満足度★★★
びっくり!
正直、全然興味無かったし、むしろ行きたく無いぐらいに思ってましたが、出演者からの依頼でやむなく観に行きました。
客席のほとんどが女性の中、前から2列目のど真ん中って席だったため、自分だけが浮いてるように感じて落ち着かなかったですが、実際始まってみると以外や以外、コレがなかなかのもんでした。
確かに演技はヒドイ人もいましたが、滝沢君は結構しっかりしててオーラを出しまくって眩しかったです。
さすが「ジャニー喜多川プロデュース」と謳ってるだけあって全てが妥協なく豪華絢爛!
幕間にステージ上に川と橋を作ってみせたり、空中を飛んでみせたり、最後の桜吹雪がとにかく大量で全客席まで2cmほど積もってました。
これで12,000円は安いかも。
満足度★★★★
いつ稽古してたんですか?
ジャニーズ事務所のタレントさんの舞台は、流動的にできていて、公演初日~千秋楽の間にどんどん変更が入って変わっていく。
よりよりものを作り上げていく、ともいえるし、初日はひどいともいえる。
今回の演舞城、主演の滝沢さんは、3月末までコンサートツアーをしていた。
バックのジュニア達の半数は、3月に亀梨くんのドリームボーイズに出演していた。
稽古できてるんかい?と思って、初日に望んだ。
演舞城は3回目だけれど、一番よかったんじゃないか、と思わされてしまった。出演者が絞られた=できることにある程度の制限が入った=できることを絞り込み、集中度が高まった、なのかな。
いろんな要素を盛り込んだ第一部も、すっきりとシンプルになった。
滝沢歌舞伎は、5分程度で仕上げる白塗りはもちろん、滝沢さん自身による鷺娘・櫓のお七・執着獅子は、本物の歌舞伎ではないかも知れないけれど、本格的だったと思う。日本舞踊の稽古、正月時代劇での歌舞伎の稽古、これまでに積み上げてきたものがひとつの表現になった。
そういった経験の浅い、ジュニア達による弁天娘女男白浪は、なんとも可愛らしいものだった。よく「がんばった」と思う。
忠臣蔵の殺陣は、よりキレが良くなり、エッセンスのみであったけれど、物語を知って観ていれば、それなりに感じるものがある。
第二部の義経は、若干、首を傾げる部分もあったが、滝沢さんの義経への想い、今回からついたサブタイトル「命 LOVE」に対する思いが込められた力作だったと思う。
ここまでのものを作るのに、稽古時間をいつ取ったのか、と逆に感動。
座長としての滝沢さんのリーダーシップと、スタッフとの関係、チームで作り上げた滝沢演舞城08、これから千秋楽に向けてどう変わっていくか、どう進化しているか、とても楽しみ。
ジャニーズの舞台、初日はひどいことがある、という経験を払拭する舞台だった。