八重咲ク 公演情報 八重咲ク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★

    話の筋が?
    ラスト前の男同士の殺陣はスピード感があって見ごたえありましたが、
    全体的には緩さを感じました。
    話は残念ながら今回初めての観劇なので経緯がわからず理解できないところがが多々ありました。

  • 満足度★★★

    もう少し説明が...
    架空戦国時代における積怨・復讐の連鎖と繰返し、そこに人間の正邪心の葛藤、または理性と感情の相克が描かれる。本公演は三部作のうち、第二部にあたるという。前話との繋がりの説明がないと分かり難いと思う。登場人物が多く、この公演から観るとキャストの素性と立場の整理が必要になる。相関図が書かれた当日パンフがあるとよいのだが。
    気になったところは...

    ネタバレBOX

    冒頭この物語を動かす人物が登場し怨嗟を語り、その結末がラストシーンになってくる。物語は単純な勧善懲悪ではなく、現れる集団(グループ)の現在における対立軸と過去の因縁が無条件(説明なし)で示されるため、ストーリーを追うことだけに終始してしまう。さらに人の魂を喰らう”鬼”も出現し、戦場を跋扈する。乱世を平定する、そんな崇高な理想は現実の戦闘(殺人)という非道な行為の前でどう気持に折り合いを付けるか。その心の在り様によって自分の中に鬼が棲むことになる。このリアル集団という複対立軸、歴史という時間軸、気持の葛藤という心軸が場面ごとに錯綜するため混乱する。

    一方、衣装・化粧などのビジュアル面とアクション・殺陣は迫力...と言いたい所であるが、殺陣に関しては場面に巧・稚があり、その実力は均一化できていない。殺陣は連続したシーンとして構成しているが、そこに濃淡が出ては勿体無い。脚本が分かり難い分、観せる部分で芝居を牽引してほしかった。
    一番気になったのは、脚本と演出・舞台美術がもう少し有機的であれば...。

    この舞台セットは、城壁を思わせるような建屋(石垣をイメージ)、上・下手の階段状になっているところには唐草模様が見える。また大きく「丸ニ山桜」の家紋が掲げられているが、その花弁の一つが朱色である。自分のイメージであるが、それは血塗られているようだ。色鮮やかであるが、不吉な感じもある。物語全体を印象付けているようだ。

    この公演、物語(背景)は大きなスケールで描いているようであるが、その壮大感が表現しきれていないため勿体無い。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    3部作の!?
    2部と云う事なので少し内容が???な部分がありました!役者個人的には見ごたえある人もいたし、殺陣も人によっては見ごたえありました!(SEは・・・がんばれ~でしたが・・・)続きも気になるところです!

  • 満足度★★★

    惹き付けれらず
    以前から気になっていた劇団さん。芝居も殺陣もうまいんだなと思いますが、話の造りがまるで“あみだくじ”。なんとも話がまどろっこしい!そしてこまごま入る殺陣、女子と男子一緒が多すぎて、その時のスピードが、ラスト近くで男子のみの殺陣に比べてあまりにも遅い!“あぁ待ってる”“合わせてるよねぇ”という感じがやたらとする。これ女子が下手だからということではなく、男子の方が“遠慮”しているような感じがする。あれだけスピード、切れに差があると、男子のみの殺陣をもっと観たかった!切に思います。また、衣装、なんか垢抜けないというか・・・せっかく作るんなら、もう少しデザインに美しさが欲しい。どうも美的に映えない。目立たせる為が、逆に裏目になってしまっているとしか思えない。もっと色々観て勉強して欲しいと思います。いずれにしてもいい役者が揃っているにも関わらず“惹きつけられない”もったいない舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    世界観に驚き!
    今回、初めて劇団KⅢさんの舞台を観させていただきました。
    始まるまではドキドキ、始まってからはワクワクが止まりませんでした。
    舞台全体を広く使い、ほぼ死角が無い状態の舞台でした。
    難しいのだろうなと思いきや、笑いと感動が絶妙に入っている所は、物語が進むにつれて最高のタイミングだったのでは無いかと思います。
    今作品を観て、劇団KⅢさんが大好きになりました。
    今回の舞台は世界観が独特。
    次の舞台も早く観てみたいなと思いました。

  • 満足度★★★

    何を求めているのか
    初めて見る劇団。あらすじに惹かれて見ました。
    オ-プニングでキャストの衣装やメイクで役作りの心意気がすごい!!これは楽しみと思ったのですが、前作を見ていないので何故 姉妹が争っているのかもわからず 観終わってみれば最初から最後まで殺戮の場面ばかり。残ったのは赤ん坊だけ。これで3部へと紡いでいけるのか?
    しかし、アクション・殺陣は楽しめました。

  • 満足度★★★★

    もったいない
     三部作の第二部ということのようだが、勿体ない作りである。自分は、今日、3~4分遅れて劇場に到着したため、既に公演は始まっていた。当然、入れるタイミングを待って案内して頂いたので、話の内容についていけない部分があるのではないか? との懸念があり、二名の方にお尋ねしたのだが、どうやら、筋を追える時刻には見始めていたらしい。この前提が正しいと仮定して以下の文章を書いてゆく。
     登場人物相互の関係がとても分かり難い。テーマがはっきりしており、科白自体には、考えさせるもの、深いと感じさせるものが鏤められているのに、そして役者陣は頑張っているのに勿体ないと思わせるのである。原因は、為政者が大衆を管理する時の方法論の差異という形でシナリオが書かれていないことと、演出が、その点をキチンと作者に対して突き詰めていな点にあるのではないか? 自分には時間が限られているので、劇団HPは拝見していない。偶に他劇団HPを拝見しても、こちらの必要とする情報を得る為にはとても回りくどい作業をせねばならぬのが殆どだ。現在、時間的にタイトな状況にある自分には、その時間はない。
     そもそも勧善懲悪ではない作品を目指したハズであるが、二項対立の単純を三項対立にするだけで累乗の意味する所が違ってくるのだ。まして、今作は、更に対立項が多い。最低限弁証法の意味する所をキチンと理解してからシナリオを紡がないとカオスに陥りかねない。シナリオライターは、この点に留意すべきである。

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