撃鉄の子守唄 2016年版 公演情報 撃鉄の子守唄 2016年版」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.9
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★

    大事な所で
    面白かった。
    残念なことに疲れからなのかわからないが本当に大事な箇所で台詞を噛む。
    何を言っているのかわからない。
    役名を間違える。それさえなければ文句なしの星5でした。

  • 満足度★★★★★

    血沸き肉躍る冒険活劇
    正に「血沸き肉躍る」とはこの事だと思いました。最初に上演3時間と聞いてちょっと怯んだのですが、全く長さを感じませんでした。

    確かに、少々台詞の聞き難い役者さんや、最後まで何がしたいのか伝わりにくいキャラもいましたが、たいそう面白かったです。

    終演後の劇場前の温かい雰囲気も、この劇団ならではのものだと思います。

    やはり劇団ショウダウン、今後も見逃せませんね。もっと関東で有名になって、もっと大きな劇場で上演して欲しいです。

    次回公演も楽しみにしております。

  • 満足度★★★★★

    満足!
    始まりに登場する兄妹、ここからキャラの完成度が高い!脇役にしても各々見事なセンスで彩られている。小劇場の枠越えの見事さ!衣装より芝居が脚本が演出が大事・・・などおっしゃる方たちはいるだろう。勿論、それらも大事だが、その世界観を表す、言わば物語りに観客を引き込む導入部として衣装はとても大事だ。小劇場の場合、予算面にしてもセンスとしても、それが満たされない場合が多い。言わば“小劇場の弱点”。それを克服したものであった。そして肝心のストーリー、これがまた実に楽しい!ガンマンに政治屋に占い師、妖精に守りし一族と冒険活劇としての要素はたっぷり(少々まどろっこしさはあるが)!出演者も粋がイイのがそろっている(確かに少々のムラはあるが)。荒がないわけではないが、満足感たっぷりの舞台であった。

  • 撃鉄の子守唄
    ドイルさんが行ったかもしれないアメリカでの冒険物語。ビリー・ザ・キッドやカラミティ・ジェーンなど昔西部劇映画で見たことのある人物の登場が楽しかったです。悲しいラストを予感してはいましたが、ドイルたちと一緒に冒険をしている気持ちで3時間を過ごすことができました。ちょうど「からくりサーカス」を読んでいたので、人形使いはどうやってそんなにたくさんの人形を操るんだ?いや、それよりあるるかんってどうなの?とか突っ込みたくなりましたが。声が枯れてしまって気になる役者さんがいました。千秋楽まで保たせることができるようにお気をつけ下さい。

  • 満足度★★★★★

    初演の
    数年前の撃鉄の子守唄は観劇出来ませんでした
    出演者の方も当時とは違ってるし内容も
    変わっていると思います
    初演と今回の見比べしてみたいですね
    とにかく3時間の大作 時間長さ全く
    感じさせない作品でした
    いつもながら最高の劇団です

  • 満足度★★★★★

    3時間の超大作
    脚本、役者、音響、舞台美術どれもが優れた3時間の超大作の舞台でした。西部劇がベースですが、史実と空想を織り交ぜそこにファンタジーの要素を盛り込んだナツメ作品の真骨頂の舞台。いやあ、大変面白かったです。
    ショウダウンさんですと、どうしても林遊眠さんに注目が集まりがちですが、今作は遊眠さんをはじめ多くのメインキャストが輝いており(前回観劇した「黒船」もそうでしたが)実に雄大な冒険譚を魅せてくれます。
    多くの役者さんが名前の無い役を何役もやり、またそれぞれが細かい演技を見せることでメインキャストが輝く、素晴らしい舞台でした。座組の良さも窺えます。
    最終日という事もあり、何人かの役者さんの声がつらそうでしたが、とても見応えのある舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    「失われた世界」を膨らませたようで...面白い!
    この物語は、アーサー・コナン・ドイルをストーリーテラー的な役割に仕立て、実在した人物とエルドラドという黄金伝説の都市という虚実綯い交ぜにした”壮大なファンタジー世界”である。
    (上演時間前半1時間30分、後半1時間30分、途中休憩10分)

    ネタバレBOX

    プロローグ、年老いたドイル(白石幸雄サン)が若き日の冒険譚を回想する。一人称視点の語りが、空想冒険という扉を開けたとたん、輻輳的になり背景・状況が動き出す。その契機に現れるのが2妖精である。この件、ドイルにしたら思い出したくもない「コティングリー妖精事件」を想起させる。

    物語前半の舞台は、1881年、北米のニューメキシコの町。西部劇では有名なビリーザキッドやパット・ギャレットなどが登場する。一方、伝説の都市エルドラド。伝説の黄金都市に絡んで、チプチャの王族:キャロル(林遊眠サン)、チプチャ族の妖術師の末裔:シャロン(山岡美穂サン)を登場させる。この史実と創作を綯い交ぜにし物語を膨らませる。

    物語後半...エルドラドを目指して冒険の旅が始まる。本公演でのエルドラドの地は、垂直に屹立する崖の上という設定であった。さて「失われた世界」に出てくるメイプル・ホワイト国のモデルが南米のギアナ高地にあるテーブルマウンテンだと言われているのは有名なところ。

    エルドラドの財宝は、世界樹がもたらす”不老不死”だという。さて「命」はそれに限りがあるから尊く、生きるための活動をする。逆にいつ果てることもない永遠の命があったら怖いような...。それこそ撃鉄を弾(ハジ)いて子守唄を聞きたくなるかもしれない。もっとも、ここでは劇綴...物語でよかった。

    この公演では、突き動かすような台詞の感覚が魅力的であった。その最大の効果は状況が瞬時に表現されること。観客には、今観ている世界だけではなく、物語に横たわる歴史とロマンという悠々たる時空を想像させる。だから、在るがままの目に観えるものだけではなく、底に幾つもの豊饒な層があり、その潜在するものが観客に伝わり”感動”という意識を刺激する。
    その台詞とともにアクション・演技...こちらは観たままを楽しませるという娯楽重視(多少コミカルな動きなど)のようであった。
    この表現・体現が見事に融和しており、「シアターグリーン BIG TREE THEATER 」という劇場が異空間に紛れ込み、我々観客もろとも長い不思議な冒険に連れて行ってくれたようだ。まさにテンターテインメントの醍醐味を味あわせてくれた。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    西部のガンマンというよりは・・・
    西部のガンマンというイメージで観に行きましたが、いい意味で裏切られた感がありました。10月の大阪公演のメビウス、1月の東京での地方公演を楽しみにしています。

    ネタバレBOX

    銃による打ち合いも素敵でしたが、世界樹により奇跡や魔法が世界に満ち溢れているという世界観、愛する人の撃鉄を子守歌として眠りにつくキャロル、世界樹の復活とキャロルの再生を見守るロックが、とても好きです。世界樹による奇跡と魔法が満ち溢れた妖精たちが住む世界の物語を、いづれ語ってほしいと感じました。
  • 満足度★★★★★

    期待通り!
    初めてショウダウンさんの公演を拝見したのが二人芝居だった為、今回の大勢でのは初めてでしたがとても楽しめました
    1部、2部と休憩を挟んであったのですが、物語の切り替えをうまく出来ててより素敵でした。
    個人的には一部の終わりのシーンがめちゃくちゃかっこよくて好きでした!
    座組みの皆さんがとても仲良く、信頼しあっているのがわかる芝居の仕方で、見ているこちらもすっと物語の世界へ連れていってもらえました。
    みにいこうか悩まれてる方がいらっしゃるなら、明日までなので是非いってほしいです!

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    素晴らしい舞台なので、毎日、見に行ってます。
    なのに、毎日、物語の世界観に引き込まれてしまいます。
    そして、この回は本当に素晴らしい出来で、
    クライマックスでは早くから涙が溢れてしまいました。
    見終わってからのグッタリ感も半端なかったです。
    1幕と2幕では物語の質が変わります。
    2幕はファンタジー要素が強くなります。
    その違いもより、楽しめました。
    更には色々なツボが盛りだくさんで、笑っちゃいました。
    素敵な舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    だから舞台が好きなんだ。
    舞台から伝わるエネルギーと緊張感・・・・スリリングな物語運び、迫力あるアクションに気持は前のめりです(舞台鑑賞でリアル前のめりは禁止ですので)。ユーモラスな人物設定やら、せりふ運びには笑いもあります。
    ラストの二人には、涙がぽろぽろ・・・・・。
    このラストからエピローグがとっても好きです。
    とても面白く、とても楽しみました。

  • 満足度★★★★★

    全然長さを感じさせない グイグイ引き込まれる舞台
     「左利きの拳銃」というタイトルの映画があった。

    ネタバレBOX

    今作にも登場するビリーザキッドとパット・ギャレットのことを描いた西部劇である。無論、この2人は実在した人物でビリーが初めて人を殺したのが14歳、亡くなった21歳までに計21人を殺した西部史上最大のアウトローと言って構うまい。因みに今作に登場するニューメキシコも実在の地であり、フォートサムナーは、ニューメキシコに実在する小さな集落である。1881年当時、彼らはこの町に居た。彼らとはビリーザキッドとパット・ギャレットである。史実と創作を巧みに交差させながら演じられる今作、他にも西部劇では有名なキャラクターが登場する。カラミティー・ジェーン、アニー、バッファロービルなどだ。更に主人公らを襲撃させる黒幕の元大統領・ヘイズ、副大統領ウィーラーらが、エージェントとしてパット、バッファロービル、アニーらを「敵陣」に送り込んでいる点、また更に確実に彼らの罪深き欲望を達成する為に陽動部隊としてならず者を組織し、送り込んでいる周到さが描かれている点である。何より大切な点は、このような人物達が、最先端技術を持った野蛮人という現代アメリカにも通底する本質を巧みに描き出している点である。また、話に捻りが加わっているのも興味深い点である。チプチャの王族、キャロルと共に生き残った最後のチプチャ族、妖術師の末裔シャロンが、元大統領のオブザーバーとしてヘイズにエルドラドでその宝を入手する為のサジェスチョンを与えているのだ。彼女の名前がイスラエルの元首相と重なることも興味深い。
     ところで基本的にアメリカ社会は、知的であることを嫌い避ける傾向がある。所謂反知性主義であるが、それが実施されていることは中に居ては中々理解できない。自己主張しなければ、存在していると看做されないというシステマティックな社会ということもあり、自ら深い内省を通して思想化された言説を述べることができるのは、ごく一部のマイノリティーの中から出てくるインテリのみであり、他ではない。現代でいえば、それらの代表がサイードだったのであり、チョムスキーである訳だ。因みにサイードはパレスチナ人、チョムスキーはユダヤ人である。
     今作はコナン・ドイルを語り部として美しく悲しいファンタジーの形で作られた舞台という形は取っているものの、そして登場するキャラクターは英米や南米の人々中心の外国人ではあるものの、翻訳劇に多く観られるような違和感が無いのは、作家が日本人であり、アメリカによる侵略を受け、実質的植民地としての現代日本に生きる作家だからでもあろう。即ち、此処に描かれたキャロル同様、被差別者なのであり、その視座からアメリカを見ている為に、アメリカの公式の顔ではなく、自分達がその文化・知性の低さを知らぬが故に、他民族を野蛮と看做しジェノサイドを実行しておきながら、自らに都合の良い嘘をでっち上げる彼ら差別者の、血塗られ極めてプラグマティックな虐殺史が描かれ得たのである。一例を挙げておけば、西部劇で良く使われるプロパガンダ“インデアンは残虐だから殺した白人の頭の皮を剥ぐ”というのがある。史実はまるっきり逆で、ネイティブアメリカンを騙し尽くし、殺し尽くす為、侵略者である白人は、ネイティブアメリカンを殺した証拠に頭皮を剥いで保安官事務所へ持ち込めば賞金がもらえるというシステムを作り実行したのである。当時、白人たちが嘯いていたことばに「良いインデアンとは死んだインデアンである」というものがあり、これは現代イスラエルが初代首相、ベングリオンの施政方針とした国境を作らぬこと、ネイティブをジェノサイドによって滅ぼすこととそっくり同じなのは、ベングリオン自身が証言しているようにアメリカの真似をしたからなのである。無論、シオニスト達の暴言には現在でも「良いパレスチナ人とは死んだパレスチナ人である」というアメリカ人の発想とそっくりな表現がみられる。彼らがテロリスト呼ばわりするイスラム教徒の大多数は、力を行使して戦うことを望んでいるのではなく、ネイティブ・アメリカンと同様、侵略され、占拠され、支配されて人間の尊厳を奪われることに異議申し立てのデモを組織したりしているのであり、それは人間として当然の権利だ。従って欧米と米国植民地日本の体制派は、イスラムフォビアを即刻止めるべきなのである。
     休憩を挟んで3時間10分という大作だが、作家のナツメクニオが言うようにハラハラドキドキの悲痛で美しいファンタジー形式を取っている。が、今作のインスパイアしてくれる内実には、以上に上げたような、現代社会に通じる、深くリアルな差別主義をベースにした、技術を持つ野蛮人の本質も描かれていると考えるべきであろう。而も英語という言語は、その場に居なければ事実か否か確認できないという言語として決定的な弱点を持つ言語である為、為政者はその言語特性を支配や外交に利用してきた歴史を持つし、現在においてもその流れは変わらない。
     作品の長さを感じさせないでぐいぐい物語にk\引き込んでゆくシナリオに花のある林 遊眠のキャロル役、中心になるキャラクターには上手い役者を適格に振って絞まった舞台にしているキャスティング、ファンタジックな美しさを演出した照明や、情感を盛り上げる音響もグー。
  • 満足度★★★★★

    充実の超大作
    3時間の超大作です。でも,全く飽きることありません。途中,10分の休憩があります。それでも,途切れることなんてないんです。物語の作り方が実に上手い。全体を通して,素敵なファンタジーとなっています。そして,もちろん林遊民が良い!でも,林遊民だけではないんです。メインの役者さん,みな良いんです。この劇団の持ち味が十二分の発揮された作品。最後までワクワクしており,自分的にも観れて良かった,大満足です。まだ見ていない方,この劇団,林遊民の一人芝居だけじゃないんです。絶対おススメです。

  • 満足度★★★★★

    もったいない!
    まるで小説、もしくは映画を観ているようなか感覚。
    でも役者さんの熱量がすごくて、熱い舞台でした。
    これを観ないなんてもったいない!!
    観に行ける方はもちろん、観に行けない方もがんばって行った方がいいですよー♪

  • 歴史エンターテイメント一番
    エンターテイメント芝居はいくつも見ているが歴史上の人物の体験談のようかのように再現するフィクションはまるでノンフィクションのようだ。所々に入る笑いの質も高く飽きなかった。2.5次元のような芝居を体感でき、かつミステリー感もあって最後までハラハラしながら見れた。今後も応援したい。

  • 満足度★★★★★

    最高のエンターテインメント!
    関西の劇団さんらしいエネルギッシュな舞台。はじめは3時間…と怯みましたが、作り込まれた世界観と小ネタのおかげで長さを感じず楽しめました!

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    言い方は変ですが、大阪公演から更に良くなってました。
    物語は分かってるはずなのに、役者さんたちの芝居が良すぎて、
    舞台に入り込んでしまいました。
    長い舞台です。
    やっぱり、身体に対する負担は大きいです。
    でも、これだけ魅せてくれる舞台はなかなかないです。
    素晴らしい舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    財宝の中に飛び込むような三時間の旅
    待ちに待った劇団ショウダウンさんの東京公演。こちらの期待を裏切らず、ド直球のファンタジーでたっぷり楽しませていただきました。三時間は長いのではと思いましたが、見どころが散りばめられていて、気がつけばカーテンコールまで駆け抜けていました。
    これから残り六ステージはかなり大変だと思いますが、少しでも多く目撃したいと思います。

    ネタバレBOX

    初回と言うこともあって、ちょっとしたミスもあったようですが、回を重ねるごとにブラッシュアップされていくと思われるので、楽しみに拝見したいと思います。

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