満足度★★★
沖縄のジレンマ
沖縄の基地問題の現状を扱った作品。
どうしようもない現実は変えようもなくそのままだけど、
少しだけ希望を持てる結末でした。
作品自体は相変わらず真面目に丁寧に作られていて好感が持てました。
そしてやっぱり役者さんが上手い!
満足度★★★★★
沖縄という複雑系
米軍基地に賛成・反対とはスパッと割り切れず、皆が0〜100のどこかの間にいるのだと思います。それぞれの立場の建前と本音が複雑に交錯するさまも否定せず、米軍兵士の事情にすら理解を示すやさしさ100%(+ユーモア)の作品でした。内容的にはバリバリの社会派ですが、闘志を刺激されるというよりは、やさしい気持ちになって劇場をあとにしました。
満足度★★★★★
柔軟
直球ストレートな問題提起と、それを他人事と思わせない設定が
きたむらさんの真骨頂。
矛盾との共存を余儀なくされている沖縄の実情がビシビシ伝わってくる。
そこに暮らす人々の柔らかで、他を許し受け入れる精神が美しい。
“暑苦しく愛すべき”登場人物が大変魅力的で、うまく行き過ぎなラストまで
惹きつけられた。
シリアスなテーマを扱いながら笑いのタイミングを決して外さないところも
素晴らしい。
当分沖縄弁のイントネーションが頭から離れないさあ。
満足度★★★★
さすがです。観てからのお楽しみ。
10/25の12時の回、観劇。同劇団、二年ぶりの公演だ。今回は沖縄基地問題を取り上げた。ニュースでは、伝わって来ないそこに生きてる人々の本音を引き出しながら、うまく人情劇としてまとまっている。賛成か?反対か?、、、それぞれの本音も交差する。沖縄は観光でしか、行ったことがなかったけれど、別の角度から考えるキッカケを作ってくれた。また、役名までも計算しつくす脚本はさすが。この時期ならではの?セリフも粋だ。『無心』の意味するものは何なのか?帰りの電車で、もう一度頭の中での芝居が始まったーー。
満足度★★★★★
間違いなく面白いきたむら脚本!
劇団東京フェスティバル「無心」を観劇。流石、ハズレの無いきたむら脚本。基地問題をテーマに沖縄の人達の今が描かれる。どっちが正しいってのは無い。納得できない事はたくさんある。でも前に進まなきゃいけない。明るく、わかりやすく、素晴らしい!って思わせてくれます。胸にドンと刺さる、悔しいけど間違いなく面白いとおススメできる作品です。パンフレットの写真は沖縄だから海なのかと思いきやブルーシートだそうで。よく見ると見慣れた格子状の線がw
満足度★★★★★
基地建設反対!
という政府抵抗話だと・・・暗躍裏切り密告疑心暗鬼等々描かれるのかと思いきや、皆が正論吐きつつも生活感強く生きてるなぁ地元に密着して・・と思える見事な作品でありました。
う~む素直に人に薦められるなぁと思えた1時間50分ほどです
満足度★★★★
今日の問題を分かりやすく 【長谷部優 版】
沖縄県における米軍基地反対運動の話。
その問題意識は分かりやすく、誠実な捉え(観せ)方をしていると思う。実際に起きている事柄をいくつかの視点から検証させるような描き方である。
公演として、登場人物はみな善人でその場所...米軍基地反対小屋での立場の違いはあるが、本音としての思いは同じである、とのようだ。
次の点に興味を持ち、同時に気になるところも...。
満足度★★★★
沖縄って
観光地のイメージしかなかったり、米軍って日本で何してるんだろうくらいにしか思ってなかった、、、もういい年の大人としていい勉強にもなり、よかったです。みんな、人間なんだなぁって、◯◯な価値観はダメってなるんじゃなくて、色んな価値観を認めつつ、何がより良い選択なのか考えるって、すごく難しいけど大事なことだなって思いました。
満足度★★★★★
矛盾の中で生きている
今回も唸らされた。やっぱり東フェスの芝居にハズレはない。難しい問題を題材にしているけど、キチンと観客を楽しませる姿勢にはいつも感服します。皆生活とプライドの間で揺れながら生きている訳ですが、少しでもいい方向に行ってくれればと思います。
満足度★★★★★
『無心』明るく真剣に沖縄問題と向き合う♪AKB菜月さん可愛い!
絶妙の間と演技で、笑いをはさみながら、軽~いテイストで、本当に楽しい公演でした。
が、底流に流れているものは、今、沖縄が抱える問題、若者の持つ葛藤、名誉と経済の間で揺れる人々、沖縄のありのままを投げかけられます。
それでも前を向いて生きていこうという沖縄の方の明るさに、救われた形のラストですが、何も変わらない沖縄の問題について、みんなで考えないと!
と思いました。
追伸、小嶋菜月さん、かわいかったです♪
演技もお上手でした!
米山穂香さんも。