芝居の本質的な面白さ、アンサンブルの重要さがあった。
脚本ができあがったのが6月に入ってからという噂もありどうなることかと思っていた。稽古場を覗きにいくと流山児さんがダンスシーンでぶつかったりしていて、大変なのかなあと思いきや、本番を観劇したところとても面白く演劇的な悦びに満ちた作品だった。大雨で増水し浸水を逃れた民家に移り住んだ人々は団地の出身者や市役所の人、生きてる人も死んだ人も入り混じり、幻想と現実が入り混じり。めくるめく万華鏡のような芝居が続く。疾走する芝居であり、火事場の?アンサンブルの勝利である。古めかしく壁紙がはがれた室内は昭和の匂い、ダンスはテクノぽく、愛憎劇はさまざまで、愛情や追慕が中心となり進んで行く。特にリフレインの中で徐々に起きたことが解体されて行く様は記憶の中で過去の出来事が自分なりに変造されていく様を描いているようでもあった。
とにかく見ていて面白い。
続きは http://palove.blog.shinobi.jp/
満足度★★★★
おもしろかった。
本にしても舞台にしても、仕掛けがまず凄い。
不思議な世界観。映像を映像としてのつかい方ではない
これからの可能性のある演出だった。
物語のポイントとなるところはそれほど真新しくなかったが
やはり演出かな、素晴らしかった。
個人的には立原さんの美しさと、流山児さん・さとうさんの掛け合いに
やられました(笑)
満足度★★★
ふふん
あ〜やっぱり天野さんはこうなのか、という感じ。
わたしが彼の舞台を観たのが2回目だからなのか
ごまのはえが加わっているからなのか
あの奇抜な世界がまろやかになっている気がしました。