『0<ゼロ>地点「つぎはぎだらけのヒーローズ」』 公演情報 『0<ゼロ>地点「つぎはぎだらけのヒーローズ」』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    両チーム観劇
    両チーム観劇。同じ作品だけど表現が違って、どちらも良いところがある。二度見たことで物語をようやく理解できた点もあるし余計分からなくなった点もある。フィクションなんてそんなもんだけど。カテコで抜け殻みたいになってる皆が好きだ
    ヒーローチームの神山・冴木・菊池のバランスが良い。この3人中2人が絡んでるシーンがちょいちょいあるんだけど、ものすごく物語が締まるし加速する。
    つぎはぎチームは、澤井さんの神山を見れなかったのが残念。だけど、塩崎さんの神山に阿瀬川くんの冴木が喰らい付いてく感がいい。
    イカロスの笹岡さん。smcの作品(Lullaby,Requiem)で見ていた方。そして、山本屋のあまもりに出演するって聞いた時びっくりした。体張っててびっくりした。今回もだった!
    演技が細かいからとてもリアルに感じる。志乃とのやりとり、胸に刺さる。
    天昇ズの見せ場でもあるイカロスのシーン。もっともっとブラッシュアップして欲しい。お互いにとって、得になるように。せっかく3人はシングルキャストなんだし?イカロスがタブルなのも活かせないかな?笑いを取ればいいだけ、ではないので難しいね。
    キャストの熱演も、シナリオも、山本先輩のはっちゃけぶりも素敵だった。 映像も”神林節”を感じる。 そして、河内結衣/hanawayaのコンビが生み出す劇伴音楽がかっこいいんですよ。

  • 満足度★★★★★

    観応えあった【つぎはぎチーム】
    公式な上演時間は2時間とあったが、実際は2時間20分ほどあった。しかし、その長さを感じさせない迫力のある公演であった。魅力は登場人物の見た目のビジュアル、その個性豊かなキャラクター設定とアクションにあると思う。ストーリーも少し分かり難い場面もあるが、全体的には重層的で最後まで飽きさせない。

    タイトル通りヒーローは登場するが、その”つぎはぎ”の意味するところは...。映画にもなったが、”アンデス山脈から奇跡的に生還”を連想するような究極な選択における堕ヒーローが描かれる。設定状況は、劇中劇ならぬ映画撮影を通してという多重の観点を設け、時空間をも隔てる。登場人物(主人公の仲間)ごとの感情と現状を上手く描いており、キャラクターとその超能力が丁寧に明かされる。その観せ方は多彩であるがイメージしやすい。

    ネタバレBOX

    ヒーローのイメージが壊れるシーンは、映画「アンデスの聖餐」(1976年公開)、「生きてこそ」(1993年公開)を連想した。争いごとに終止符を打ったヒーロー、実は窮地の場面で人肉を食し生き延びた。その暴露ドキュメントを映像化しようとする監督・スタッフと真実は秘匿しておきたいヒーローメンバーとの攻防。その手段として超能力を駆使して記憶を摺りかえる、または消去するなど、観せ場となるシーンを演出する。

    その観せる舞台は、中央に城門イメージ、両側に客席に向かって二階部から降りる階段がある。簡素なセットであるが、大勢によるオーバーアクションを行うには適している。そのあたりの計算は見事。

    プロローグとエピローグを繋げるところは常套手法のようであり、それによって時空を越えさせる。舞台という額枠に映画撮影現場を持ち込み、大勢の人物描写と時空を跨ぐという、いろいろな仕掛けが後半では複雑になり、冗長に感じたところもある。しかし、構成、制作は丁寧で、観客(自分)の気を逸らさない。終盤は怒涛の如く事実が明らかになり、慟哭する姿が痛ましい。

    演技は、アクションだけではなく、人物像(内面も含め)を確立するような熱演であった。できればエンターテイメントのような芝居にも、先の映画にあった普遍的な課題...自分と宗教等との向き合いが垣間見えると更に人間的な深みが増したかも(本公演は、ヒーローという”正義”に”好奇の目”を晒すだけに止まったようだ)。

    次回公演も楽しみにしております。

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