新宿番外地 公演情報 新宿番外地」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    外波山文明さんみたいになりたい
    今回の椿組は、私が好きな劇団、毛皮族とのコラボレーションという事で、むちゃくちゃ楽しみだった。

    物語の舞台は、30年後の歌舞伎町。隔離された無法地帯に集められた人々がおりなす泥臭い物語。主題歌に、山崎ハコさんの曲が使用されたりしていて、未来という設定なのに、むしろ「昭和」の臭いを感じてしまった。

    芝居全体に流れていた俳優達のエネルギーは、とても心地よく胸に届いてきた。

    この公演のプロデューサーでもあり、椿組の主宰でもあり、俳優でもある外波山文明氏が、30年後の外波山文明という90歳の役で登場していたのが、とてもおもしろかった。彼の芝居にかける情熱が、そのまま役として演出されていたのがとても良かった。

    彼が1960年代のアングラ芝居の事を語るシーンとかは、なぜかじーんとしてしまった(笑)。

    挿入劇として演じられた「混乱出血鬼」のワンシーンでは、客席からアングラ演劇さながらのかけ声がかかり、まるでその時代にタイムスリップしたかのようだった。

    また、毛皮族の江本純子さんが手がけた、劇中劇のショウの場面は、とても華やかで楽しいモノだった。まあ、いってしまえば毛皮族そのものみたいな(笑)。

    江本純子さんの天才ぶりが、見事に発揮されていて、そのクオリティーの高いパフォーマンスに私は大満足だった。

    特にフラッシュダンスのラストのダンスを完全コピーしていた場面や、荻野目洋子の六本木純情派やダンシングヒーローを歌うシーンは、本当にすごかった!(笑)

    恒例の気になった俳優シリーズは、おおかたの皆さんの予想通り(笑)、毛皮族の町田マリーさん。そのかわいらしい姿に、釘付けになってしまった。

    もちろんかわいらしいだけではなく、存在感のある演技、華麗なダンスなど、改めて魅力あふれる女優だと思った。

    物語が終了して、カーテンコール。

    主題歌のイントロが流れ始め、幕が再び開いた時、舞台上にはなんと山崎ハコさんがいて、生で主題歌を歌ってくれた。

    パワフルな声量と表現力を誇る歌い方は健在で、もの凄く感動した。

    そして最後は、その歌にあわせて、出演者全員が踊るという、素敵なエンディングだった。

    脚本や演出は、賛否いろいろ別れそうな作品だったが、空気感と共に、夏ならではの娯楽として、私は単純に楽しむ事が出来た。

  • 満足度★★★

    何ともオツ
    オープニングで幕に投射される年号がどんどん進んで行き、2038年になるので「近未来ものか?」と意外に感ずるも、荒廃した30年後、歌舞伎町近辺が一種の隔離地域になっているという設定に納得。
     
    途中に出てくる「かつてのゴールデン街」あたりは『新宿ブギウギ ~戦後闇市興亡史~』(05年)で舞台となった終戦直後のヤミ市にむしろ似ているほどで…
     
    そんな近未来とはいえお得意の(?)一種ドロ臭い物語、90歳となった外波山文明が出てきたり、30年以上前の路上パフォーマンスの映像があったりしつつ、毛皮族の江本純子演出によるショウ場面もあり、夏のイベント的な独特のノリを堪能。やはり夏の風物詩、汗をかきかき、時々わたる風に涼を感じたりしつつ観るのが何ともオツ。

  • こんなんだっけ
    7年ぶりに花園神社の野外芝居を、と思い意気揚々でかけたのですが、
    エンタとしても物語としても中途半端。

    初見の町田マリーもオーラなさすぎて最後までどれかわからなかった。

    開始前のスタッフと観客の一体感だけが唯一すてき。

  • 満足度★★

    アングラに対する意識
    アングラがもともとどうも楽しめない体質なのだけれど、食わず嫌いは良くないと思い切って観てみました。
    ん~~、悪くない。って感じで最終的には楽しめたのですが、やっぱりどう観ていいのか分からないというか。
    物語を放棄してるって言う程ではないけれど、物語としては杜撰な気がして、
    物語を描くならきちんと描いて欲しいと思うのはテレビに毒されているからでしょうか。
    それか物語を放棄するなら思いっきり気持ちよくして欲しい。と思いました。
    平成の時代に何故この芝居なのかってのを考えて観てしまうから楽しめないんでしょうか。
    ☆2つですけど、それでもけっこう楽しめたのは事実。
    でも次も観たいかというと、ん~~~~、、、、、
    やっぱり自分の中では苦手な分野だなと改めて思いました。






  • 満足度★★★★★

    夏の夜の夢
    そんな風に感じる、お祭りみたいに賑やかな舞台でした。
    初めて観た椿組。始まった直後は、どうなんだろう…と思ったりもしたけど
    最後には、あーもーこういうの大好き!って思いだけ。
    千葉さんのダメ男ぶり?!や、江本さんの存在感や、外波山さんの演劇に対する想いや、マリーさんの可愛さや、椿組の人たちのエネルギーやら、たくさんの魅力で溢れてますよ。

  • 満足度★★★★★

    いい暑気払いになりました♪
    暑さとビールでボワーンとなった頭でも難しくなく、でも飽きることもなく二時間楽しんじゃいました。

    ショーはまさに毛皮族、江本さんは、歌もノリノリでした。毛皮ファンは必見!マリーさんも出てるし♪

    野外公演というイベント性も含め、娯楽として大満足。

このページのQRコードです。

拡大