AQUA 公演情報 AQUA」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-20件 / 22件中
  • 満足度★★★★★

    ど迫力のカオス
    怖かったぁ~。。。
    演者の迫力満点の描写。。。
    昨今の半端な映像なんかより俄然見応えのある一本でした。
    ブラックコレクションからと云う事で、それなりの覚悟で観劇に挑んだものの、
    前半が心をホッコリと油断させられるようなメガバらしい温かいストーリーだっただけに、
    急展開からの衝撃はホントにヤバかった😱
    怖かったぁ~。。。
    そして、何よりこの急展開が強引さや違和感を感じさせ無く進むあたり、
    まさにメガバの真骨頂っ‼

  • 満足度★★★★★

    脚本が
    しっかりしていないと、役者が頑張っていてもつまらないし、反対もまた然り。そして舞台セットの完成度も大事。
    その点メガバは安心して観ていられる。
    AQUAは狂気がテーマなので「安心」して観る劇ではないけど、ここらへんのジャンルはピカイチですよね、瀧さんは。不思議なのはこれだけコリッチで注目されているのに、もっと沢山の人が観るべき❗
    損していると思うよ、未見の人達。

    ネタバレBOX

    内容は特に他の方達が書いているだろうから、基本的に文句ないけど、内容理解の面もあるのだろうけど、アメリカなのに日本式の挨拶や礼が気になる。
  • 満足度★★★★

    怖ぇ~
    日常の中に潜む狂気,これが一番怖いんだよね。よく描かれています。初日で音響のミスとかがあって惜しい部分もありましたが,差し引いても素晴らしい作品です。今回,通し券にて1日で4作品を観劇。かなり疲れたけど,充実した観劇の1日でした。

  • 満足度★★★★★

    完璧すぎる一幕劇。
    自分が衰えを感じるとき、人はちょっと無理をしたがるものだ。
    今回、一気に4公演ときいて、思わずそう思った。

    ネタバレBOX

    最後に血を吐いて倒れるシーンは圧巻。
    それなのに行った日には10人程度しかおらず。
    完璧なのに、なぜ人が来ないのかを逆に考えた。

    一幕劇としては完璧。だが今までのメガバで見るような
    急展開が予想通りといえばそうかもしれない。

    華やかさに欠けるといえば確かにそうだが
    変わった演出、趣向をしないにも関わらず
    飽きさせない脚本はすばらしい。

    小手先の面白さを人は求めがちだが、
    安定した面白さに軍配を上げたい。


  • 満足度★★★★★

    小出しにする狂気
    巧みにちりばめられた小さな伏線が見事。
    所々で小出しにする狂気が絶大な効果をもたらしている。
    それによって最初から最後まで緊張感が途切れない。
    キリマンジャロ伊藤さんはもちろん、アクア役の杉坂若菜さんも素晴らしかった。
    それにしてもこの企画で、構想・脚本共、作者の引き出しの豊かさに
    改めて驚かされる。

    ネタバレBOX

    舞台は森の中の山小屋のような家。
    ロックウェル(キリマンジャロ伊藤)は、借金の取り立てに追われていた15年前
    当時3歳のアクアを教会の前に置き去りにした。
    その後アクア(杉坂若菜)は母親に引き取られたが、その母親が病死したとの知らせに
    ロックウェルは15年ぶりで娘と再会する。
    嘘をついたことが無いという純真なアクアは、新しい家族と一緒に暮らそうという父に、
    ここで二人で暮らしたいと訴える。
    アクアの心情を尊重したロックウェルだったが、次第にアクアの感情の起伏は激しくなり
    やがて、想像を絶する真実が明らかになる…。

    冒頭間に入った女性弁護士から、この後再会する娘について説明を聞く場面で
    既に小さな疑念が生じる。
    母娘がどうやって生活していたのか、この窓の鉄格子は何のためなのか、
    弁護士は基本的な、そして肝心なことについて「さあ、解りません」としか答えない。

    再会した18歳のアクアは素直だが、幼児が喜ぶような遊びに狂喜し、
    仕事の電話をする父親を許せずスマホを床に叩きつけるような激しい一面を見せる。
    捨てられた物に執着し、カメラやビデオデッキなどを拾って来ては“直している”と言う。
    また時折過呼吸のような発作を起こして父親を驚かせる。

    アクアの生い立ちに何か大きな秘密が隠されていることは容易に想像がつくが、
    それが教会で神父から性的虐待を受け、母のもとに戻っても
    母親の心臓の具合が悪くなれば客を取って生活費を稼ぐという事実は衝撃的だ。
    この事実にたどり着くまでに少しずつアクアの異様さをチラ見せしていく手法が巧い。
    人間も時計と同じように“直してあげる”と父親の遺体にナイフを突き立てるラストまで
    彼女の狂気がエスカレートしていく様に釘付けになる。

    ロックウェルの、父親としての負い目から来るアクアに対する“甘さ”がリアル。
    弁護士の汚いやり方を見破る冷静さを持つ彼が、娘に対する疑念からは目をそらす。
    またアクアの振れ幅の大きい性格は、再会した父親への甘えに見せつつ
    実は巧妙に父親を追いつめるしたたかさを感じさせてこれも巧い。

    あまりに悲惨な人生に絶望して、頭の中で別の世界を創らなければ
    生きていけなかったのかもしれない。
    もう二度と自分を捨てることが出来ないように、母親を閉じ込めるために作った鉄格子、
    その鉄格子の中で、本当はアクア自身が、一歩も出られずにもがいていたのだ。



  • 満足度★★★★★

    この劇が特に気になったので
    もう一度観劇。通し券のシステムありがたいですね。今回は完璧な出来で、さすがのメガバックスのお芝居でした。後半の狂気のシーンでは、女優さんの迫力に思わず背をのけぞらせた。この女優さん、キャラにはまりすぎ。母子二人の貧しい食生活まで想像させるようなキャラクター作りは驚愕ものでした。「パパ、寒いの?」などの伏線の置き方もいい。これ、「寒い」と言ってたらどうなったんだろう、と後で色々と想像してしまう。わずかの間に素晴らしく成熟した劇が見られて、本当に幸せ。観劇の醍醐味というものを味わった。

    ネタバレBOX

    母子の食生活をこんな風に想像した。(ほとんど肉なんか買えなかったんだろうな・・・・やっとミルクやチーズといったところだろうか。唯一の贅沢がクッキー。お母さんは娘に少しでも多く食べさせてやりたくて、ああ、それであのゲームなのか・・・・・) 弁護士さんも声がだいぶ良く出ていて聞き取りやすかったです。最後のベッドの上の惨劇はAQUAの長いスカートがよく映えて、怖さがひときわ増していた。よく考えられた衣装で、色々と象徴的。体の線を出さないよう、禁欲的にわざとダサく作られたライン、野暮ったい分厚いストッキング、純真さを象徴するかのような真っ白いカフス。それが一転する時の衝撃。お見事でした!
  • 満足度★★★★

    憑依するような…
    二重人格という言葉を思い浮かべる。ネタバレになるかもしれないが、自分の中では一番しっくりする表現だと思う。このサスペンスは感情の振幅度合いが見せ所。4公演のうち、コメディ以外は、心情を吐露するシーンがある。その表現如何によって芝居全体の良し悪しが決まると言っても過言ではないだろう。本公演は、心の美醜、愛憎がしっかり表現していたと思う。

    ネタバレBOX

    梗概は、事業の失敗から3歳の娘を教会の前に置き去りにした。その娘が母親と死に別れたことから、引き取ることにした。その手続のため住んでいる家を訪ねるところから物語は始まる。舞台は人里離れたところでの隠遁生活のようである。この部屋は内側に鉄格子のようなものが嵌め込まれ、施錠出来るようになっている。隔離部屋といった印象でもあり、怪しげな雰囲気が漂う。この時点でいくつかの伏線がある。そして、タイトルの主人公の名にして、「水」(ラテン語等)も出てくる。

    前半、自分を捨てた父親に対し、恨み言もいわず愛らしく振舞う姿がいじらしい。が、この部屋で醜業で生計を立てていること、行為の結果、子供が生まれるが精霊と称して埋葬する。その墓が家の周りに...。この事実が分かった以降、和やかな空気が冷気に変わる。実は、憎しみ復讐?父を逃さない?を目論んでいたようだ。前半の楽しい空想日記が、一転、時系列に怨嗟の言葉を浴びせる。反転した狂気への感情表現が上手い。

    もう一つ効果的な演出は、衣装であろう。教会での養育ということから修道女(シスター)をイメージした衣装は、清純そのもの(カトリック教か否かは不明)。この神聖のシンボルともいえる衣装(ウィンプルが無いだけ)の下に育んできた憎しみ。その正邪の振れ幅の大きさが狂気を倍加させている。

    この狂気の表現...AQUA役(杉坂若菜サン)が小柄ながら、大きな感情で魅せてくれた。もちろん、ロックウェル役(キリマンジャロ伊藤サン)は、その兇器に倒れ、のた打ち回る。この役者陣の安定した演技が素晴らしい。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    純真無垢な彼女が たった一つついた嘘。
    こりっち常連さんの中でも とても評判の良くて 前から行きたかったメガバックスさん。
    独特な世界観で入り込めるか心配だったけど すぐ物語に引き込まれていきました・・・。


    みんな良かったなか キリマンジャロ伊藤さんと 杉坂若菜さんの 演技力のたまもの 
    杉坂さんの 後半狂気っぷりに びっくりでした☆


    こんなに詰まった内容を 1時間30分にまとめあげられたことも またスゴイ!
    (良い脚本を書ける作り手はいても いらない部分を削ることができない作り手は 意外と多くいると思ってるので)。


    スタッフさんも親切で感じよかったですし 通し券6000円はお得すぎるし 
    劇団として とても印象が良かったです。


    メガバックスさんの魅力が これでもかとぎっしり詰まった作品☆
    この熱量で 1日4本やってるとしたら (当たり前ですけど)とても大変なことと思います。

    ネタバレBOX

    (ちなみに当日パンフより) 
    公演成功祈願と 荻窪から電車を使わず徒歩で 高尾山山頂まで行ってこられたとのこと。
    1日4本公演も とんでもない企画ですが そちらもこれまたとんでも企画で  (汗)


    演劇で伝えられること 演劇にひきつけられること ・・・改めて感じることができました。
    私にとって 見逃せない劇団が ひとつ増えました☆  
  • 満足度★★★★★

    一途な想い
    個人的な趣味では、狂気色の強い作品は、苦手なのだが、それ以上に感情が強く揺すられる、引き込まれた作品でした。

    冒頭の小さな歪みのような謎が膨らんでいき、月日を取り戻すかのような、感傷的な中盤から見えてくる真実。

    衝撃のラストでした。

    ネタバレBOX

    父(滝さん)とAQUA(杉坂若菜さん)の創りだす空間が、素晴らしかった。

    簡単過ぎる、あらすじにしてしまうと、悲劇だし、正直、自分の好みではない。
    なのに、なのに、凄い作品として、記憶に残り、もう一度観たいと思ってしまう。
    罠に、はまったのかしら・・・


    父娘が、失った日々を取り戻そうと、過ごす時間の緩急に、引きずり込まれた。
    ほのぼのとした、肩の力が抜けてゆくのも束の間、小さな違和感が、かすかな疑問と恐怖を、確実にしていく。

    そして、衝撃のラスト!!!


    AQUA(杉坂若菜さん)の天真爛漫な純真さから、愛憎への変貌が、素晴らしかった。

  • 満足度★★★★★

    観てきました!
    純真爛漫な少女と優しい父親

    前半の助走から後半の展開

    あっという間に観てしまいました

    2人芝居の印象ですが4人なんですよね。

  • 満足度★★★★★

    おおお・・・
    4作品同時公演の3作品めの観劇。なんとも凄惨で猟奇的な愛憎劇ですが、これまで観た3作品の中では一番のお薦め。スプラッターは苦手な小心者なので、心も体も(心因性反応です)痛いです。しかし3作品に出ずっぱりのキリマンジャロ伊藤さんのタフガイぶりには感服。

  • 満足度★★★★★

    狂気?愛?
    通し券を使い、4作品を一日で観ようとした4本目。(完走(笑))
    公演中なので、以下ネタバレで。

    ネタバレBOX

    4作品の最後に観たが、最後で良かったかも。
    「ガイラスと6人の死人」の後だったので余計に怖い作品でした。

    様々な伏線も張り巡らされており、その回収も楽しめる。
    だが何といっても父娘の距離感やその想いを魅せてくれた、キリマンジャロ伊藤さんと杉坂若菜さんの演技がこの作品の大きな魅力だろう。
    前半の違和感を感じさせつつの静かな展開から、後半特に終盤の鬼気迫る演技は特に素晴らしく、あのキリマンジャロ伊藤さん相手に一歩も引かない演技を魅せてくれた杉坂さんには驚かされた。

    4本目なので、少しだけ総括させて頂くと、どの作品とも違った魅力のある作品でどれも楽しませてもらった。役者さんが複数の作品に出られており、同時公演での役作りは大変かと思いますが、更に登場しない回には、受付や誘導等もされており、本当に凄いと思いました。
    また短い時間でのセットチェンジも素晴らしいです。
    一つ残念だったのは、このような魅力的な作品群の割に、観客が少なかった事ですかね。
    本当に勿体ないと感じました。

    次回公演も楽しみにしております!

  • 満足度★★★★★

    4本目
    ずっしり見ごたえのある、近松門左衛門を思わせるような描写で、あたらめて幅の広さを感じた。

  • 満足度★★★★★

    愛は狂気へ・・・
    「AQUA」というタイトル(主人公の名前)からは、爽やかなイメージを想像してしまうが、それに反して、物語はかなりヘビーなものとなっていた。

    ミステリーな空気を以って物語りは進行していく序盤から、徐々に真実が明らかになっていく脚本は見事。
    そして後半の、“狂気”へ変貌していく描き方は衝撃的であり、心に鉛球を打ち込まれたような気分だった。

    “メガバ100作品突破記念”の本公演、本作で3作品目の観劇になるが、何れの作品もテイストが違い、しかも完成度が高く、懐の深さを感じます。

  • 満足度★★★★

    愛情欲求
    愛情欲求が伝わる台本で演者の熱演が伝わりました。親子の演技はお勧めです。

    ネタバレBOX

    脇役の弁護士の演技と売春のためにきた男性の衣装の改善を期待します。
  • 満足度★★★★★

    ここ、遠いんだよね。
    相変わらず外れが無いなァ。
    俄然他の作品への興味が募り、通し券購入を思案中。
    素晴らしかったので、むしろ「AQUA」をリピート観劇したいくらい。

  • 満足度★★★★★

    AQUA
    久しぶりに再会した娘のことを話し合う父親と弁護士。何かあるらしいとは思ったけれど、あんなことになるとは・・・。ものは壊れるは、はずれるは、汚れるは・・・の大変な舞台でしたがこの回だけなのかも?

    ネタバレBOX

    初めは純真無垢と思われ、いろんなわがままも久しぶりに再会できた父親への甘えからと思っていたけれどそれだけではなかったのね。父を引き止め、スマホを壊すのを見ていたら腹が立って来ましたが終盤に語られる生い立ちを聞いていたら、一緒に怒りと悲しみがわき起こり泣いてしまいました。ただ、修理できると思いこむにはもっと簡単なもの(おもちゃとか)の方が良かったのでは?
  • 満足度★★★★

    痛かったです
    とても衝撃的な内容と、役者さんの熱演で、どんどん惹き込まれました。気付けば、瞬きもせず観ていました。怖いけど、悲しく切ないストーリーでした。キリマンジャロさんの演技がリアルで、ロックウエルの傷ついた姿は、観ている自分も痛くなる気がしました。そして、切なさで心も痛くなりました。セットも丁寧に作られていて見事でした。何だか、何とも言えない感じの、すごい舞台でした。

  • 満足度★★★★

    せつなく恐ろしい物語
    「AQUA」を鑑賞しました。
    途中まで、2人の会話から、いつそれが弾け、崩れてしまうのか・・・はらはらしながら見ていました。
    AQUAも父も、その演技、台詞の表現力など、高い水準のもので、臨場感あふれる舞台となっていて、その時々の心理の推移を、私も共振していました。
    後半の「破裂」も、無理なく受け入れることができました。
    ひとつだけ・・・弁護士さん役の俳優さんへ。声が上に駆け上がってしまい、しかも早口のために、聞きづらく感じました。前に出す練習をぜひしてください。(すみません)

  • 重い。。。内容でした。。。Aqua
    メガバックスさん、まずはご招待ありがとうございました~ 友人の勧めで観劇をとても楽しみにしていました。どんなものがでてくるのか。。。重い内容。。。テーマ性があり、ドキってさせられるものでした。主役のお二人の演技も素晴らしかったです。ただ音楽の出だしを間違ったり、セリフに滑らかさを感じられないこともありました。とにかくメガバックスさんの他の作品も機会をみてまた拝見したいと思います~

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