満足度★★★
惜しい
一寸長過ぎる。明らかに削っていいと思われるシーンが多い。必要のないキャストも多い。更に場転もモッサリしていて観る側が切れてしまいそう。ただ、人物造形は素晴らしいし、テキストも嫌いじゃない。山森信太郎は物語の中での効き方が特に良かった。百花亜希の使い方が勿体ない。全体的に惜しい。次回作に期待。
満足度★★★
長くて疲れた
個人的には、いらないだろうシーンや場転が多く、モッサリした印象。2時間20分という実際の時間以上に長く感じ集中力が持たず疲れてしまった。
内容については笑える箇所や考えさせられる内容ではあったかと思うが、上記の通り集中力が持たずちゃんと理解出来ていない感じがして残念である。
シーンを削ったりする等、スッキリさせたら印象が違うんだろうと感じた。
とにかく長くて疲れたというのが印象。
満足度★★
ただゲンナリ
ただただゲンナリさせられた。
胸糞悪い思いをさせられて「良かった」と言う趣味は無いので、正直金を払って嫌な気分になった。
上演時間の長さが無駄なシーンの積み重ねだったり、見るべき所の無い転換の多さだったり、芝居の質は悪くないのに、色んな所が惜しいと感じた。
満足度★★★★
胸くそ悪かったです(いい意味で)
観ている間中ずっと胸くそが悪かったです(いい意味で)。
そして、見終わった後にこんなにカタルシスがないのも久しぶりでした(いい意味で)。
物語は田舎の高校野球部のメンバーとその監督を中心に話が進んでいきます。
この監督がまぁ、理不尽・でかい・顔が怖いと現実世界では絶対に関わりたくないタイプの人間で。
なんだが松岡修造から愛を引いて暴力を足したようなそんな人物でした。
弱小だった野球部をベスト16にまで導いたってことで周りの教師やら町の人やらには評判が良くて。
暴力行為もなんだかんだ好意的に解釈されて全部うやむやにされていくという。
主人公のキャプテンをはじめ野球部員は逃げるに逃げられず不満をぶつけられるわけもなくただひたすら耐え続けるという地獄のような状況なんです。
でも、この構図って「田舎」とか「体育会系」とかあんまり関係なくどこにでも転がっている、言ってしまえば「ありふれた話」でもあるのでは。現に体育会系とは縁遠い生活を送ってきた身でも、理不尽な禅問答ふっかけてきたり、力関係をフル活用するやつは人生でいくらでも出会ってきたなぁと。
そして、もちろん一番むかつくのは野球部監督なんですが、それを良しとしてしまう周りの大人だったり、抜けると決めてもビビってしまって結局従うだけの周りの部員とか、最終的に屈してしまう主人公とかも含めて自分を重ねて、凄いいやな気分になるんですよ。
パンフレットで作・演の池内さんも書かれていましたが、(おそらく作品の結構な割合が池内さんの身に起きていたこと)まだ出来事から抜け出せていない。どうすればいいのかわからないっていうことなんじゃないでしょうか。
第3回公演ということで、これから長いお付き合いになりそうな劇団になりそうです。いつか、この現実を乗り越えられるような作品を作ってくると嬉しいです。
満足度★★★★★
理不尽な現実
あまりに理不尽だが、恐らく多くの部分で作・演出の池内風氏の実体験であろう舞台。コメディ調ではあるが、高校の部活動について考えさせられる。
以下、ネタバレで。
満足度★★★★★
驚きました。
こんな強烈なメッセージ性のある物語になるとは思わなかった。
野球部と監督と学校を通した日本の精神構造の縮図。
2時間20分と聞いたときは覚悟したが、後半の展開に主人公の心理描写に目が離せなかった。
こんな団体だったんだ。と、本質を覗いた気分で興奮した。
満足度★★★★
長くて上手い
見終わった印象は、役者がみんなキャラクターが立っていて上手い!野球部の顧問が登場するたびにムカついいていました。
ストーリー展開もとてもうまくて飽きませんでした。
でも、長すぎると思うところがあるように感じました。面白いけど省けるところがあったのではないかと感じました。
それに面白いけれど場面が短すぎて暗転になるところが前半多すぎて感情移入しにくかった。
舞台はテレビや映画ではないのでカット割りが目の前で行われているように感じました。大道具移動を見ていて楽しいもっとショウみたいにできないか?
いろいろな可能性を感じられる劇団でした。
満足度★★★★
確かに、ある意味で喜劇。でも断じてコメディーじゃあない。/約145分
超ワンマンで横暴な監督のもと、普通の高校生には無縁な数々の理不尽を味わわされる野球部員たちの物語。
監督の言動・行動には想像では生み出し得ないリアリティと凄み、いやったらしさがあり、話はほぼ実話だろうと想像されるが、作・演出家の分身とおぼしき主人公はよくもあんなつらい日々に耐えたもんだなぁ、とつくづく。
主張する演劇ではなく、客に問いかけ考えさせるタイプの演劇なので、腑に落ちないものを抱え込んで劇場を去る人も多かろうし、私もその一人だったが、主人公も監督も配役がドンピシャだわ、監督の鬼っぷりを示すシーンはハンパない生々しさだわ、百花亜季さんの役どころは魅力的だわ、何より話がリアルだわで、私はむんずと心をつかまれ、150分近い上演時間もさほど長くは感じなかった。
そしておそらく、いろんな工夫が盛り込まれた攻めの演出も見飽きなかった一要因。
満足度★★★
理不尽の洗礼
受け手側の取り次第だから、さらっと流せる人もいれば、トラウマレベルで人生を狂わされちゃう人もいる。仲間だと思った人が向こう側だったりするのも世の常。上演時間がもう少しだけ短ければなぁ。
満足度★★★★★
嫌悪感がするが、芝居は凄い!
かわいい劇団名とは違う、嫌悪感のする内容である。観客の受け取り方に違いがあるだろうが、それだけ芝居...自分は演出・演技に見応えを感じた。
この芝居から感じるのは、いろいろな柵(しがらみ)、閉塞感から脱却したく、もがく若者がいるという印象である。
この公演の目を背けたくなるような迫力、圧迫感は半端ではない(芝居としては好意的な意味)。
少し気になる所もあるが...。