満足度★★★
初日だからか
思いが伝わる良いストーリーだったとは思います。ただ,初日だったからか,その思いが芝居に生かし切れていないように思いました。まず,台詞と演技,途中からこなれてきて,板についた役者さんもいましたが,最初から最後まで首をひねらざるを得ない方も複数。次に殺陣,窮屈でしょう。迫力は感じられません。それと,行っても仕方ないかもしれませんが,体の締まってない方もいて残念。最後に時間,2時間の芝居のはずが終演は9時25分。延び過ぎでしょう。芝居が間延びしてしまっています。せっかく開演5分前に注意事項やっているのに,開演時間を過ぎてからコントがらみか?注意事項を別の方が話し始めて・・・これも終演が遅くなった一要素です。初日だからかとは思いますが,もっと良い舞台になるはずと思い,ちょっと残念感が残りました。
赤報隊の悲劇には
同情を禁じ得ませんが、この舞台、ちょっとお芝居になってなかったな…という感じがする。その原因は時代劇の型のようなものがちゃんとしておらず、なんというか、あまり美しさの感じられない舞台であったせいかな。また登場人物がやたらに多く、何となく仲良しクラブ的な感じを受けた。また、体の締まりのない俳優さんが目につき、凛とした着物姿の美しさが感じられない。時代劇特有の所作なども、着物と洋装の組み合わせで難しいところだと思いますが、独自のきれいな型を作ろうとする努力が感じられず残念。
満足度★★★★
優しく切ない
意表をついた面白い人間関係を創出していました。あの人数で思いっきり殺陣が出来る広さのあるステージだったら良かったのに。舞がいい具合の余韻になっていました。
満足度★★★
愛を感じました
いろいろな夫婦の相手を思う気持ちがとても切なくて、感動しました。
そして、隊長と隊員の人間愛、とてもよかったです。
殺陣のシーンは、ダイナミックさも必要だと思うのですが、舞台の半分しか使わないのは、勿体無いと思いました。
満足度★★★
着眼点の良、体現の力不足が勿体ない
本公演の時代背景は幕末...多くの公演で取り上げられるのが、倒幕側では坂本龍馬を始め勤王志士、佐幕側では新撰組、描かれ方が微妙であるが勝海舟といった日本史の教科書に載っている人物が多いと思う。もちろんエピソードが残り創られ、芝居として制作しやすい面もあろう。今回登場する赤報隊(自分は、存在は知っていたが、史実面は不知)は、官軍であって官軍でなくなる、という混迷した時期に生じた悲劇でもあろう。時の為政者といっても主導したのが誰か判然としない。それにも関わらず偽官軍としての汚名をきせ歴史の闇に葬られそうになる。この公演は、そういう意味(在野)の一団に光をあて、新たな視点を提供したといえる。
その着眼点の面白さはあるが、その体現する芝居としては少し残念であり、勿体無い公演になった。(実際 2時間20分 休憩なし)
満足度★★★
人柄が◎
史実にそったストーリーなのでしょうか。終盤の隊長が部下に慕われる場面では涙が。赤報隊の知識がなかった私ですが このお芝居をみて ちょっと調べてみようかなと思いました。ただちょっと残念だったのは 殺陣にもっとキレが欲しかったです。
満足度★★★
草莽 今政治屋にこれを望むのは絶望的
薩摩の西郷や下級貴族から成り上がった岩倉具視らの支援を受けて結成された赤報隊は、薩摩藩邸の浪士隊で人望厚かった相良 総三を総裁とした組織で新政府の許可を得て、東山道軍先方として、年貢半減などを各地で喧伝、各地で民衆からの支持を得た。