15 Minutes Made Volume13 公演情報 15 Minutes Made Volume13」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
21-29件 / 29件中
  • 満足度★★★★★

    今回も魅せられました。
    今回の6劇団の演目は重なる所なく
    色んな方向にバランスのいい良作ばかり。
    (前回は濃いめの団体と演目揃いでした)
    この6演目を6角形のグラフにして
    好きの目盛を付けたら、好みの指標に出来そうな位。
    OPのタイタニックゴジラから高校野球のエールに始まり。
    中盤のダルカラでは夏休みファミリーミュージカル風
    平和記念的なイベントにも思えるし
    最後締めるフィクションズさは「終わり」の焦燥感漂う
    夏後半~夏の終わりも本当に体現した感じでした。
    アナログスイッチさんの「停電」も夏の雷雨時期ならではだね

  • 満足度★★★★

    小見美幸さん観たから満足
    ストーリーよりアイデア重視の作品が多かったですが、トリをきっちりつとめたMrs.fictionsは、ストーリーきちんとしてました。
    小見美幸さんのツンデレな感じと声が超ストライクです。

    ネタバレBOX

    タイタニックゴジラ《ベンチ》
    小ネタをまとめて15分にした感じで「もう、初日もきちゃったし、これでやるしかない!」という完成度なのかなと思いました。
    でも小ネタ面白いし、高木さんの演技はキレがあるので、また観てみたい。独り芝居でもいいので、是非やってください!

    アナログスイッチ《停電の夜に魔が差して》
    「停電で真っ暗な状態をどう表現するか」のアイデア凄いと思いました。
    そのアイデアを違和感なく感じさせる導入もすごい。
    これでストーリーがすごかったら、大変なことになっただろうと思いました。

    DULL-COLORED POP《全肯定少女ゆめあ》
    子供向けの話のパロディだけど、これを全力で演じられる役者さんたちが流石。
    勢いあって、子供向け感動シーンはステレオタイプで遊んでると解りながらも感動してしてしまう。

    ブルーベリー《Straw&Berry》
    延々と続く飲み会シーンは「やってる人達は楽しい飲み会も、端から見ると痛々しいんだ」と思うだけ。
    そこから展開して生着替えと「人殺しなのに?」だけで事態を把握させるのはうまい。
    岩崎緑さんも佐賀モトキさんも綺麗な顔立ちなのに、劇中ではそう見えないのが、演出なのか俳優の力量なのか、すごいと思いました。

    ポップンマッシュルームチキン野郎《近すぎて遠い》
    「なるほど」というオチ。加藤慎吾さんのオカマきれいで惚れました。

    Mrs.fictions《ミセスフィクションズの祭りのあと》
    小見美幸さんいいですよね。中嶋さんの作・演出にすごくはまる気がします。小見さん演じるサビは岡野さん演じるママのことを好きですよね。その辺のツンデレっぷりがツボでした。

    ストーリーもしっかりしてて、普通に考えると15分では語りきれない内容を、きちんと語っていて、さすが主催と思いました。

    今回のMrs.fictions以外の5作は、アイデア先行でストーリーが付いてきてなく物足りないとところもあったんですが、最後にMrs.fictionsみて納得して帰りました。
  • 満足度★★★★★

    凄かった!
    とにかくめっちゃ面白かったです!天才でした!やばかったです!出来ることならDVDとかにして売って欲しいです!

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    相変わらず上質の短編集ですね。時間制限の中で濃縮された作品ならではの味わいが実にいい。もうちょっと観ていたいなーと思わせる感覚が見事です。

  • 満足度★★★★

    また観てみたい劇団を見つけました。
    初見の劇団ばかりでしたが、どはまりの劇団を見つけることができました。大収穫です。

  • 満足度★★★★

    まずまず
    先月と比べ全体にインパクトが弱いと感じました。

    ネタバレBOX

    タイタニックゴジラ 『ベンチ』  ベンチ入りした一年生が辞退したことによって背番号18番を巡り二人の三年生が揉める話。

    普天間基地を返還すると言ってくれたばかりに新たな問題が起こったことを連想させる話でした。本作品では一年生からの譲渡がなかったことで決着しましたが、危険な普天間基地ではそうもいかず大変です。

    アナログスイッチ 『停電の夜に魔が差して』  暗闇の中でのドタバタ劇。

    空き巣が加わったことでドタバタ度は加速したものの、浮気を起因とした殺傷事件は防止されたわけでめでたしめでたしでした。

    DULL-COLORED POP 『全肯定少女ゆめあ』  病んだ大人たちと前向きに闘って生きようとする子供たちの話。

    中村梨那さんのゆめあは強烈で、社会の歪みによるブルマ姿には笑いました。

    Straw&Berry 『ブルーベリー』  DVの夫を殺してきたミドリに頼られた男子同級生が、彼女が自首する前に仲の良かった同級生同士の夫婦を呼んで自宅で飲み会を開いた話。

    本当は同級生同士が夫婦になっている夫の男性が好きでしたとも今さら言えず切ないですね。おもしろグッズは私にとっては博品館でした。

    ポップンマッシュルームチキン野郎 『近すぎて遠い』  ある人格のときの多重人格に惚れた医師の悲劇。

    それに並行してマゾ男の命を張ったSMプレイが進行するところがいかにもこの劇団らしいところだと思いました。

    Mrsfictions 『ミセスフィクションズの祭りのあと』  バーの裏口でゲイのママやホステスたちが無駄話をする様子を描いた話。

    中国人マフィアが絡んで浅利ねこさんの不思議キャラが生きていました。
  • 満足度★★★★★

    新劇団との出会い
    贔屓の劇団の応援と、これまでなぜか見る縁のなかった劇団を知るという目的は十分に果たすことが出来る内容でした。6団体とも15分に賭ける意気込みがもの凄くて、見応えがありました。

    ただし、私にとって新しい劇団とはいうものの、役者の半分以上が見たことのある人だったりして、横のつながりや結束、絆を感じるのと同時に、同じ人がぐるぐる回ってるミクロコスモス的雰囲気も感じてしまいました。

  • 満足度★★★★★

    お見事なクロージング
    前回盛夏バージョンに引き続き、今回晩夏バージョン観ました!

    前回も、新しい劇団さんで面白いのがいっぱいあったんですが、今回はアナログスイッチさんが初観でしたが、非常に面白かった!ベテラン勢のPMCさんとダルカラさんは、両方とも中心役者さんが抜群の演技で面白かった!

    でも、今回はMrs.fictionsさんが個人的にはダントツ良かった!前回はオープニングアクトで、祭りの始まりをダークな作品で演じ、今回はエンディングアクトで、見事な作品でクロージング。

    今回の個人的な好み順は、Mrs.fictions → ポップンマッシュルームチキン野郎 → アナログスイッチ → DULL-COLORED POP → Straw & Berry → タイタニックゴジラ、でした。

    できれば、もう一回観に行きたいです

    ネタバレBOX

    初日乾杯で、皆さんとお話できて楽しかった!
  • 満足度★★★★★

    これは楽しい名刺交換会
    複数劇団で短編を上演し競い合うコメフェスは知っていましたが、

    それよりも更に更に昔から複数劇団による
    「15分演劇」の演じ合いにこだわった
    イベントがある事を初めて知りました。

    フライヤーに「各劇団の『名刺』となるような舞台を」、

    とありましたが、巧みから稚拙まで、
    15分という制限の難しさはあれど、
    色々な劇団(の一面を)を知る、
    「名刺交換」のまたとない機会となったと思います。

    今回は「知っている劇団がいたから」、
    という理由での観劇ですが、
    次は「新しい劇団を知る為に」観劇したいです。

    イベントとしてとても楽しめたので評価☆5つとしたいです。

    ネタバレBOX

    【思った事(各お芝居)】
    ●ベンチ(タイタニックゴジラ)
    ・ フライヤーに
      「高校野球の最後のベンチ枠18番を取り合う」という面白そうな
      設定があり期待したのですが、

      ・ 物語が展開していない、動かない

      ・ 笑いを取りきれていない
        (折角のネタの数々に対してバカになりきれていない感あり)

      と、シチュエーションコメディ枠だと思うのですが、
      自分は最初から最後まで「素」の気持ちのままで
      観てしまいました。
      
      「笑い」のネタとなるきっかけは大量にあったのに「もったいない」。


    ●停電の夜に魔が差して(アナログスイッチ)
    ・ 設定の勝利。
      照明のありなしを逆転させての停電中(本来真っ暗闇だが、こちらが明転)を
      ネタにしたシチュエーションコメディ。

      設定が上手い。
      その時点でもう観客として舞台に引き込まれてしまいました。

      こういう「何か1つ」光るものを用意出来ると
      お芝居ってとたん輝き始めますね。

      笑った笑った(ノ∀`●)


    ●全肯定少女ゆめあ(DULL-COLOERD POP)
    ・ シューーーーーーーーーール、というぐらいに
      シュールな世界観表現だったのですが、
      「笑い」ネタの方がだんだんと異常な世界観に飲まれて
      「笑えない」方向にスイッチが入ってしまったような。

      物語自体「テーマ」の存在を感じつつ、
      「うーん、結局大人になる事、大人の世界」などに対して、
      どういう意味合いを含んでいたのかが
      あのお芝居の構成では理解しきれず。

      ちょっと残念。


    ●ブルーベリー(Straw&Berry)
    ・ ダークホースと言っても良いのかも知れません。
      最初大学生~25ぐらいまでの若者4人での山手線ゲームなどの
      単なる内輪騒ぎ系イベントの段では、
      はっきりいって観客側の空気感と
      舞台上とでかなり温度差があったかと思います。
      (舞台上のハイテンションに対して少しも笑えない。)

      このまま15分経ってしまうのか?と残念に思っていたら、
      メガネ女性の奏でるギターと歌に
      泣き出すもう1人の女性(眼帯付き)。

      この眼帯付きの女性が舞台に背を向けた状態で、
      この内輪騒ぎが始まった時から、
      既に仕掛けられていたのか・・・

      物語がどんどん動き始める。
      ・ トイレ、または「女性2人にして」と追い出されていく男性陣
      ・ 今回のイベント主催はこの眼帯女性だった
      ・ 眼帯女性は結婚している、「旦那と何かあった?」と心配する友人女性

      そして、メンバー2人が去り、眼帯女性が1人になった所で、
      いきなりの「生着替え」。

      (こういう場面を観たの自体初めてなので)
      本来なら少しはHな気分になってしまいそうな所、
      あまりにも痛々しい身体中の傷跡(間違いなくDVの跡)。

      今までの物語が全部コメディ方面だった事から、
      本イベント自体コメディオンリーかと思っていた所に
      この展開ははっきりいって血が引くようでした。

      しかし気持ちの方は舞台上にぐいぐい引っ張られていきます。

      ※ この時点で、少し部屋を空けた男性と
        このDV被害者女性の関係が
        ・ 単なる友人
        ・ 夫婦(=男性がDVした張本人)
        判断出来ず、この先の展開に恐怖すら感じていました。

      そこから、物語序盤で語られた女性のかつての
      子供の頃のお別れ会?に男性がなぐさめようとした行為、

      女性は「自分の事を好き?」と尋ねる、など、
      この男性は「友人(互いに?好意は持っていた)」と分かり、
      更に女性がDV亭主を殺してきた、と暗に告げる事、

      その上でこの男性が「待っている」と告げ、
      更にはかつてのようにパッチンガム?
      (名前分かりません、あの指を挟むガム)の
      ネタで女性を笑わせようとするが逆に(かつてのように)
      泣かせてしまい、
      (女性の扱いが得意ではなさそうな)男性が更に色々はげますほどに
      女性が涙して・・・

      という物語の流れが、伏線含め15分に凝縮された
      まさに「ドラマ」として、
      観劇している自分の涙腺に突き刺さりました。
      (15分中半分にも満たない時間の物語の動き/変化だけで
      まさかここまで泣かせられるとは・・・)

      そういう意味で、ある意味一番の収穫だったのは
      Straw&Berryさんでした。

      ※ 上演台本300円、買って帰れば良かったなあ・・・


    ●近すぎて遠い(ポップンマッシュルームチキン野郎)
    ・ レベル違いの巨匠

      ※ こちらが慣れている、あるいは(笑いや物語の作り、役者の演技を)
        信じきっているが故かも知れませんが

      最初から「笑い」でまず裏切らない。

      サイドストーリー、小ネタで笑いを取りつつ、
      メインの物語が「明るめ」「だけど先が見えない」形で展開していく
      (物語が動く動く)。

      そして、たった15分の展開のラストにこんな衝撃が、
      それもオカマのカツ子をこんなにも上手く活かした形で
      暴かれるとは思いませんでした。

      「単に女性が過去の記憶を取り戻し混乱する」などのラストを
      想像していましたが、やはり自分の想像の枠外を攻める劇団、
      PMC野郎。

      「そもそもが逆だった」、というラストには本当に驚かされました。

      毎回毎回、
      定番とも言えるブラックユーモアと笑いと涙と衝撃的な展開などのエッセンスを
      今回のイベントでPMC野郎という名の劇団の
      「名刺」として15分に全て盛り込んだ、
      まさに作品としてのレベルは他劇団を完全に圧倒していました。


    ●ミセスフィクションズの祭りのあと(Mrs.fictions)
    ・ なんかやさしい、ほっとする安心感、温かいやりとり
      うらぶれた町のガールズバー(!)裏のゴミ捨て場で、
      バーのママと店の金を持ち逃げしたホステスミケ、
      そしてもう2人のホステス(どちらも猫名)、
      のなんてことはない会話劇。

      だけどママが温かいし、
      ミケやその他2人も色々な事はありつつも
      それでも何かやさしさを感じさせるやりとり、会話が続く。
      (会話劇中に物語としての大きな変化を求めるのではなく、
      その空気感、暖かさをそのまま観客にダイレクトに伝えてくる、というか。)

      本イベントのトリは外せない(失敗出来ない)、
      その上で15分という時間に挑み続けた劇団が持った

      お芝居の見せ方、場の空気の作り方の上手さには、
      他劇団とはこれまた違う「巧みさ」を感じました。


    長々書きましたが、各劇団それぞれ15分の短編、
    かつセットも持ち込みと制限は多く、
    色々苦労されている面も多かったと思います。

    そこに巧みさや稚拙さが現れ
    (見せたかった面ではなく)見せたくなかった面だけを
    観せてしまった劇団もあったかと思います。


    そういう事があった上でも、
    本イベント(15Minutes Made)については、
    色々な劇団を知る新たなチャンス

    ※ 過去色々な劇団を試して、結構多くハズレを引いてしまい
      「定番劇団」しか観なくなった自分にとっては

    もう一度色々な劇団を開拓してみようかな?
    と後押ししてくれるようなイベントでした。


    小劇場演劇応援イベントとしてもかなり良いイベントだったと思います。
    ぜひ次も観劇したいです。

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