TRIPLE BILL 『P小山』 公演情報 TRIPLE BILL 『P小山』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 無題1750(16-040)
    19:00の回(雨)。

    18:33開場、19:04開演~20:30終演。

    長谷川さん「にわ」。
    梶本さん「海へと」。
    三輪さん「ミライハカケル」(ないきさん)。

    「プロジェクト大山」は「キャッチマイビーム(2011/8@トラム)からここセッションハウス公演などを、長谷川さんは、「ダンス花(2013/9)」「COLONCH vol.5(2015/8ザムザ)」、梶本さんも出ていた「をどるばか(2015/2@BankART)」、その梶本さんは「batik トライアル vol.13(2013/12@森下)」。来月の@あうるすぽっともチケット手配済み。

    今夜の公演、いつものように「セリフ」はダメなのと、(意外性のない)ふつうの振付だったのと、映像を伴ったものは他のダンサーでも観ているのでインパクトを感じなかったこと…など。

  • 満足度★★★★★

    帰り道のニマニマが止まらない幸せ
    素晴らしいダンス公演を観ると帰り道のニヤニヤが止まらない。優れたダンサーはみな、髪の先から足の爪までが踊っている。神経が末端までピリピリと音を立てながら信号を受け渡している。高揚する。温かくなる。●ダンス、美しい肉体、衣装、コトバ、音(吐息、音楽)、映像、光、小道具(鏡のような銀幕、レースのような長い…ベール?)全てが融合して生まれる、まさに総合芸術。ずっと観ていたかった。幸せな時間。●長谷川風立子さんの脚のなんと美しいことか。彫像のようだ。ざっくり開いた背中の後ろ姿は肉体の美の極致。優れたダンスは速さで誤魔化さない。あの体幹に裏付けされた緩急の術。吐息もエロティックだった。●梶本はるかさんの左右対称の美。いや、対象が対称でない美があった。勝手に人間の誕生のようなものを感じた。母にも、誕生した子供にも見えた。片足での連続技に頭がシビれて、クラクラした。●三輪亜希子さんの声。リフレインする言葉、5つのプロジェクターから壁や床に映し出される映像にシンクロするダンス。錦鯉にも孔雀にも見えるベール。激しいラップ音。内に秘めた激情がほとばしる。●青と赤の交わりが、まるで幸せと悲しみや、現実と虚構、過去と未来のよう。そして、進化とともに陸に上がった人間が海へ帰って行くようにも見えた。あの日のコトも?●四人のダンサーが、曲線は美しいということを、そのしなやかな女性のカラダで証明してくれた。そして、しなやかであることは、強さであることも。オトコが叶うものではないことを再認識させられた。幸せだ。

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