-奇譚-地獄たられば 公演情報 -奇譚-地獄たられば」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★★

    あれこれ流石
    内容的には人の業から世の不条理、さらには戦争にまで言及し、構造的には伏線の散らし方と回収が巧みで、序盤の場面の疑問も最後に解消するのが流石。
    古典的な「地獄らしさ」ではなく、さらに抽象系で部分的にはモダンアートっぽくさえあるのにちゃんと地獄を感じさせる舞台美術や、21世紀である今っぽいのにそれらしく見える「地獄の職員(笑)」のいでたちも面白かった。
    その「地獄の職員たち」、キャラクター設定がいかにもグワィニャオン的で、中でも すわいつ郎さん演ずる人情家の鬼が良かった。(ザ・ドリフターズの雷さまのコントを連想しないでもないが…(笑))

  • 面白かった・・・けど~
    面白かった!

    けど、グワィニャオンには期待してしまうので、
    もっと笑いたかったな~とか、もっとひねって欲しかったな~とか、いろいろ。

    次回作にも期待しています!

  • 満足度★★★★★

    今回も
    脚本、面白かったです!コラボ公演、相乗効果があったのか!?なかったのか!?どちらかというと脚本にひっぱられたように感じられました。

    ネタバレBOX

    特に生まれ変わりまでのプロセス、現代社会も感じさせて面白かったです。
  • 満足度★★★★★

    たられば
    輪廻転生…地獄の在り方、浄化のステップ、斬新で説得力のあるプロットと、観る者を引きつける脚本はとても素晴らしかった。深いポイントを突くもののエンターテインメントとして見せるバランスは涙と笑いのジェットコースター。コラボ企画で幅広い役者さんが集まった様ですが、特に鬼、ケルベロス、近松、奪衣婆、見ごたえある素敵な役者さんぞろいでした。
    一つ残念なのは、芝居とは関係ありませんが、終演後の物販で前作DVDを手に取ってみたものの、みなさん面会でお忙しいようで、誰もいらっしゃらなくそっと元に戻しました。タイミング良く誰がいたら…次回機会があれば。また。

  • 満足度★★★★

    タラレバ!
    嘆かわしい非常識な人間を見かけることの多い事例を芝居の中に取り入れ、人生のマイナスポイントとすることは個人的に気持ちが良かった。
    そして、罪を犯した人の中にも同情の余地があり、タラレバの意味を組める内容にも共感できた。
    ほんのわずかな違い、自分に置き換えた場合を問う芝居は興味深く観ることができた。

  • 満足度★★★★★

    初グワィ
    なるほどね~。
    初めて観たけど、コラボも大正解だったと思う。
    面白かったわ。
    役者も上手いし、演出もホンもいい。
    やっぱり評価の高い劇団っていうのは、それだけの物を見せるってことだよね。

  • 満足度★★★★★

    愛のある地獄
    コラボ公演ということみたいですが西村さんの脚本ですねやっぱり。いろんなものがちりばめてあり、後半ぐいぐい引き込まれて最後のつながりには鳥肌がたちました。いろんな要素の演劇的表現?みたいな構成が飽きさせないです。もう一度見て伏線を確認したかったな。劇団えのぐの舞台はまだ未見なんですが、役者さんはみんな二十代とか言ってましたがとても達者でしたね。欲をいえばもっと怪奇要素があるとこの季節にぴったりだったかもしれません。

  • 満足度★★★★

    地獄?
    なんだか楽しそうな地獄でした。
    笑いあり、感動ありで、とてもよかったです。

  • 満足度★★★★


     間の取り方がとても上手い為、作品に幅、深み、味が滲み出て上質なエンターテインメントになっている。音響の使い方、照明の用い方も内容にあった優れたセンスを感じさせるものであった。
    エンタメであるから、無論社会を根底から覆すようなラディカリズムは潜むはずもないが、因果律が支配するその価値観は兎も角として、安心して楽しめるし、ユーモア、擽り、人情などがセンチになり過ぎない形で鏤められている点、全体の構成がしっかりしている点、2劇団のコラボ公演なのにバランスの良い点も光った。殊に、若いメンバーの多い“えのぐ”の役者達の柔らかな感性が、中年メンバーの多いグワィニャオンの中で強調される効果があったように思う。

  • 満足度★★★★

    地獄の話ではありました・・・
    で、なかなかに積み重ねたエピソードが楽しめた約2時間弱の作品です。

    ネタバレBOX

    ・・・・・自虐ネタで開演時間が何故5分遅れる(本公演も遅れました、この通りに・・。)と突っ込みを入れるシーンが何とも可笑しかった=わかってて改善できないのは構造欠陥??

    あ~さて作品は、2部構成風で最初は各人間個人に付いて人生のライフポイント=善悪の行動にてポイントつける話をプロローグ風にして。メインはマイナスポイントのままご臨終されて、地獄に落ちた主人公らが、その場所の管理”鬼”を泣かせることによって地獄を抜け出す行動をする話。泣かせ方は何でもOKで。感動する話とか、料理の美味さとか、さまざまです。でもタイムリミットがあって=鬼が10数える間に何かしないと鬼は豹変して各人を襲うと言う設定あり。鬼役のすわいつさんはパンチパーマにふくよかなおなかで、赤鬼らしい外見ながらスーツ姿で泣き上戸風なのが楽しかったです♪

    作品上の地獄の雰囲気は「鬼灯の冷徹」に出てくる地獄に似ていたかなぁとか思えたですね~(地獄の番犬ケルベロスちゃんの格好も楽しかった(^^)

    しかし、あらためて地獄の拘留期間とかパンフに載ってるの見ると。40億年ぐらいで地球は太陽に飲み込まれるらしいのに。兆単位での期間があるのは凄いなぁと思えるデス=弥勒さまも56億7千万年後に来ても地球、太陽の中ですが・・・どう救うのだろう?(^^;)?

    ちなみにライフポイントの話は結構ツボで。路上の空き缶とか拾ってリサイクルBOXに入れるように行動し、帰路に着いたことを報告します(^^)

    作中の”短気マン”は受けたデスよ本当!
  • 満足度★★★

    最後にやっと・・・
    なるほど,やっぱりグワイニャオンらしい作風だなぁ。面白い。劇団えのぐは若いなぁ。今回,グワイニャオンとコラボして,得るものはあったんだろうと思う。

    ネタバレBOX

    最後にやっと全てが繋がった。スッキリした。
  • 満足度★★★★

    らしい公演
    この公演の観せ方は親切で、エピローグがプロローグに繋がりループするような展開である。伏線や散りばめたエピソードを回収し、説明しようとする感じである。その演出は、観客によって丁寧だと思うか、余韻がないと思うか分かれると思う。自分はどちらかと言うと後者である。

    「グワィニャオン」と「劇団えのぐ」は、どちらも丁寧な制作をする印象を持っており、その意味で融和していた。しかし、折角のコラボなので、それぞれの劇団の特長を生かし、スパークするようなものがあったら面白かったかもしれない。

    ネタバレBOX

    舞台セットはシンプルで、中央奥に少し高い段差のある通路または廊下をイメージさせる横台。それに沿って粗格子または乱杭・柵のような造りがある。上手は場面に応じて、舞台上に用意する箱…椅子やゴミ箱に見立てるものが置いてある。下手は、奥通路から客席側にせり出し、壁には端切れのようなものが張られている。

    人は、生前の業因によって加減ポイントがあり、地獄など六道への分かれ道があるらしい。これもよく見かける手法であるが、電車が地下に入ったら地獄…。生前、ああしていたら、ああしていれば、という”たら、れば“の悔悟の思い。その悔悟の情は、実に些細なことから、大きな過ちまで人様々である。その辻にいる衆生はどうなるのかを描いた奇譚である。
    細かな点であるが気になったところ。
    ○地獄(迷宮?)や鬼の描写が怖くないのは愛嬌だとしても、もう少し“らしさ”があってもよかった。
    ○年代・年齢に拘ると、戦時中の母子(息子)が現代と同じ風貌(若い)や思考など齟齬、違和感が見えてしまう。地獄では時間感覚が生前とは違うことの説明がもう少しあると納得出来そうである(例えば、奪衣婆は600年もこの場にいるなどと絡める)。
    ○最後に、制作サイドに…初日は満席だったようだ。そのため舞台と最前列の間に増席(ミニ椅子)していた。しかし段差がないため最前列の観客は、座臥演技は観難くなっただろう。自分は3列目段差が大きい席に座ったので良く観えた。増席位置などは、一工夫が必要であろう。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    コラボ・・・いい
    -奇譚-地獄たられば・・・初日の舞台、見てきました。最初おどろおどろしいムードで始まったのでどんな展開になるのかちょっと心配になりましたが、笑いあり、涙あり、考えさせられるところありと、てんこ盛りの1時間45分でした。
    えのぐの皆さんの若さと、グワィニャオンの皆さんのちょっと落ち着いた感じと、客演の方々のはじけた魅力が満載でした。
    劇場がちょっとさびしいところにあることを除けば、大変楽しめる作品でした。

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