みんな 公演情報 みんな」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
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  • 人の業。
    実体験を元にしているからか、生々しさはあった。ハイバイの演出助手をされていたからか空気が似ているのもわかる。人物や物語に関しては、後半から観ていて追いかけるのが大変ではあった。ただ公演するのでなく、こういった人のすれ違いや傷が、作品を通して減っていけばいいのにと思う。細かい芝居や粗以上に、中身が響く作品でした。

  • 満足度★★★★★

    楽しめました。
    今回2度目の公演だそうです。

    ネタバレBOX

    かなり「美術」への造詣が深い方が携わっているようです。こけら落とし公演の作品で使われた映像の中にマルセル・デュシャンの「泉」がありました。そのときはあまり「美術」ということは意識しなかったのですが。今回の舞台は美術そのものズバリでしたね。
    幼稚園で美術に目覚め、その道を目指すところから挫折迄を描くことによって美術教育とは何か、美術の世界で生きていくことの難しさ、さりげなく美術手帳が出てきたりしてなど私は美術系ではないのでわかりませんが、おそらく美大生にしかわからないような世界も描かれているんじゃないかな、と感じました。
    あと「ビー玉人形」、レトロでしかもコンテンポラリーなものを感じさせるいい響きです。ちょっと最近のアートトレンドに対するアイロニーを含ませたのかな、と思いましたが、深読みし過ぎでしょうか。
  • 満足度★★★

    6人の役者さんなのに
    登場人物は6人じゃダメなのかな?7人目(二役)が登場してから、わかりづらく複雑になって、いいお芝居だと思いながら観ていた気持ちが変化してしまい、残念に思いました。

  • 満足度★★

    物語とは何か? をしっかり考えた方が良い
     埼玉県内の某所、幼稚園の園長が進歩派だったかシュタイナー教育の影響を受けた為か、県下で初めて園児たちに音楽や絵の指導を本格的に導入した。

    ネタバレBOX

    結果、園長の孫と彼の仲良し2人が、絵に興味を持ち将来は絵描きになろうと誓った。だが、うち1人は小学校から高校中退迄、それなりの評価は得たものの家庭の問題(母は、その優しさを家族の前で演じ続けていた。然しWeb上での彼女は、家族一人一人の悪口雑言を書き込み、それで精神の平衡を保っていた)。この事実を知った息子は高校も止め家を飛び出して行方を晦ましていたのだが。一方、園長の孫は、美術的才能には恵まれなかったようで鳴かず飛ばすである。3人のうち唯一の女子は、受けた美大総てに落ち、短大に進学しその後は幼稚園の先生になっていた。勤める園は卒園した幼稚園であった。而も現在彼女は園に勤める男性と付き合っているのだが、そこへ発表会の演目指導にお願いしていたメンバーが到着。その中に彼女の元カノが居た。元カレはよりを戻そうと誘いを掛けてくる。こんないざこざの中、園児時代以来の仲良しが、園長も入院していた廃病院に紛れ込んだ。住居不法侵入として警察に捕まり、地方欄に掲載されてしまったのだが、彼は高校を中退した仲間を見掛たように思い、廃病院に入っていったのだ。
     一方、元カレだけは、美術界で頭角を現し、賞をとり、賞金など入手していたのだが、元カレの才能と権威を巡って後輩・元カノが媚びる姿などが、恰も体験談であるかのように構成されている。
     然しながら、演劇の極めて重要な要素である歌舞く発想や、本質・普遍性を鷲掴みにして取り出し、提示するような自己分析、対象化は感じられない。

  • 満足度★★★

    会場の向かいのビルから飛び降りが!
    ノンフィクションをベースにした創作なんで、ハイバイをどうしても想像しちゃうよね。サーガの部分はエピソードが弱いから、幼稚園の同級生の話に絞った方が良かったのではないかしら。

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