I do I want 公演情報 I do I want」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-14件 / 14件中
  • 6月13日(金)S
    人物設定が秀逸。素晴らしい。

  • 満足度★★★★★

    千秋楽観てきました。
    『私、わからぬ』からの空ゼビギナーな私ですが、ちょっと前の『私、・・』の家族から、大学のサークル内での人間模様。それぞれの思いが交錯するなかの、ぐちゃぐちゃ感が好きです。なんかまた観たくなってしまいました。観客との距離がとても近く、同じ視線の位置にいたりして、結構ドキドキしました。

  • 満足度★★★★

    ジリジリした緊張感
    前作が古臭く、深みもない家族のドラマに思えたので躊躇してたけど、ここでの評判が良かったので見てきました。
    やや誇張されてるけど、実際ありえるイヤーな人間関係が丁寧に描かれていて息を飲む80分でした。
    よく考えたら特別な事を扱っているわけじゃないんだけど、特別じゃないものを丁寧に描く事の素晴らしさを感じました。
    この劇団はこの方向性で行ってほしいです。

    ネタバレBOX

    ただ、帰国子女(?)の女性の存在がせっかくの流れを断ち切ってしまっていた気がしました。
    あと、最後夕焼けに照らされる部屋に3人が残されて、「さあ、ここからどうなる!」ってところで告白はないでしょ。
    3人でしっかり語り合ってほしかったな。
    役者さんはどなたもとても良かったです。
  • 満足度★★

    青春群像
    いまさら等身大の青春劇みせられても…というのが率直な感想
    値段が高すぎる、半額でも微妙かも

    役者の丁寧な演技には好感が持てるが、
    そこまででしかない
    そして、役者の演技・衣装とは逆に
    リアリズムのない舞台美術が世界を壊している

  • 満足度★★★★★

    観ました。
    好きな劇団さんで、今回で4作品目の観劇になったわけですが、この作品はその4作品の中でも1番好きな作品です。
    作品尺自体はそんなに長くないってことで、話が不足するのかと思いましたが、シンプルなのに言いたいことがはっきりしてて共感しました。

    よければ、足を運んで見てはいかがでしょうか。

  • いや、これは…
    前回が好みでなかったものの、ここでの評判を頼りに。残念ながら4000円の価値はありませんでした。別に貶すつもりではないのです。既にそれなりに知名度があって集客をしている団体というのを考慮すると、この出来で4000円というのは対価に見合っていない。そういうのを抜きに演劇作品としてのみ考慮しても、個人的にはかなり低い評価です。役者は悪くない。それぞれの個人活動には興味も沸きます。でも、脚本と演出が…。濁したらズルいか。脚本と演出に関しては大きな失望を抱きました。

    ネタバレBOX

    長くなります。
    まず制作面。fringeの受け売りですが、関係者に知人がいないか受付であえて聞かないのは徹底するべき。とはいえ事前に『割り引きます』と伝えられていたのにそうならなかったので微妙な心境で支払いを済ませました。それもこの時点では「よし、それならば4000円の価値として観よう」と決心するに至り、悪いほうには影響しませんでした。が、受け取ったチケットの日付に修正テープ。パンフレットにも出演者の名前表記に修正テープ。あれれ?と。
    演目。始まってしばらくは我慢していたものの、やがて確信。「これは何も起きない物語だ」。その割に台詞は意味のある格言めいたものをいくつも散りばめていて、なのに芝居自体は何処かで何かを発散するでもなくダラダラと同じ温度で続いていく会話劇。何を観ろと?役者が峰麗しくても中身がなければただの人形。魅力ナシ。それこそ何故オタク要素を取り入れたのか。レッテルとして使われただけでした。ファッション誌のモデルに『今回はこれで』とゴスロリ衣装を着せて写真を撮って雑誌が完成し、でも結局終われば本人達は『なんでこんなの好きなんだろね。キモいね、オタク』と言い放ちそうな感じ。冒頭でオタク談義にわーきゃー盛り上がる部分にまるで熱を感じなかった。着飾っただけだったので真の振舞い方が分からなかった様な状態。「単なるネタだな」と思いました。それこそゆきの人物造詣なんかは存在そのものがネタ。リスカにしても過呼吸にしても、現実にそれらを苦にする人々がいるのを別次元のものとして都合よく往なしている。そんな事をしたら、『演劇は作り物だから嘘でもいい』という不栄誉な偏見が増すばかりですよ。
    そんな何も起きない物語。後から場に現れた人物にも特に必然性がないので何を口にしようと共感出来ず。その人物のそれまでの人生がまるで見えない。今その場面を演じる為だけに用意された人物、もしくは部品でした。そんな中、言葉数の多いタカコが完全に破綻してた。消費側と供給側に纏わる話(同人誌を描いてるなら読者として商業誌の内容を批判する立場にないというもの)で他の人間を追い込んでおきながら、自分が追われる側になったら『なんで多くを語ると損をするんだ』とか言う。矛盾してる。何も起きない物語ですからそこまでに心境も変化が起きた訳でもない。しかもタカコの登場は他より遅れていてそれまでに少しは別の人物の口から触れられるものの、主だった人物像は登場してからの行動・言動で見せている。自分勝手で小賢しい嫌な奴という印象しか沸きませんでした。
    役者は悪くないのです。それどころかもっとやれると思う。要はそれをどう活かすか、引き出すか。能力圏内を徘徊したって成長はない。無理してギリギリ出来るくらいの挑戦を与えるべきでしょう。少なくとも所属役者には。その責任は座付き作家と演出家にあるかと。客も彼女達の容姿だけを見に来ているのではないのだから。確かにね、美人揃いだからそれを加点してあげたくもなります。それでも個人的には半値の2000円にも届かない価値でした。
  • 満足度★★★★

    素直な人とは???
    「私、わからぬ」に続き空間ゼリー観てきました。
    今回の劇では、行動できる人、行動できるがしない人、行動しない人。
    登場するキャラクターがそれぞれ本当にリアルで、色々身につまされました。


    ネタバレBOX

    曖昧な関係で繋がっているマンガサークルの面々が、感情を素直に出す女性メンバーの登場により、徐々にそのあやふやな関係性が壊れていく様子は、どこにでも起こりうる出来事であり、体験したかもしれない出来事でした。
    軋轢を避け、言いたい事を言わない事が良いのか?
    それとも、率直に言いあう事が大切なのか?
    考えや想いを相手に素直に伝える事、それは大変な事で
    自分も傷つくかもしれないが、相手も自分も何か変わることができる。

    色々考えさせられた、80分でした。
  • 満足度★★★★★

    観るべし!
     余分なものを削ぎ落した、必要かつ十分な1時間20分。笑いもありながら、切なさも怖さも含んだ素敵な舞台だった。

  • 満足度★★★★

    美少女揃いすぎだけど。
    こんな人間関係、女の子なら誰でも経験ありそうな、でも実際にはそんなにはなさそうな。その加減が絶妙。パワーバランスも絶妙。自分に求められている立場の把握もすごい。誰しもが日常、意識無意識関わらずやっていることをこうまで露呈されるってスカッとする部分もあるけど、恥ずかしくて眼を覆いたくなる部分も。

    ネタバレBOX

    男子陣のぼーっとしながら巻き込まれない程度の逃げと、でも自分の希望路線の守り方がまたうまい。バカにされながらも彼女をちゃんと作っていてうまくやる先輩や、戦ってでも立場を守るブロガー、先輩に思わせぶりしながら彼女もちの男、単なる漫画好き。

    女の世界では、みかさちゃんのような優等生ぶりは鼻につくけど、最後の体を張った告白にちょっとどきどき。タカコのキャラはごますられて近寄られて、いいように利用されるだけで本当には友達にはなりにくいんだろうな。エリみたいなちょっと自由な一匹狼的な立場が一番楽かしら。。。なんてそれぞれのキャラについ思いを馳せてしまう。そこが力なんでしょうね。
  • 満足度★★★★★

    円環が螺旋に変わって行く
    とある大学のサークルの物語。恐ろしいほどの緊張感、緊迫感に包まれてしまう80分でした。

    ネタバレBOX

    いかにもな文芸サークルを舞台に起こる学園祭のある一日の物語。
    劇中さんざん語られる現代オタクの行動はぞくぞくするほどのリアリティ。ラストに向かって高まる緊張感は秀逸
  • 満足度★★★★

    すげぇ!
    どこにでもありそうな場面で結構ありそうな人間関係。それがギクシャクしながらどんどん崩壊していく。緊迫感が押し寄せ目を離せない。見事な表現力。仕事をサボって見に行った甲斐あり^^;また,この芝居もう一度見なければならないと思ったのも久しぶり。

  • 満足度★★★★

    なんでもない話なんだけど面白い
    舞台は、とあるとあるサークルの一室。
    場を支配する気まずい、重苦しい雰囲気が秀逸!

    ネタバレBOX

    結局の所、
    なんの事件も起こらず、訴え昇華する何かもない。
    いや、あるんだけど、それほどたいした物じゃない。

    しかし、一時も飽きを感じず80分があっという間に過ぎてしまう。
    その場の、イライラ感、重苦しさ、投げやり、将来への葛藤。
    そう言った物がとてもよく伝わってきて、それ自体に感動すら覚えた。
  • 満足度★★★★

    厚みのある集団劇から醸成される苛立ちの秀逸さ
    戯曲の構造で、個々の苛立ちを見事に表現していく手腕に瞠目しました。役者たちの表現もしっかりと安定して、非常に見ごたえのある群像劇・・・。

    舞台上での感覚がまっすぐしっかり伝わってきて、上演時間があっという間に過ぎました。

    ネタバレBOX

    舞台上の価値観や苛立ちにしっかりとしたバックボーンがあって、それゆえに舞台に身をゆだねられる。

    作・演出・役者それぞれにクオリティの高さを感じました
  • 満足度★★★★

    飛び込んで正解
    チラシデザインが秀逸だと思います。
    思わず気になり飛込みで観ましたが面白かった。
    何があるわけでもない会話劇。しかし濃密。破壊の繰り返しと少しの再生。

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