座布団劇場八枚目ッ 公演情報 座布団劇場八枚目ッ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★

    楽しめました
    落語のネタを複数の役者さんがアクション・リーディングで演るというスタイル、なかなかに楽しめました。寄席っぽく、飲食可というのもいいですね。

  • 満足度★★★★★

    とても楽しめました
    落語の噺を複数の役者が所作を「落語以上演劇以下」の大きさで演じるという新しい試みの劇団です。

    ネタバレBOX

    「皿屋敷」に始まり「長屋の花見」をトリとした構成です。随所に細かな工夫が見られ、例えば「長屋の花見」にカントリー&ウエスタンミュージックの軽快さがぴったりでした。
    全五話それぞれ楽しめましたが、今回特筆すべき、と思ったのが「桃太郎」です。長谷川裕貴さん演じるこましゃくれた子供、フラがあってとても良かったです。寄席で何度か聴いたことがありますが、これほど面白い噺だったとは。今後長谷川さん演じる「真田小僧」や「初天神」の金坊などが見てみたいです。
  • 満足度★★★★

    “ニュースタイル”
    初めて観させていただきましたが、このスタイルはなかなか面白い。
    落語好きはもちろん、落語に馴染みのない若い人も楽しめるんじゃないでしょうか。

    五つの演目、どれも面白かったですが、「お湯かけ女房」と「掛取り」がお気に入り。

    「掛取り」での“今井耕二”さん、いい声で、味わいのある、いい唄でした。

  • 満足度★★★★★

    痛快!!
     ①「皿屋敷」②「お湯かけ女房」③「桃太郎」④「掛取り」⑤「長屋の花見」の5本を①、②を演じて10分③、④後に10分の休憩を挟んでの上演。飲食OKと江戸歌舞伎の風情。演目の上演順序にも気配りが見られ、ホントに楽しめる。

    ネタバレBOX

    ”プロット”は和物を演じるのに不思議とぴったりくると感じさせるのは、この座組みの力の証明かも知れぬ。皿屋敷は無論“番町皿屋敷”で有名なお菊の悲劇をベースにした作品で、お菊の無念を十全に活かしながら、笑いの種を随所に仕込んだ楽しい作品。座布団からも推測できる通り、ノリとしては落語のノリであるから、下げもつく。「お湯かけ女房」はこのノリの作品であるが、いたく昭和の懐かしさとおかしみ、ペーソスを秘めた而もシュールな作品である。実際にどんな話かは、観劇して確かめて下され! 「桃太郎」は黍団子のあの話であるが、これも昔話の深層を解明する形になっていて、随所に笑いの種が仕込んである。「掛取り」は、これも落語の題材で大晦日の貧乏長屋、借金の催促を如何にして逃れるか。あの手この手、こんなのありか!? まで飛び出して抱腹絶倒。ラストの「長屋の花見」は、安倍政権になって増々顕著な収入格差に対し、やんわり毒を仕込んで洒脱。安倍のように、頗るアホなだけではなく、やはり頗るつきで姑息なパシリ野郎の流す毒には“毒を以て制する”の発想がよろしい。

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