満足度★★★
初見
Gecko:やもり。蕨の中古住宅(築40年)の畳と障子をはがして作った小劇場。住宅を改造した劇場は、札幌、八戸、福井にもある。劇場でない環境で上演する芝居も結構ある(ご存知)。座席部分が小さく十人程度しか入れない。スツール。庭の見える半野外。4人の俳優。若干入れ替わり。韻文風の朗誦科白。普通の科白。歌。即興風の軽口・歌謡曲の歌詞。背広に簡素なドレス、ハイヒール。1時間に圧縮。「王子」と「姫」の一人二役に皮肉な意図があったのかも知れない。階段のある狭い場所での転換に重きがあった。背景?の美術の役割が微妙で考えさせるところ。
満足度★★★★
旧加藤家
ガチ民家での公演。駅から遠いかと思いきや、あまり迷わず到着。家と家との間がもっと離れているのだと思っていたら普通に家同士の壁の間は数m
満足度★★★★★
無題1801(16-091)
18:00の回(晴)
17:27受付、17:29裏から中へ。キッチン経由で居間(畳はない)。
壁沿いに一列椅子席、次の間には歪んだ木、白/黒の石、砂、クリスタルのような破片のようなもの、大きな鏡状のもの。上手はガラス戸、庭。キッチンの向こうは玄関、階段。
17:58前説(60分)、18:00開演~19:02終演。
こちらは初めて。とても苦手としているギリシャ悲劇ですが、会場が民家であること、場所が20年ほど前に住んでいた「蕨」ということで観に来ました。
メインの2室(王宮の前らしい)とそれ以外では「空間」が異なるような動き。シーンの切り替え時の「解説(進行のサポート)」があり、私のような者にはとてもありがたい。ガラス戸からは外光、日が暮れるにつれ室内の照明は赤みを帯び、血の色に染まってゆくようでした。
当パンに挟まれたのは予定している「0キロポスト」のチラシ。お訊きすると「座・高円寺劇場創造アカデミー」つながり...そういえば少し前の公演にお名前がありました。その黒田真史さんを初めて観たのは「Aftershock(2013/12@LIFT」、その後2作。また内山茜さんは立教の卒業制作、最近では妖精大図鑑の公演(2016/2@セッションハウス)。
お話の進行に合わせたように、足元からの照明、壁に映る影、床を照らすと赤く光り血の「赤」にみえてくる。姉妹の衣裳は「黒」、暗闇の「黒」とは違って(精神の)純度が高くみえる。役者さんの演技は比較的抑えたもので会場とよくあっているように感じました。
来月も観たい。