満足度★★★★
生きる望み!
師範学校への進学を諦め、家業を手伝っていたところに召集令状が届く。
特攻隊の訓練を受け、いよいよという時に・・・。
この戦時下で、自分より他人を気遣う主人公の姿に心打たれる。
中本・秋田両名の歌声と演奏が優しく”生きていて”と語りかけるように聞こえた。俳優陣の演技が熱い!
気になったのはパーテーションの移動による組み換え。
満足度★★★★★
生演奏と演出の素晴らしさで魅力ある舞台
2時間50分がアッと言う間だった。オープニングや休憩後に物語を予知させる演出、ダンス・殺陣を上手く使い、難しいテーマをしっかりと表現していた。バックに流れる中本マリさんと秋田シヨウジさんのjazzには心打たれ、物語を何倍にも素敵な物にしてくれていた。
それぞれの役の思いがリンクし、それぞれの思いが淡々と描かれていたため、物語全体に思いを反映させ、心から入り込んで見ることが出来た。マリさんの最初のセリフが物語を見終わった後 そうかとホッとさせる演出も素晴らしかった。
動きはキレあり。
三時間の長編。仕事でどうしても最後まで見れず残念。
良きところ、違和感、共にあり。ダンスなど身体パフォーマンスとして面白く、何よりジャズシンガー中本マリさんの歌が良かった。生演奏は空間に響きますね。衣装は独特で何とも。前半はリズムだけの会話に聞こえ眠かったですが、休憩挟んでからの後半はずっと良かったと思います。
満足度★★★
切り口がユニークだったが・・・
物語への突っ込みが今一つかなぁとも思えた
2幕休憩10分入りの2時間50分の作品でした
長丁場の割に情報量を増やしていなかったのが・・・
狂言回しや天の声とかいろいろ使って状況説明をとも思ったし
特攻部隊なんぞは軍事機密だったはずで
何となく皆が知ってるのは舞台上の嘘で・・・・とか
ちょっと笑える話入れてもとか思えたデス
ただ戦争は嫌だという作品ではなく
戦争という状況の暴力の中で日々の生活を送った
群像劇ってとこを評価しました
戦争モノの定番セリフも無かったのが嬉しかった
満足度★★★★★
素晴らしい
途中10分の休憩を挟んで3時間の大作。小劇場でこのボリュームはあまりない。果たして?しかし、幕が開いてから終演まで冗長に感じることはまったくなく、アッという間に終わった印象。生歌も聴けたり演出はなかなか上手だが、歌手の立ち位置は一考あってしかるべきかな?座った場所によっては見えなかったから。
満足度★★★★
大作
長時間の大作です。
重いテーマでありながら役者さんの演技や踊り、バリエーションのある場面転換で飽きさせずあっという間の3時間でした。
ただ、説明文にある「今の日本からすれば狂気」を忠実に書いたが故に感情移入が出来ず客観的に観るしか無くなってしまいます。
物語を客観的に観ればいい芝居だと思いますが私のように感情移入したい派は物足りなくなりました。
満足度★★★★
見事!!
これが第2回公演、正直驚いた。正面から捉えた重たいテーマ、それを端正で丁寧に観せる演出、それをしっかり体現した演技は見事であった。上演後の舞台挨拶で、当時の衣装・小物の収集に苦労したことを述べているが、その細部にも拘ろうとする真摯な姿勢。2015年は戦後70年という節目の年で、多くの劇団でそのテーマを取り上げていた。
上演時間2時間50分(休憩10分)の力作。
ただ、その演出は丁寧であることは間違いないが、その一方で気になることが...。