『Symphony#09・罪と罰、マジで大迷惑!』 公演情報 『Symphony#09・罪と罰、マジで大迷惑!』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    多分に前衛的で斬新
    ドストエフスキーのアレをベースとしているのは共通ながら、野田秀樹の『贋作・罪と罰』が原典のアレンジないしバリエーションであるのに対して、こちらはリミックス…どころかサンプリングの素材に使った、的な再構築具合。(…なんて知った風に書いているけれど、実は原典は未読(爆))
     
    多分に前衛的で斬新だし、「罪と罰」を執筆中のドストエフスキーからこの舞台の作家(を演ずる人物)まで登場するというメタフィクション的な構造は好み。
     
    また、終盤でドストエフスキーが登場人物たちに「作者に対して叛乱せよ」と煽るあたりは倉多江美の「一万十秒物語」中の一編「物語をコントロールできなくなった漫画家の悲劇」を連想。

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