こうと考えるのかと思い至りました。それにしても、同じような話を連続して観たくはありません。(6点)

    しょっきんぐパズル 『​かじつノヨウナモノ』  親友同士が一目惚れしたことによって、それぞれの一方が親友への恋愛感情を押さえきれなくなっていくLGBT時代の恋愛事情を描いた話。

    終盤、若干勢いが落ちたような印象はありましたが、スピード感あり面白かったです。この後どうなるのか気になります。(9点)
  • 満足度★★★★

    [C]観劇
    三者三様

    ネタバレBOX

    the pillow talk 『​腰抜けは道徳と遊んでろ』  最近、受動喫煙がほぼ確実にから確実に肺癌リスクがあるということが明らかになったことを受けて、観客に副流煙を流し続けようと企んだ作品。別の言い方をすれば、二番目の母親の三回忌に暴君的父親を殺した五男と兄弟が事後処理を巡ってタバコを吸いながら色々画策する話。

    挑戦的、恐れ知らずの行動には恐れ入りました。(8点)


    水道代払いたい 『​せかいのはじめ』  上玉利明音という女優が本人とはじめという女の子の一生を演じる話。

    小賢しくウザったい感じもしましたが、演劇を勉強している現況を強調し、説明台詞は客が離れるとか、演出家からヘタに演じるように指示されたなどと言われると、二の句が継げなくなります。(5点)


    シラカン​ 『​永遠とわ』  机に恋する女性の話。

    虫を愛でるお姫様のような感じかなと思っていましたが、机が別の女性が好きと言った時点から大激変、完璧な四つ巴となってからのしっちゃかめっちゃかになる展開は見事でした。

    三人の声の大きさが普通、中、微小な点は気を付けてほしいと思いました。(10点)
  • C
    「the pillow talk」40分のうち最初の10分が説明で、意図どおりとしても整理が必要。「水道代払いたい」ひとり芝居。構成が入り組みすぎていた。「シラカン」発想にやられた。頭を柔らかくしてくれる。声が小さい。

  • 満足度★★★★

    [A]観劇
    40分以内×3団体

    ネタバレBOX

    劇団リトルスクエア 『様子の展開劇場』  若手社員たちが休憩室で休んでいるときの様子を定点観測したもの。

    小保方さん似の社員がいたり、備品を盗む新入社員に対する陰湿な虐めがあったりして面白かったです。ただ、毎日顔を突き合わせている社員同士なので、新たな経歴の発見が一度にいくつも出てきたのは仕方ない面もありますが不自然だとは思いました。(9点)

    なべ☆ほし企画 『​片付け(仮)』  細かいことに執着する引きこもりの許に、メルヘンチックな親戚の家出少女が居候としてやって来てドタバタする話。

    相乗効果でそれぞれが和んだようになって良かったね。(6点)

    亜人間都市 『神(ではない)の子(ではない)』  小刻みに震える動きとつっけんどんな棒読み風セリフの演技を伴いながら、妊娠した友人のマリコをネタに、相手は誰だとか、処女懐胎だとか、あーでもないこーでもないと論ずる話。

    特徴ある芸風でしたが、オリジナル性は感じませんでした。(8点)
  • B
    くらやみのいろ:舞踏のようで、ダンスのようで。とても気に入った。演劇離れした作風がどう評価されるだろうか。晩餐ヒロックス:完成度が高い。うまい。しょっきんぐパズル:熱演。意味が前面に出すぎたきらいあり。

  • A
    2時間20分、休憩2回。劇団リトルスクエア:起承転結なし、複数会話の並行等、これを観せるにはとても難易度が高い。後半は雰囲気が出ていた。将来演劇を続けるなら、場数を踏んで再チャレンジしてほしい。なべ☆ほし企画:現実感の薄い不思議な感覚。劇団の個性が印象に残った。亜人間都市:見たことがあるようなスタイル。一般受けしなさそうだが、こういうの好き。台詞が台詞っぽかったので、もって「音」に寄せてほしい。

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