根 公演情報 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    色々な根・・・
    面白かったです。

    当日は強風と雨のなかでの開演でしたが、
    遅れての入場者も無くほとんど時間どうりに始まり
    とても良かったです。
    (コメントも無く当然のように5,10分遅れる
    劇団が多いのは感心しませんが・・・)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    観せる工夫も必要では...
    「根」という視点から見たオムニバス7話。この公演のタイトルとチラシ、さらに説明文にあるアリストテレスという名前から深い、それこそ哲学的な物語を想起させる。が、その要素がまったくないとは言わないが、その主張(描きたいテーマなり)が観客に十分伝えることが出来るか。自分のスタンスも重要であるが、観客に観せることも大切ではないだろうか。

    ネタバレBOX

    昨今、断捨離という言葉が流行ったが、この公演にある小作品についても、整理し各々の話に深みを持たせ、もう少し関連性が見えると面白と思った。また演出はテーマ性を重視するためであろうか、衣装は全員がつなぎ服という同じ格好である。その色は白であり、照明によっていろいろな色に変化する。
    素舞台の中で「根」というものが抽象的、比喩的に描かれ直截するような観せ方にしていない。そこには観客と一緒に考えるという投げかけというスタイルのように感じた。その意味で理解し難いところもあり、観客によって好みが分かれそうである。自分としては嫌いではないが...。しかし、先にも記したように観せる工夫も必要であろう。

    7話のタイトルは次の通り。
    ①大きな根
    ②根も葉もない食堂
    ③球根の求婚
    ④Let’s根クササイズ
    ⑤いい根
    ⑥根見
    ⑦抜いてくれ

    どれも日常(暮らし)にある事象を切り取ったもの。文章で言えばその描写・情景は行間から読み取れということであろうが、芝居では役者の表現力にかかる。それは顔の表情や体の動き、そして”間”であろう。この人間の持つ根っこ...こちらは”心魂”に置き換わるかもしれないが、その演出に爽快か不快かは別にして緊張感のようなものが感じられない。その高揚感のようなものが観客(自分)に伝われば「値」が上がったかもしれない。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    長編で観たい
    “パンチェッタ”は今作が初見。
    「観る者の想像を喚起し独特の世界へと導く」と、代表の言葉。

    短編7編からなる本公演、
    何れも深いテーマを示唆しており、確かに想像力を喚起させる作品群の中、
    「球根の求婚」、「いい根」の2作品は、
    他の作品と比べるとストレートでわかりやすく、ドラマも発展できそうであるから、ぜひ、長編で観たいと思った。

  • 満足度★★★

    よく考えてあったなぁとは思えたが
    小品感は消せなかったかしら・・
    それなりにまとまっていて
    どこをどうとは言えないけど
    何か一味+は欲しいかなぁと思えた
    約100分強の作品

    ネタバレBOX

    タイトルの映像投影やら
    素舞台である分(=書き忘れましたが素舞台です)
    (で登場人物は全員白ツナギでの演技であります)
    戸の音とか音響さんなど頑張っていたです

    物語はオムニバスで一巡してラストに各話のオチがつきます
    表現やら三角倒立頑張ってました!

    なんだけど・・何となく今一な感があったなぁと・・感想
  • 満足度★★

    鑑賞日2016/04/15 (金)

    座席1階2列

    観てきた!
    「根」を題材にした全7編のショートショート。
    もうちょっと抽象的なお話になるのかなぁと予想していたのですが、
    思ったより素直?な作りで、普通に楽しめました。

    私のお気に入りは『球根の求婚』
    アリサの正体は端からみんな分かっていたとは思うけど、
    一応伏線めいたものの見せ方は上手いなと思いました。
    変わり者の弟、父親との掛け合いも面白かった。

    ネタバレBOX

    オムニバスなようで、最初と最後のお話に繋がっていました。





    [memo]
    全員倒立
    根も葉もない
     → 「ね」と「は」を言えない。羽田くん→成田くん「は?」
    伸ばす大喜利
     彼→カレー、損→騒音など
    いい根、悪い根
    人文字で根
  • 満足度★★★★

    楽しかったです!
    ライトで押しつけがましくない笑いで楽しめました。演目やフライヤーからもう少し小難しいものを想像していたので、劇場に入る前に熱々のコーヒーを流し込んでいったが、そんな必要もなかった。様々な「ね」があることに気づかされましたが、こうしたオムニバス形式にしては全体のつながりもよく、安定感のある逆立ちもちょっとした見ものでした。ただ、やっぱり楽しかったのと面白かったのは違う。もう少し魅力的なパフォーマンスとか、ブラックユーモアとか、同じテーマを追ったのなら少しづつ違うテイストが欲しかったところ。衣装も悪くなかったですが、あれもなんだか哲学的なものを期待させてしまうかな。全体に脚本の方の人柄が出すぎちゃってる感じ。好感の持てる感じの方で、お願いされて思わずアンケート書いてしまった・・・。ほかにも書いている人多かったですね。う~ん、こういうのってどうなんだろう・・・・。

    ネタバレBOX

    新行内氏、ファルスシアターの「キャッシュ・オン・デリバリー」に出演されるんですね。見たいなぁ。すごくはまりそうな感じ。頑張ってほしいのでちょっとおまけして☆4つに。このお芝居、「根」についての考察のお話と分かった時、猿回しの「根切り」のことなんか出てくるのかな、新行内氏が根切りされる猿の役なんかやったらすごいだろうな、と勝手に想像していました。(すみません、妄想です)全体にどれもなんとなく「いいお話し」で終わってしまって、オムニバスらしいインパクトに欠けるのが残念。「根見」は薄墨桜の話を思い出した。枯死寸前の古い桜の根に若い山桜の根を継ぎ足すお話なんだけど、そうか、切られる根のほうはたまんないだろうな、と同情。本来は根の寿命がすなわち樹の寿命なんですね。あと、観劇中、しきりに根無し草の生活を送るジプシーのことが思い出された。「立ったまま埋めてくれ」に描かれた彼らの生活の凄まじさ、地域に根を持たないということはどういうことか、「根」についての考察の中に、こうしたネガティブな「根無し」のことも入れてほしかったですね。
  • 満足度★★

    表層なのにヒリヒリ感なし
     一応、オムニバス形式の公演になっている。

    ネタバレBOX

    フライヤーの絵が偉くインパクトのあるものだったので観に行ったのだが、イメージとは異なった。タイトルも意味深だったし、期待したのだったが、我らの世代が若い頃のように、事象の表層的意味ではなく意味する所を追及しようという姿勢は見られない。各スケッチのタイトルは以下の通り。①大きな根②根も葉もない食堂③球根の求婚④Let’s根クササイズ⑤いい根⑥根見⑦抜いてくれ
     こんな時代に喜劇的なものを演るのであれば、もっと突っ込んだ作品にして欲しい。根というタイトルから、矢張り掘り下げた深いもの・ことを期待したのだが、本当は何を言いたいのかが分かっていないので、それを根拠づけたいと考えて書かれた作品のような気がする。それにしても表層的でその表層であることに痛覚のような鋭さも感じられなかったことが残念だ。⑥根見をもう少し捻ればかなりの意味を持つとは思うが。

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