凡人16号 公演情報 凡人16号」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    タイトルに惹かれて拝見した
    が、「L’Empire des signes」がいきなり出て来たのには正直ちょっと驚いた。

    ネタバレBOX

    自分が若い頃に読んだ本だったからでもあり、まさか、今の若者がバルトを知っているなど、夢にも思わなかったからである。今作では、この本の指摘する中で最もインパクトが強いと思われる部分を冒頭に挙げる。即ち“中心の空虚”である。東京の中心に位置する皇居は空虚であると指摘しているのだ。バルトは、日本の特徴をこの空虚に観、また可能性を見出している点もあるようだが、空虚であることが、一般性を持つのであれば、それは、如何様に解することも可能なハズである。
     今作が、自分が懸念するニヒリズムの肯定に結び付くのであれば、これは、哀しいことだと言わねばなるまい。日々、安倍のようなポチが、アメリカの指示通りに日本を作り変えてゆく中で、凡人16号が、唯一度、トドとキャップとの競争に負けたからと言って、その後、自己変革の努力もせず唯唯諾諾と彼らの侮りを肯んじ、指示に従うだけ、というのは、余りにスタティックで変化という大切な要素を見落としたまま、世界を測ったつもりになっているように思うからである。作者及び演者は若い世代に属するようだが、自分達の非力のエクスキューズとして今作を提示しているならば、寂しい限りである。

     一方、以上の指摘が、残念なことに正鵠を射ているならば、そうでない生き方を提示して貰いたい。その期待値を込めて★は4つ。
  • 無題1510(15-198)
    20:00の回(曇)

    19:30受付、開場。椅子がフロアに置かれ、舞台下手にはピアノ。

    「VOICE(2014/11)」に続いて2回目。~20:54終演、~21:07ピアノ演奏終了。

    時間と場所が切り替わっているようで途中やや混乱、音楽と身体との連動は(普通のダンス公演と比べると)かなり緩いのでお話の展開に起伏がなく平坦な感じを受ける。また、流れが場のつなぎで中断するように感じてしまいました。もう少し、衣装や照明で彩りを添えるとよかったのではないかと思いました

  • 満足度★★★★

    もう一味要る感じ
    前回公演「voice」が清夏を彷彿させる爽やかでちょっぴり刺激的な意欲作であったので、今回も見逃すまいとアンテナを高くしてチェックしていました。
    本作は途中単調になり全体的にややトーンダウンした印象。

    ビートと演技がシンクロする心地よさと健康的なダンスは相変わらず健在で◎

このページのQRコードです。

拡大