ジャンク 公演情報 ジャンク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    捨ててはいけないもの!
    ごみ屋敷の主VS行政と思っていたら、全然違いました。(笑)

    ネタバレBOX

    皆が捨ててはいけないというもの(命)と捨てなさいというもの(ごみ)は誰が決めるんでしょうかねー!
  • 満足度★★★

    物語が
    散らばっており集中できない点が多々だった。もうちょっと芯をもっていいかなと

  • 満足度★★★

    全体としては好感触
    淡々と展開していくストーリーは、わかりやすく、“捻り”、“意外性”を感じられなかったものの、全体としては好感触であった。

    他の作品を観てみたいと思った舞台でした。

  • 満足度★★★★

    楽しめましたが・・・
    全体的に落ち着いたお芝居でした。その合間に結構小ネタが良いアクセントになって、リズム感をうまく引き出していました。ただ、テーマ的には少し分散したのが残念でした。

  • 満足度★★★★

    序盤難はあるが
     米軍基地を間近に持つ福生。ここに住むちょっと変わった男・田野の塵屋敷が強制執行の対象となることになった。

    ネタバレBOX

    執行は午前8時からであるが6時半になると男は室外にラジオを持ち出しラジオ体操を始めた。その傍らには1組の男女。1人はTV局のAD、もう1人はカメラマンである。近隣住民から強制執行の話を聞き取材に訪れたのであった。暫くすると執行の際、塵を収集し運び出すために雇われた何でも屋兄妹・新庄 崇、亜美もやってくる。更にTV局クルーにメモを渡して何処かへ去る若者・井上 賢。メモには電話番号らしきものが記されていた。クルーらは、情報提供者だろうと当たりを付け、取材の下準備に入る。役所からも係りの者が来、強制執行を強行する為警察官も2人やって来るのだが。
     田野はかなり強行に反対する。おまけに自分が取材されることをハレの儀式のように考えている節もあって、強制執行断固阻止の意気が高い。何れにせよ、執行予定時刻が来るまでは、執行側も手出しができないので、現場は宙ぶらりんの状態である。
     だが、事件が起きた。メモを渡した井上が、ビルの屋上に現れたのである。ひょっとすると飛び降りかも知れないと下では大騒ぎ。TVクルーも当初の取材予定はそっちのけで飛び降りる瞬間を取り損ねてはならない、とカメラを屋上に向けて固定、こちらの撮影がメインになる。
     一方、警察官らは、レスキューやネゴシエイターにも連絡を取り、現場へ急行するよう手配していたが、取り敢えず、巡査部長は高所恐怖症なので下の事態に対応し、巡査は屋上に対応して時間稼ぎをしようと手分けしてことに当たっていた。だが、レスキューに出動要請は出したものの、肝心の落下ショック緩衝用の器材に穴が開いて修理が長引いたり、漸く直って空気を入れたら今度は畳めなくなって、持ってくることができないという。到着していたネゴシエイターが妙案を提示し、警察官らはそれに協力することになるが、井上は自殺する意思があるのか否かその辺りもはっきりしなかった。だが、屋上と会話をする為に用意したトランジスタメガホンを彼は、一旦降りてきて奪い演説を始めたのだった。派遣で一生を過ごさざるを得ず、ただ普通に結婚して子供を持ち家庭を築きたいという、ごく当たり前の夢さえ実現できない、と訴える彼の叫びは悲痛である。おまけにその悲痛な叫びも米軍機の低高度飛翔の爆音によってかき消されるシーンが何度も入ることによって、日米地位協定によって植民地化されている日本の姿を分かる者には分からせる作りになっている。これ以外にも現在最終段階を迎えているTPP交渉の件も頭を過る者は多かろう。何れにせよ、トリクルダウンなどの大嘘や、政府の財政支出による経済の底上げというまやかし、大企業優先で中間層を消滅させること請け合いの経済政策等々、安倍のように低能ないかさま師の戦略が下々を苦しめている実態が暴露される。
     ところで、このどさくさに紛れて崇が屋上へ近づいていた。然し井上は、屋上へ出る扉を鎖でロッしたので屋上へは出ることができない。何とかドアを開けさせようとするのだが、井上は頑としてこれを拒むので仕方なく壁をよじ登って屋上へ到達し、彼と話をする。この対話の中で2人のつらい過去や井上のことを携帯の番号から調べたネゴシエーターが言っていたように8時15分に飛び降りる必然性が明らかになると共に、崇が伊達や酔狂で命を懸け屋上に上がってきたわけではないこと、彼の一所懸命に生きている姿の意味する所が観客に明らかにされる。また、ネゴシエーターの仕組んだ塵屋敷解決案と同時に井上救出作戦の同時進行が演じられる。
     ラストが衝撃である。崇が何とか井上を確保し下へ下ろした後、ネゴシエーターは、挨拶をして皆と別れたのだが、屋上から飛び降りてしまう。彼女が最後に姿を現すのは、塵を集めたトラックの塵の山の中からである。即ち、彼女の真の姿は輪廻転生の主体、即ち仏法でいう第八識、西洋流にいえば集合無意識の実態化である。ということは、この作品のメッセージとは、民衆の夢の実現ではないか? 問題の所在は随所で示されている通り、アメリカによる植民地支配である。そして、この認識は正しかろう。人々よ、立ち上がれ、敵は、在日米軍基地にあり!
  • 満足度★★★

    青年の心が・・・
    もうちょっと切羽詰まっていたら、こちらに伝わるものが大きい気がしました。

  • 満足度★★★

    う~ん・・・
    決して悪い芝居ではなく、むしろちょっと社会派の人情劇として結構いい線いっているのだと思いますが、全編を通して淡々として盛り上がりに欠けるような。こういう演出スタイルなのかな。

  • 満足度★★★★

    ごみになったもの、なりかかったもの。
    「ごみ」は物だけに非ず。「人」も成りえるもの。

    ただ、どちらにも「再生」の道は十分にある。

    サンハロンさんらしい視点の物語。

    ベテラン・若手、双方の演技も素晴らしく、落ち着いて安心して観ていられる分、もう少し、動きのある部分があってもよかった気がする。

    ネタバレBOX

    強制執行目前のごみ屋敷のごみは、とある人物の呪文のような一言で、「リサイクル」の道を歩み、家族を無くし自暴自棄になり、自殺未遂騒動を起こす派遣社員の青年は、ふしぎな交渉人と、母親から「ごみ」のように捨てられたある男とのやりとりの中で「再生」の道を歩みはじめる。

    唯一、「ごみ」になったのは、強制執行を取材中に、自殺未遂騒動に出くわし、局の判断で自殺未遂騒動の取材に切り替えたが、結局、草津で起こったアイドルのスキャンダルが優先されて、話題度では全然及ばなく「お蔵入り」
    になるであろう、TV局の取材テープだけ。

    なんとも皮肉がきいていると思った。
  • 満足度★★★★

    何かたらない?
    サンハロンらしい内容で、安心して観ることができる。が、今回はずっーと平板な話しが続く印象で、もう少しメリハリが欲しかった、かな。そういえば、いつもいるはずの小宮詩乃さんの姿が見えなかったけど、どうしたんだろう。ラストのトラックの後ろ姿はなかなかよくできていた(一瞬、ホンモノかと思った)。

  • 満足度★★★★

    断捨離
    テーマが今の世の中で話題になっていることを取り上げているので、とても興味深かったです。

    ネタバレBOX

    いらないモノを捨てる断捨離、と、正社員になれず世の中から必要とされていないと悩む人、の2つのことがうまく絡んだ内容でした。モノの断捨離を人と結びつけるのは難しいです。ほんとうに、いらないモノってなんでしょうか。

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