満足度★★★★
オトナの子ども心をくすぐりつつ進む冒険譚。
時代に取り残されたような町で起こる奇妙な事件に、虚構と現実が交叉する。
あばくことで失われるもの。それでもあばき続けなくてはならない存在。身を隠しつつ町に潜んでいた探偵と、彼に対する怪人の想い。
なるほど!な配役と、懐かしくも怪しい商店街のセットが、物語の魅力をいっそう引き立てていた。
満足度★★★
懐かしいような気もしますが
吉祥寺シアターの空間がちょっと広すぎたかな?
スズナリとかだったら、もう少しこじんまりとして一体感が出たかも。
メンバーはとても魅力的でしたが、演出がちょっと勿体ない感じでした。
満足度★★★
テント芝居
なんか○○年くらい前に観ていた紅テントをどうしても思い出してしまって、とても不思議な気がした。そちらに比べれば洗練されているし、動きもなめらか(特にケムリ)、とてもファンタジックな世界だったと思う。だが、訴えてくるものが綺麗に収まりすぎて物足りない。ラストもテントなら違う趣向も有り、もっと説得力があったのではと思う。
満足度★★★★★
無題1843(16-133)
19:30の回(晴)。
18:55会場着、受付(全席指定)、19:00開場。
2階建て、正面に階段が3本、上手にも1本。昼なお暗い廃墟のよう、薄汚れた看板(折紙文具店、豆腐..)、はっぴーろーど泥沼、床には蜘蛛の巣状の白いライン。
19:25前説(アナウンス、105分)。
19:35開演~21:21終演。
こちらは初めて、浅場万矢さんが出ていらっしゃるので観に来ました。時々自動「動物たちの冬(2012/11@せんがわ)」「男装音楽劇 くるみ割り人形(2016/3@ウエスト)「それから(2016/4@眼科画廊)」で4作目。
昭和初期のすでにはっきりした焦点が定まらなくなりつつある白黒のたそがれ時、夢の時間。
幻か、物語のなかの妖しい登場人物たちは我が物顔で彷徨。冒険物語はいつもヒーローを求め、少年たちは小さくとも大きな世界で正義の使者として駆けてゆく。
そんな日常とはひとつもふたつも違う世界で 傳川さんはまさに怪奇な役柄。自由自在にゆらりと移動(上下左右)するさまは、実にこの芝居に相応しい、常人には真似のできないものでした。
その傳川さんですが、Baobabの「Marina bay Sans(2015/6@PRUNUS)」で観ていました。※ちなみに、観劇後の日曜日、北尾さん(Baobab)たち桜美林のダンサーのダンスパフォーマンスを観に行きました。
また少年コバヤシ役のコロさんは、柿喰う客「露出狂(初演2010/6@王子)」で初めて観ていて、その再演を先日、同じ王子で観てきました。
穴さん「レドモン(5149/4@吉祥寺)」「キスミー・イエローママ(2014/8@ OFF)」。
小沢さん「未開の議場(2014/10@王子)」。
橘さん「月ノ原中学校音楽準備室(2016/4@ミラクル)」「飛ぶ金魚(2013/6@みゆき館)」。
佐藤さん「このために生きている(2015/3@王子)」。
満足度★★★
前に進む強い意志。
手放しで「素晴らしい!」というわけではないですけど、
新天地を切り開く力強さ、前に進む意志の力を感じました。
これからもグングン進んで欲しいので、とりあえずの☆3です。
詳しくはブログで。
http://blog.livedoor.jp/byoubyoubyou/archives/52374378.html
満足度★★★
ケムリ少年
HPにあったような何も無い舞台ではなくてちょっと安心して見ていましたが、お話はこんがらがってよく分からないままに終わってしまいました。シザーハンズの仕立屋も冷蔵庫で巨大マンモスを飼っている氷屋も出て来なくて残念。コロさんの小林少年はかわいかったし、ケムリさんの動きがとても素敵でした。
満足度★★
演劇らしい演劇
この作品が好みかと聞かれたら そうでもないのだけれど、演劇らしいファンタジー的な要素を逆手に取って それを笑いに見せてきたところは面白かった。
あとはケムリ役の傅川さんの動きがすばらしい。
満足度★★★★★
ケレンと言えば、本作かって感じ。
まとまりがないだの何だの言う人がいるかもしれませんが、自分的には好き!コロさんがあんな役とは...?ちょっと意外なキャスティングもO.K.です。二役も好みの感じでした。山本タカってあんな感じだっけ?と改めて思いました。よろしければまたご案内下さい!
満足度★★★
鑑賞日2016/06/04 (土)
座席1階C列
観てきた!!
ノスタルジックで幻想的。かと思ったら現代ネタで笑いを取りにきたり。
変幻自在な演出で観ていて飽きませんでした。
理解の追いつかないところも多くて、少し頭が混乱することもありました。
つかみ所のないような不思議な雰囲気は、それはそれとして楽しめました。
ケムリの軽やかな身のこなし、パフォーマンスが大変素晴らしかったです。
満足度★★★★
本の中と外
夢幻の境地というか、本の中というか外というか、どこにいる誰なのかわからなくなるアイデンティティー危機の物語でしたでしょうか。セットや衣装がかつて怪人二十面相がいた頃の日本のそれで、いい雰囲気を醸し出してました。