『新・殺人狂時代』 公演情報 『新・殺人狂時代』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    ぶつかり合い探り合い
    光を求めて。いや、生き抜くことを求めてぶつかり合い、探り合い、励まし合い…。そんな「あい」がたくさん見えました。これから私達はどうしたらよいのか?そんな問いかけを受ける衝撃作品でした。また、役者・美術・照明・音響…と競い合い作品を一つにしようとする「愛」を感じました。

  • 満足度★★★

    30周年
    暗闇、静寂、光、衝撃。様々な立場の作業員の衝突と怒号。極限状態な中の正論の虚しさ。選択の迷いと激しい議論の展開が起こるのに水音だけはよく響く。現実でも嘘みたいな事が起きようとしているがあれが理性の感覚だったのかも。

    これまで見た日澤さんの演出の中ではかなり派手なアングラ演出というような感じで面白かった。これをまた鐘下さんがやると違うんだろうな。
    久しぶりに言いたいことを言ってる「老舗」演劇を見たっ!って印象。
    あ、流山児事務所30周年記念公演の中の一作で、鐘下作、日澤演出のためか、前説で流山児さんの「イッツ、ショーターイム!」が聞かれなかったのは残念。

    鐘下さん、密閉空間の展開がお好きなのねw

    ネタバレBOX

    暗闇が続き、役者の顔が判別づらく、誰がどこにいるのか最初はよくわからず、また転換時の目くらまし的な光の使い方はもう少し加減して欲しかった。
    携帯電話の持ち込みは禁止?とか、内線電話とかはない現場で、放射能の危険物質を含んだかなり繊細な現場なのに、地上で作業しているような作業着姿に多少違和感も。

  • 満足度★★★★

    ダンディを極めると...
    『懐かしい感じの芝居』と、関係者の客らしい男が言いながら、かえって行きました。言わんとしたことが、何だかわかる気がします。武骨だけど、圧倒される感じのエネルギーが伝わってくる。

  • 満足度★★★★★

    役者陣の熱量が圧巻
    これは今われわれに問われている問題の縮図のようにも思えた。骨太のドラマがとても見ごたえがあった。特に、男たちのぶつかり合いを演じた役者陣の熱量が圧巻だった。

    ネタバレBOX

    原子力発電所内の奥底の現場で予期せぬ大地震が発生して命運を共にせざるを得ない窮地に追い込まれた男たち。統率力のあるリーダーを選んで身を委ねるべきか、それとも皆んなで知恵を絞って合議制で行動すべきか? しかしそれに重なるように、権力側の人間とそれを暴こうとする人間の対立の構図も次第に明らかになってくる。そんな対立も、生死の極限状態に近づくにつれ、心の奥底にある純粋な感情にかき消され、新たに生まれた連帯感によって全員を一つの行動へと突き動かしていった。
  • 満足度★★★★

    骨太
    流石日澤演出。

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