『BET』 公演情報 『BET』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★★

    小気味よくて面白い
    入れ子構想の劇中劇も本編もそれぞれ面白かったです。リンクしていく展開も見事でした。

    ネタバレBOX

    何よりも作家のキャラが好きにならずにはいられないです。あの人がいる事で、劇中劇の悲劇も緩和されるし、本編もぐいぐい引き込まれました。
    他の方も指摘していた逆転裁判の様な所謂「芝居じみた」演出は、本来自分は好きじゃないのですが、今回は気にならないと言うか良かったですね。
    脚本と演出が巧みです。


    テレビサスペンスのノリになってしまった終盤に若干言いたいこともありますが、それまでの面白さと比べると微々たる点でした。
  • 満足度★★★★★

    面白かった、やられた
    複雑ですけどしっかり付いていけましたし、犯人の推理は当たったけれど外れました(苦笑)
    石塚さんと大野さんの芝居が圧倒的でした。それから船戸さんも凄かったです。
    後日、タイトルの意味を知らされて、もう1度やられました。完敗です。

  • ディーラー
    の存在がとてもよく
    物語を引き締めてました。
    多少謎はよくあるかなとは思いましたがこれはこれでいいかなと思いました。

  • 満足度★★★★★

    本がつなぐ過去と現在のリンク
    初観劇の劇団さんでしたが、脚本がなにより面白い。
    出版物と現在がリンクしていく様が面白く、不思議な事に役者さんも似ているように見えてくる。中盤から終盤にかけての、感情が湧き出す役者さんの演技も素晴らしく、大変楽しめました。途中に入るポーカー的演出も楽しめましたが、もう少し分かりやすくても良かったのではとも思った。
    次回公演も楽しみな劇団さんが、また増えました。

  • 満足度★★★★

    面白かったです!!
    ストーリー展開が素晴らしかったと思いました。
    ただ最初に出てくる編集者がちょっとキャラが強すぎて・・・
    (好みの問題ですが。)

  • 満足度★★★★★

    凄い!
    何故今までこの劇団を見なかったのかと後悔。
    小劇場なのに大舞台をみているような迫力、演出も台詞も良く、笑い、シリアスそして泣かせる場面がちょうどいいバランスとなっていた。合間に入ってくるポーカーの場面が、「逆転裁判」のシーンのようで楽しめた。
    次からは見逃せない劇団となった。

  • 満足度★★★★★

    BE(S)T…最高!
    すぐ物語へ引き込まれるような、本当に楽しめる公演である。「バレなきゃイカサマじゃないんだぜ?」というチラシに力を得て、公演内容が分からなければ、少しぐらいネタバレしても構わない?それでも説明文を引用して批判されないようにしよう。
    「限界まで追いつめられた俺は作家にとっては禁忌とも言える『禁断の果実』に手を出してしまった。それは届けられたファンレターの中にあった『ある人物の物語』だった。」この引用文だけでも興味津々であろう。

    ネタバレBOX

    当日パンフに主宰・脚本の大春ハルオ氏が「ラチェットレンチも11回目となり、コミカルサスペンス作品を3本、落語サスペンス作品を3本、カットバックで魅せるサスペンス作品を5本書いてきた」と...結論はサスペンス好きということらしいが、本作品も例外ではない。その観せ方が実に軽妙・コミカルでありながら、社会サスペンスという緊張・緊迫するようなところへ連れて行かれる。その時には既に前傾姿勢でのめり込んでいる。

    梗概の一部は書いたが、以前は売れっ子サスペンス小説家がスランプになり、編集部から最後通牒を突きつけられたところから、物語は始まる。劇中劇であり、その手法にはカットバックも観える。「事実は小説より奇なり」という言葉を聞くが、まさに自分の知らないところで仕組まれたレールを疾走する主人公・梶野達也(大春ハルオ サン)の姿が滑稽である。しかし、いつの間にかストリーテラーのような役回りを担っている。

    物語が進むにしたがい、登場人物の立場が変わり、従えたサイドストーリーも漂流するかのように揺れながら一つの目標(真実)に向かう過程が面白い。編集者の市原牧子(山﨑さやかサン)の”貴方には何が何でも書いてもらわなければ困る”と言った趣旨で脅され、自分の心と折り合いをつけながら書き進める...それはファンレターという名の告発書。そこには某市で起きた事件をなぞったものが書かれ、それをフィクションとして発表し好評を得る。いつの間にか”バレなきゃイカサマじゃないんだ”という自己防御しつつ、一方の興味本位が真実に近づいて行く。芝居という中の小説か、小説の中の芝居か判然としなくなる中で、ページをくくるように、次のシーンを手繰るようになる。

    脚本や演出は勿論、役者陣のキャラクター作りが見事。しっかり体現できており、バランスも良かった。時代の変遷にあわせ、登場人物の役者も変わるが、その錯綜するような構成でもしっかり対応する。そして何より謎解きのテンポが心地よい。
    この小説家…ギャンブルに嵌まってBET(賭ける)ばかりのようであったが、これを幾に(書ける)ようになったのだろうか。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    話しの展開も面白く
    とても楽しい2時間でした。ストーリーも面白く、役者さんたちも熱演でした。このところなかなかいい作品に出合えませんでしたが、久しぶりにわたし好みの芝居を観ることができ、寒い一日でしたが心はほっこりとして帰路につきました。

  • 満足度★★★★

    伏線の張り方に・・・
    “ラチェットレンチ”は、「落伍者。」、「Without you No life」に次いで、三作目の観劇になる。

    本作も、コミカルなタッチを取り入れたサスペンスであるが、物語の作り方が上手い。

    他の二作同様、引き込まれた作品であったが、伏線の張り方にもう一工夫欲しいとも感じた。

  • 満足度★★★★

    牽強付会もあるにはあるが
      一時は売れに売れ、流行作家となって人気シリーズは映画化すらされた梶野だったが、本人のギャンブル好きが嵩じて今ではカジノで負った借金返済の為に借りた金の返済に追われ続ける体たらく。おまけに借金の督促は、彼の本を出版してきた出版社編集部に迄及び、担当編集者共々窮地に立たされていた。編集者が良く使うブラフではなく、最終締め切りはあと半日。それで編集長を唸らせる作品の第一章だけでも仕上げろ、の厳命に二人は追い詰められるかに見えたが。

    ネタバレBOX


     ファンレターと渡された封筒から出てきたものは分厚い日記のような代物だった。事の真偽は分からぬものの、内容的には迫真に迫るものであった為、梶野は、これをベースにサスペンス小説に仕上げ発表してゆくが、その原稿は、実際にあった事件への招待状だった。罪を犯して罰を受けないどころか、市長として君臨し、末は国会議員にも立候補しようという人物と、彼の為に命を奪われた者、心と体に深い傷を負った者などとの赤裸々な関係・事実が語られた小説は地元では、真実ではないか? との憶測が憶測を呼び、而も地元新聞が、この件を追い続けた為に大きな事件に発展していった。近いうちに選挙があることもあり、それまで清廉潔白で売って来た市長にとっては大打撃。様々な反論・反撃を試みるが。
  • 満足度★★★★★

    サスペンス
    私用で遅れてしまい10分遅れで入場。
    『謎解きを楽しむミステリーとは別物』のサスペンスで良かった。
    話の流れは見逃した部分があっても楽しめました。
    シーンの切り替わりが激しい部分は役者さん達の技量で違和感や稚拙さを感じること無く観る事が出来ました。

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