満足度★★★★
話の造りがしっかりしている
実験の為に育てられ、愛情とは無縁の生き方をしたナインとツエルブ。同じ環境に育っても、二人が望んだことの違いが物語の中に痛いくらい切なく描かれていた。ナインに執着するハイヴ、アニメの声を担当したという潘めぐみさん、役の説得力が半端なくイイ!一途な想いの歪んだ放出、切なかった。売りの3D、かなり有効に使われていたと思う。場面の変化に違和感なくついていけた。最後に二人の上に舞う白い羽、実に印象的で美しかった。
残響のテロル
セットはシンプルですが、そこに投影される3D映像によって舞台は研究施設になったり、学校になったり警察署になったりアジトになったり、遊園地になったりと、どこにいるかすごく分かりやすくて良かったです。ただ施設を逃げ出した二人が、どうやって高校生になって学校に潜り込んだんだろうとか、学校に行く必要があったのかとか、原爆を爆発させるなんてその後の事は考えなかったのか?とか色々疑問は残りました。原作を読んだら分かるんでしょうか?