ホーンテッドアパート 公演情報 ホーンテッドアパート」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-3件 / 3件中
  • 20080308
    (○´ω`○)ノ

  • 満足度★★★★★

    ご神体降臨!(^0^)
    いやはや、神とは居るもんです!(笑)

    非常に素晴らしい!


    この一言に尽きます。

    以下はねたばれBOXにて。。(2009・2・23に閉じ込みました)








    ネタバレBOX


    とあるアパートに新婚夫婦が住んでおりました。(日本昔話風)
    突然、夫が雪山で遭難します。

    残された妻の近辺に起きる奇怪な現象とそのアパートに住む人達の情景を描いた作品。

    そう!・・・ダ~リンは魔女だったのですっ!(違っ!)



    まずオープニングダンスでこの屋敷には幽霊がいるぞ!と思わせます。(非常に素晴らしいダンスです。)


    物語が進んでいくうちに、ここに住み着いている幽霊達はこの世に思い残した事があって成仏出来ないと解ります。

    そこで登場するのがインチキ霊媒師の乙花(金子あずみ)です。


    この霊媒師が実にいい。。
    自分が霊媒師なのに、本当にこのアパートには幽霊が居る!と解るやいなや、霊媒師は狼狽します!( ´;゜;ё;゜).;'.、.;'.、ゴフッ!!


    ここからの霊媒師の仕事っぷりぷりが実に楽しい!(^0^)
    笑いどころ満載でした。

    霊媒師は本当に幽霊が居ると解って逃げ出したくなりますが、周りの人達の突っ込みでそうはいかなくなります。


    周りの人の質問に「成仏しても時々この世に戻って来ます!」とか、自分自身もオカシイと思いながらトンチンカンな答えで逃げ切ります。(´- `)フッ


    更に本物の幽霊の声が聞こえ、幽霊に強要され、恐る恐るその仲介をします。(´ー `)フフッ
    その表情が非常に素晴らしいコミカルな演技なのです。


    更に更に・・自分の意思とは関係なしに幽霊に踊らされる場面では嫌々しながらも勝手に手や足が動いてしまうさまを、丁寧に上手にオモチロオカシク演技します。

    いあいあ、非常に素晴らしい女優さんです!(´ー+`)キラッ


    ワクワクドキドキする芝居というのは展開も速いです。
    観客を飽きさせない手段を心得てるのでしょうね~。。


    この本を書いた北方章裕を尊敬します。(´-ノo-`)ボソッ...




    場面は夫の行方が未だに解らない妻の方に移ります。


    妻は夫が居なくなって初めて夫の存在価値に気が付きます。

    今まで妻の自分をしっかり受け止めていてくれた夫に対し、もっと優しくしてあげれば良かった。
    もっと、大切にしてあげれば良かった。と、淋しがり屋で我侭な妻は後悔します。


    劇中、「淋しがりやと我侭は相関関係にあります。」というセリフ。

    淋しがりやは、「私を解って!淋しいから受け止めて欲しい!」と要求はどんどんエスカレートしていくらしいけれど、これってニンゲンの本質ではなかろうか?

    淋しがりやじゃあなくても、殆どのニンゲンは自分を理解して欲しい。受け止めて欲しい!と密かに思ってるのでは?


    その要求を言葉に出して言える人とそうでない人が居るだけで、本質は変わりないかと。

    そういう意味においては、生きてる人間も彷徨いながらも存在している幽霊もやはり本質は同等なのでした。



    淋しがりやの妻は夫が居ない日々に絶望し自殺しようと考えます。

    そこに霊媒師が登場し、新妻を説得し励まします。


    希望に繋がる明日を見つけよう!
    昨日よりも明日の方が楽しいと思える瞬間を見つけよう。
    どんな事があっても這いつくばって生きていこう。

    ドバーッ(┬┬_┬┬)滝涙 !!




    一方で、ずっと苛められていて友人が居なかった幽霊やかつての自分の家族が心配で成仏できなかった幽霊達はそれぞれの思いが遂げて成仏します。(T∇T)



    いやはや、素晴らしい芝居でした!
    愛とダンスと感動に満ちた芝居です。





    辛い事を一緒に乗り越えるのが愛だ!(^0^)




    そうだ!そうだ!その通り!!(建前)


    だがだがしかしだがしかし・・あんまり辛すぎるのもね~。。(本音!)


  • 満足度★★★★

    盛り沢山・・・
    タイトルに期待を膨らませすぎて何度か痛い目に遭ったこともあり、これはどうかな、と事前に危惧していたのだが・・・。

    結論から言うと嬉しい誤算、とっても素晴らしい作品。

    現世に思いを残したままあちらの世界に行くことになった為、幽霊として彷徨う者達・・。

    気配はするものの現世の者にはその存在は見えない為、様々な騒動を巻き起こす。

    基本的に、死んだ人間と残された者の話なのだが、決して暗くならず、またホラー仕立てでもなく、むしろ全体に明るい感じ。

    ダンスを随所に取り入れ、キャストの質も高く、なかなかスタイリッシュ。
    音楽の挿み方も上手い。

    最初のクライマックス、冬山で遭難し、幽霊となった夫に再会する場面でホロリとさせられる。
    これ以上のシーンはないかと思いきや、実はその後奇跡の生還を果たし、二度目のクライマックスも・・。

    効果音を上手く使い、スピーディな展開。
    また、ストーリーもなかなかよく練られており、とても盛り沢山な印象。

    何度もホロリとさせられ、観劇後、とてもすがすがしい気持ちになった。


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