満足度★★★★
仲直りするために果物を
貧乏な兄(遠藤雄弥)と妹(吉田彩乃)が暮らす掘っ立て小屋に、借金取り(岡部たかし)がやってくる。いつもながら、すっとぼけた厚かましさが可笑しい。そしてエロい。
満足度★★★★
このタイトルでこの内容!?/約100分
人が綺麗事を言ってられるのは心にまだしも余裕があるから。
極限状況に置かれれば、目先の利害しか考えない浅ましい姿を誰しもがさらす。
そんな待ったなしの状況に置かれた人間たちを乾いたタッチで描き出したブラックコメディ。
人の私欲を炙り出すシチュエーションの構築がじつに巧みで、大いに引きつけられました。
満足度★★★★★
サイドがメイン
鳥のように魚のように、目の端に捉えておかないと感情の導火線を見逃してしまう、笑いながらも隙を見せられない。曖昧に始まり曖昧に終わる、カタルシスを覚えながらもスッキリとはさせてくれない“悲劇的喜劇”。日常に噴き出す本能に人間の裏表が掛け合わされて、倒錯の世界へ転がり落ちるように招き入れられる。あー面白い。