期待度♪♪♪♪♪
地位協定
沖縄で起こりうるすべてのことは、日本中、どこでも起こりうる。安保法制が狙っているのは、まさにそのことだろう。日本には、2つの法体系がある。通常の憲法を頂点とする法体系と日米地位協定を主軸とする法体系である。安部の欺瞞は、彼のような人物がそこまで計算できると仮定しての話だが、1952年に旧安保条約と同時に発効した日米行政協定を前身とした現地位協定のSACO合意を秘密保護法と名付けられた情報隠蔽法によって隠しながら、アメリカの真の狙いである日本全土の米軍基地化、在日米軍基地の自由使用を認めることにほかなるまい。自分が常々、日本がアメリカの植民地だと言っているのは、こういうことである。野党も自分が言っているレベルまで踏み込んだ話をしていないのは怠慢であろう。
だが、今作は、大衆レベルでの疑念を、アホな自民党議員や、その手先となって動く愚かな「愛国者」共の画策を描くことで、自分の言っていることの周縁迄迫ろうとしている。まあ、今の日本、この程度のものだろう。だが、当然のことながら、表現する者の位置もあることゆえ、遠慮した言い方になっていると信じたい。
期待度♪♪♪♪♪
今問題…
沖縄県の米軍基地問題は、沖縄県だけのことではない。今、国と沖縄県が法廷闘争に持ち込むか否かという重要な局面にある。そうした状況の中で”反対運動の内部紛争を絡めた人情劇“に仕上げたという。
下北沢の舞台というパラレルワールドで展開…ぜひ観劇したい。