満足度★★★
興味深いテーマルイ・フェルディナン・セリーヌは、徹底して言語、文体そのものと向き合った作家である。その一方で、反ユダヤ主義によりナチスに協力した作家でもある。この両者の問題が舞台の上でも模索されていた。この御時世で、レジスタンス(抵抗)作家を描くのではなく、加担した作家を描くということが、かえって切実な問いかけとして受け取られた。
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2015/12/16 09:29
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