満足度★★★★
あれこれ流石
内容的には人の業から世の不条理、さらには戦争にまで言及し、構造的には伏線の散らし方と回収が巧みで、序盤の場面の疑問も最後に解消するのが流石。
古典的な「地獄らしさ」ではなく、さらに抽象系で部分的にはモダンアートっぽくさえあるのにちゃんと地獄を感じさせる舞台美術や、21世紀である今っぽいのにそれらしく見える「地獄の職員(笑)」のいでたちも面白かった。
その「地獄の職員たち」、キャラクター設定がいかにもグワィニャオン的で、中でも すわいつ郎さん演ずる人情家の鬼が良かった。(ザ・ドリフターズの雷さまのコントを連想しないでもないが…(笑))
面白かった・・・けど~
面白かった!
けど、グワィニャオンには期待してしまうので、
もっと笑いたかったな~とか、もっとひねって欲しかったな~とか、いろいろ。
次回作にも期待しています!
満足度★★★★★
たられば
輪廻転生…地獄の在り方、浄化のステップ、斬新で説得力のあるプロットと、観る者を引きつける脚本はとても素晴らしかった。深いポイントを突くもののエンターテインメントとして見せるバランスは涙と笑いのジェットコースター。コラボ企画で幅広い役者さんが集まった様ですが、特に鬼、ケルベロス、近松、奪衣婆、見ごたえある素敵な役者さんぞろいでした。
一つ残念なのは、芝居とは関係ありませんが、終演後の物販で前作DVDを手に取ってみたものの、みなさん面会でお忙しいようで、誰もいらっしゃらなくそっと元に戻しました。タイミング良く誰がいたら…次回機会があれば。また。
満足度★★★★
タラレバ!
嘆かわしい非常識な人間を見かけることの多い事例を芝居の中に取り入れ、人生のマイナスポイントとすることは個人的に気持ちが良かった。
そして、罪を犯した人の中にも同情の余地があり、タラレバの意味を組める内容にも共感できた。
ほんのわずかな違い、自分に置き換えた場合を問う芝居は興味深く観ることができた。
満足度★★★★★
初グワィ
なるほどね~。
初めて観たけど、コラボも大正解だったと思う。
面白かったわ。
役者も上手いし、演出もホンもいい。
やっぱり評価の高い劇団っていうのは、それだけの物を見せるってことだよね。
満足度★★★★★
愛のある地獄
コラボ公演ということみたいですが西村さんの脚本ですねやっぱり。いろんなものがちりばめてあり、後半ぐいぐい引き込まれて最後のつながりには鳥肌がたちました。いろんな要素の演劇的表現?みたいな構成が飽きさせないです。もう一度見て伏線を確認したかったな。劇団えのぐの舞台はまだ未見なんですが、役者さんはみんな二十代とか言ってましたがとても達者でしたね。欲をいえばもっと怪奇要素があるとこの季節にぴったりだったかもしれません。
満足度★★★★
間
間の取り方がとても上手い為、作品に幅、深み、味が滲み出て上質なエンターテインメントになっている。音響の使い方、照明の用い方も内容にあった優れたセンスを感じさせるものであった。
エンタメであるから、無論社会を根底から覆すようなラディカリズムは潜むはずもないが、因果律が支配するその価値観は兎も角として、安心して楽しめるし、ユーモア、擽り、人情などがセンチになり過ぎない形で鏤められている点、全体の構成がしっかりしている点、2劇団のコラボ公演なのにバランスの良い点も光った。殊に、若いメンバーの多い“えのぐ”の役者達の柔らかな感性が、中年メンバーの多いグワィニャオンの中で強調される効果があったように思う。
満足度★★★
最後にやっと・・・
なるほど,やっぱりグワイニャオンらしい作風だなぁ。面白い。劇団えのぐは若いなぁ。今回,グワイニャオンとコラボして,得るものはあったんだろうと思う。
満足度★★★★
らしい公演
この公演の観せ方は親切で、エピローグがプロローグに繋がりループするような展開である。伏線や散りばめたエピソードを回収し、説明しようとする感じである。その演出は、観客によって丁寧だと思うか、余韻がないと思うか分かれると思う。自分はどちらかと言うと後者である。
「グワィニャオン」と「劇団えのぐ」は、どちらも丁寧な制作をする印象を持っており、その意味で融和していた。しかし、折角のコラボなので、それぞれの劇団の特長を生かし、スパークするようなものがあったら面白かったかもしれない。
満足度★★★★
コラボ・・・いい
-奇譚-地獄たられば・・・初日の舞台、見てきました。最初おどろおどろしいムードで始まったのでどんな展開になるのかちょっと心配になりましたが、笑いあり、涙あり、考えさせられるところありと、てんこ盛りの1時間45分でした。
えのぐの皆さんの若さと、グワィニャオンの皆さんのちょっと落ち着いた感じと、客演の方々のはじけた魅力が満載でした。
劇場がちょっとさびしいところにあることを除けば、大変楽しめる作品でした。